雨の作品集8:「雨の精」
ポツ、ポツ。シトシト。
鳥の声が聞こえる。
雨が地面に落ちる時。
水がわずかに跳ねる時。
それはまるで私の心で、湖面に雫が一滴落ちるように、こっそり喜びやワクワクといった感情がぽちゃんと跳ねる。
雨の聖堂。
落ちる湖面。
周りは霧に包まれる。
それは静かな。
その聖堂は、青くて優しくて、きれいで。
そこに入ると動物たちが休んでいて。
僕は、彼らに挨拶すると、並べられた椅子に座る。
それは古い教会で、僕はほこりを指でなぞって指についたほこりを息で飛ばす。
急にさみしくなったり、悲しくなったり。
でもそれは優しかったりしていて。
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目の前には濡れた家の瓦が、窓から見える。
シトシトと…。
濡れている…。
