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たまごパンとミニスカ喪服と、じいちゃんの11回目の命日

今日、じいちゃんの命日だったので、お墓参りに行きました。

うちの地域は迎え盆の8月13日にお墓参りするのが一般的なんだけど、

じいちゃんが死んでからは、9日と13日の両日に両親がお墓参りに行くので、

子供、孫たちは毎年の予定に合わせて、それぞれどちらかにお墓参りに行く感じになってます。



じいちゃんが死んでから、今日で11年経ちました。

11年前にじいちゃんが死んだ日、私は娘を妊娠していて、妊娠5ヶ月くらいでした。

姉の子供も小学生と保育園児でまだ小さくて、
弟はまだ東京で仕事をしていました。(コロナ禍をきっかけに地元に帰ってきて、今は地銀の銀行員)

そう考えると、11年ってすごい年月だよね。

娘は10歳になって、じいちゃんのは初ひ孫(姉の長女)は成人して、

イトコもその後、子供が2人できて、じいちゃんのひ孫は今5人になってる。



じいちゃんの葬式はお盆だった。

じいちゃんは会社を経営していて、退職後もボランティアとかをやっていたので、

とにかく参列者が多くて、でっかい葬式だった。

じいちゃんは、肺炎でほとんど突然死みたいな感じで、

入院して、わりとすぐ死んじゃったんだけど、

1回意識が戻って元気だった日があったらしい。

私はその時、つわりと切迫流産で同じ病院に入院してたけど、

その意識が戻った日にはお見舞いにいけなかった。

その数日後に退院して、じいちゃんの病室に行ったときは、もう生死をさまよっていて、

じいちゃんと最後にお話できなかった。

弟は東京にいて、お盆休みを前倒しで帰ってきたときは、

もうじいちゃんが死ぬ前日で、弟もじいちゃんと最後にお話してない。

私の両親、祖母、姉とその子供たち、伯母、イトコ夫婦が最後にじいちゃんと話せたみたいだけど、

最後まで「どちら様ですか?」って、入院してボケちゃった振りをしていたみたい。

もちろん、頭はしっかりしてたみたいで会話は普通にできたみたいだけど、

死ぬ直前にそういう冗談とばしてるじいちゃんって、大物だよね?

私もそんな風になりたい。というか、そんな楽しそうな最期の場所に行きたかったな。

弟は東京から帰ってきたのが正月ぶりで、半年ちょっとで、

なぜか体重が10kgくらい激痩せしました。

部署が変わって歩く時間が長くなったという
健康的な痩せ方だったんだけど、

それまでは、肥満気味の体型だったので、
色んな親戚から葬式で

「◯◯くん(弟)に似た人が受付してたけど、あれ誰なの?」

って、聞かれて「本人です」って何回答えたかわからない笑

姉ですら、「受付に弟に似てる人いたー」って言ってて、

じいちゃんの死よりも、弟の激痩せ別人疑惑にみんな引っ張られてる状態だった笑



私はつわりもまだあって、切迫流産気味だったから、葬式だけで焼き場までは行かずに、

途中で帰らせてもらった。常に吐きそうだから、じっとしていられなくて、

落ち着きのなさに拍車がかかってた。

妊娠してて途中で帰ることも、事前に親戚に伝えてあった。

姉はちゃんとした喪服があるはずなのに、

なぜかミニスカの黒いレースのワンピースで参列していた。

母に「その服大丈夫なの?」と言われていたけど、

姉は次女を産んで数年くらい、激太りしていたので、ちょうどその頃だったのか、

喪服が入らなくて、じいちゃんが思ったより早く死んじゃったから間に合わなかったらしい。

しかも、そのワンピースが胸の下で切り替えがあって、下がフワッとするタイプだったから、

姉のシルエットが完全にマタニティライン。

私はつわりで激痩せしてるから、お腹も全然出てなくて、普通にタイトな喪服着てたんだよね。

だから、親戚の人たちが妊娠してるのが姉の方だと思ったらしくて、

それで姉に
「妊娠8ヶ月くらいですか?」
「お腹触ってもいいですか?」

って、マタハラ?ではないけど、何ハラなのかわからないことをやってて、

でも、姉もカラッとしてるから陽気な感じで、

「私じゃなくて、妊婦はこっちなんですー」
って、言って、

親戚の人たちが、私のつわりでの激痩せしてて妊婦に見えない体型と、顔色の悪さを見て、

「帰った方がいいよ」

って気を遣われるという、葬式なのにコントみたいなことがそこら中で起こってた笑

おじいちゃんは90歳で大往生だったから、みんなで明るく見送っていた。

たまごパンが好きだったので、母が棺桶にたまごパンをじいちゃんの口元に大量に入れてて、

それを父が「食わせすぎやろ!」って突っ込んでて、みんな笑ってるような葬式だったけど、

でも、「食わせすぎ」って笑ってた父が、出棺の挨拶のときに突然ポロポロ泣き始めちゃって、

挨拶にならなかったのを見て、気丈に振る舞ってた父や、妙に明るい葬式が、

なんかすごくみんなの思いでできてるんだなーと思ったら、私は父以上に涙ボロボロ。

父より泣いちゃいけない立場なんだけど、妊婦だから涙腺が緩かったんだよね。



じいちゃん、あんなにかわいがってくれたのに焼き場まで行かなくてごめんね。

あの時にお腹にいた娘、じいちゃんにも抱っこして欲しかったな。

あと数ヶ月どうして待っててくれなかったのかな。

なんて、じいちゃんを思い出しています。

ちなみに、娘は当時、性別がわかる時期まで来てて、

「男の子です」って病院で言われてて、みんなから「じいちゃんの生まれ変わり」だね

って葬式で色んな人から言われたけど。

その直後の検診で、いきなり女の子になっちゃったんだよね。

そんなことある?って思うけど、娘はじいちゃんの生まれ変わりではないんだろうな。

当たり前だけど、娘は最初から娘だよね。

もし生まれ変わってても、じいちゃんはじいちゃんのままでいてほしい。

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