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みなさん、体を鍛えましょう!!やっぱね、健康が一番だよね! | フィットネス記事


 私の祖父は、大日本帝国海軍であった。そして、今もなお、祖父に言われた言葉が、私の根本的な指針として深く心に留めている。

 戦争を美化するつもりは毛頭ない。互いの国益のために、人が人を殺し合うことを是認すべきではないし、賛美するものでもない。
 人を殺めれば罪に問われるが、国のために大勢の人を殺めれば英雄となるというのは、本当におかしな道理である。

 ただ、当時の状況で戦い、傷つき、生き残り、そして今日の日本を築き上げてきた精神力と行動力、そして考え方の多くは取り入れるべきだと私は思っている。

 今もなお、困難な局面に立ち向かいし時は、「私は大日本帝国海軍の孫である」と自らを奮い立たせようとしている。
 あの時分は、私は体験こそはしていないが、祖父を見て、話は聞いている。そして、実際に艦上で戦い、機銃で撃ち抜かれた祖父の体を、幼い私は一緒にお風呂に入りながら、何度も見てきた。その生々しい体験は、私の脳裏にいつまでも残っている。

 こんな話を現代にすると、過激な思考の持ち主かと思われるかと考えているが、こんな時代だからこそ、各個人が背を伸ばし、守り続けていかなくちゃならないのではないかと感じている。


 着任に際し、希望を二つ述べておく。
 その一つは人の和である。協力一致して愉快に、しかも元気で「伊勢」の戦闘力発揮のために頑張ってもらいたい。
 その二は、闘志旺盛でなければならぬ。戦闘に直面して最も肝要なことは、この旺盛なる闘志である。最後まで頑張る者が初めて栄冠を得ることができる。 精神をしっかり持つためには、何といっても健康である。健康なる精神は健全なる身体に宿るのである。
 この一ヵ年、朗らかに愉快に勤務せんことを望む

昭和十二年(1937年) 山口多聞氏 45歳の時

 山口多聞氏が戦艦「伊勢」艦長に就任したときの訓示である。
とても、明快で分かりやすく、勉強になる。

伊勢型戦艦 一番艦

 陸と違い海の上では、艦の中にいるものが和を重視しなければ、簡単に艦が沈んでしまい全員が洋上に投げ出される。
 昔の話となるが、例えば、左舷と右舷の内、左舷が直接戦闘に入った際、右舷は左舷を救いに行ってはならない。なぜならば、左舷に人の重さが乗り、艦自体が転覆してしまう恐れがあるからである。そのため、乗組員全員が互いに信頼し合わなければならないのである。

 艦の中では、いつ洋上に投げ出されるか分からない不安を抱えながらも、規律を守り、お互いが信頼し合い、尊敬しながら、戦うことが求められるのである。


 私は、会社や企業の中の1つの組織において、かなり有用な訓示ではないかと考えている。
 大事なのは何より「健康である」いうことなのだ

 私の祖父も生前、口酸っぱく言っていた。「健全なる肉体には、健全なる精神が宿る」と。
 私が精神を病んでしまったのも、「健康」ということを疎かにしたツケが回ったのだと、反省している。

 祖父は90歳を超えて病床に臥してもなお、最後まで背が曲がることが無かった。それは、強靭に鍛え上げられた肉体のみならず、彼の精神が強かった故だと思う。

 体を鍛えるということは、健全な精神を鍛えるということであり、皆を守り、自分も守る。その順番を心に留めて、今日も自らの肉体を少しでも鍛えてゆきたいと思ふ。


山口 多聞(やまぐち たもん、1892年(明治25年)8月17日 - 1942年(昭和17年)6月6日)は、日本の海軍軍人。海兵40期次席・海大24期次席。ミッドウェー海戦において空母飛龍沈没時に戦死。最終階級は海軍中将。位階は正四位。

Wikipediaより


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