♯6 愛犬タバサとの17年の軌跡。僕の毎日に“彩り”をくれた話
【目次】
1. 2009年、僕とタバサの物語が始まった
2. 「おかえり!」がくれた365日のぬくもり
3. 2025年の別れと、今も続く心のつながり
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1. 2009年、僕とタバサの物語が始まった
犬と一緒に寝るなんて、当時の僕には考えられませんでした。
動物は好き。でも共に暮らすことは、自分には縁のないことだと、どこかで思っていたんです。
そんな僕が変わるきっかけは、2009年。
妻と結婚し、彼女が連れてきた1匹のトイプードルとの出会いでした。
名前はタバサ。当時1歳でした。

最初は、全く懐いてくれませんでした。
リビングに座っていても目も合わせてくれず(悲しい…)、距離をとられ、僕が近づくと、スッとテレビの裏に隠れてしまうほど。

「完全に警戒されてるな……」
でも、それでも、僕は毎朝6時に起きて散歩に行きました。そして、毎日エサをあげました。
夜は仕事で遅くなっても、終電で帰宅後に夜道を30分歩きました。
一日 朝晩 計1時間、365日、毎日。
いつもの一言。
「散歩行く?」
と聞くと、タバサの耳がピクッと動き、目がキラッと光る瞬間が!!
少しずつ、僕たちは“他人”(他犬?)から“家族”へ変わっていきました。



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2. 「おかえり!」がくれた365日のぬくもり
信頼が芽生えてからのタバサは、とにかく一途でした。
ある日、雨の夜に仕事でクタクタになって帰ったら、玄関ドアのすぐ向こうから
「カリ、カリ、カリ、カリ!」
と前足でドアをコスる音が聞こえてきました。
そっと開けると、そこにいたのは、タバサ。
全力でしっぽを振りながら、ぴょんっと僕の胸に飛びついてきた!
妻曰く
「ドアの前で、ずっとドアの向こうを見つめて座ってたよ」
と。
マジか……
泣けるやん……
それが、毎日続くんです!
どんな日も、必ず。
体全体で、全力の「おかえり!」を頂きました。
落ち込んだ日も、悩んだ日も、嬉しい日も、毎晩変わらず出迎えてくれました。
気づけば僕は、休日はタバサと2人で探検に出かけたり(1時間くらい)、夜はベットで一緒に丸くなって眠る関係になっていました。
「犬って、こんなに全力で寄り添ってくれるんだな」
それが、人生で初めて心から思えた瞬間でした。
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3. 2025年の別れと、今も続く心のつながり
でも、24年12月から急に体力が落ち始め、歩くのも困難になりました。
最期の3ヶ月は腎臓が悪くなり、食欲も落ち、毎日皮下点滴を自宅で打ってました。
食べられるのは、大好きだったチュールだけ。

彼女が苦しまないように、ただ静かに寄り添う日々。
抱きかかえる腕の中で、だんだんと軽くなっていく体。
それでも、目が合うと小さくしっぽを振ってくれる姿に、僕は毎日泣きそうでした。
そして忘れもしない、2025年3月22日。
朝、妻の腕の中で、呼吸が浅くなり、少しずつ目を閉じてゆき…
タバサは17歳と3ヶ月で静かに旅立ちました。
お別れは、ペットと暮らす以上、避けられないこと。
でも──僕の心の中には、今もタバサが生きています。
名前を呼べば思い出せる。
背中を押してくれたあの瞳や、散歩中の風景、あたたかい体温。
そして、毎日の全力の「おかえり」。
全部、忘れません。

──
タバサへ
僕の人生に、全力で”彩り”をくれて、
本当にありがとう。
出会えて良かった。
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最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
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