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未来のきみへ 大人からの手紙



小さい頃は、非力な自分。

親や大人がすべての世界だった。

敷かれたレールの上を、ただ歩く。泣いて、笑って、怒って、喜んで。

小さな頭で考えることは、視野の狭いことばかり。

何も経験していない小さな社会で、答えを出そうとしていたけれど、

その答えはいつも心の中にしまいこんで、もやもやしていた。

そんな記憶が、今もふっとよみがえることがある。



自分が親になったとき、自然と思い出したのは、

かつての自分が子どもだった頃の記憶だった。

子育ての参考書は、案外あの頃の自分だったりする。

そして時々、親の姿も思い出す。

自分の親がしてくれていたこと、しなかったこと。

それを思い出しながら、どこかで忖度しつつ、子育てを続けている自分もいる。

親だって、いつも立派な教師でいられるわけじゃない。

日々の暮らしや環境に追われ、いっぱいいっぱいになることだってある。

でも、そんな中でも私は、心のどこかにずっと置いていた言葉がある。

「怒るな、叱れ」

叱るとは、やってはいけないことを子どもに教え、諭すこと。

手が出そうになったとき、それはもう“怒っている”ということ。

感情が先に来ている証拠だと、自分に言い聞かせる。

でも、そうなるくらい、子どものことを真剣に思っている証拠でもある。



親もまた、子どもと一緒に歩いている。

子どもが親にしてくれている。子どもが、大人を学ばせてくれている。

子どもたちは、非力で無力に見えるかもしれない。

でも、ちゃんと役割を持っている。

この先、未来の子どもたちには、無限の可能性がある。

その可能性を伸ばしてあげること。

閉じ込めないようにそっと見守ること。

それは、まわりの大人たちにしかできない、とても大切な役割だと思う。


習い事をたくさんさせるのも、

小さな興味に気づいてあげるのも、

どれも子どもの可能性を広げてあげる手段のひとつ。

時には先頭に立ち、

時には横に並び、

時には後ろから背中を押してあげる。

それだけで、十分たくさんの道を子どもに渡せるはずだ。

夢や希望は、子どもたち自身の中にちゃんとある。

それを信じる力さえあれば、何度だって立ち上がれる。

大人たちは、その小さな芽に水をあげたり、日を当てたりして、

子どもたちの「なりたい自分」を一緒に支えていけたらと思う。



これから大きくなる君へ

この世界には、君の味方になりたいと願っている大人が、ちゃんといます。

だから、信じて。
君が歩く未来は、君だけのものだから。


世界中の、今まさに育っているすべての魂たちへ。
あなたが今いる場所が、すべてではありません。
未来は、あなたが思っているよりもずっと広いのです。
夢を抱いて。希望を持って。手を伸ばして。
あなたが“本当に”なりたい自分になってください。
それは、決して“嘘”なんかじゃありません。(白咲聖羅 original英文:和訳)





#これから大きくなる君へ


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