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酷いことを言われても言い返せないのはなぜ?

会社の同僚から稀にだが、酷いことを言われたことが何度かあった。

ちょっとした裏切り行為をされたこともあった。

相手にも言い分があるのだろうが、ぼくの心の中に彼らの言葉が残っている。

と言うことは、ぼく自身が納得できないような言葉を浴びせられた証拠なのだろう。

ぼくが何か余計な一言を、言ったのかもしれない。

相手はぼくの言葉に反応して、逆襲に転じたのかもしれない。

ただし、ぼくにはその自覚がない。



いつものことなのだが、酷い言動をされたとしても、ぼくはなぜか言い返せない。

理由はどうあれ、酷いことを言われたのだから、言い返す権利くらいあるはずだ。

しかし、どうしても口がもごもごしてしまう。

その時の心理を分析してみる。


いくつかの案が考えられる。

①もともと饒舌ではない。
②気が小さいから、いざという時に気が動転してしまう。
③相手との関係を壊したくない。
④相手が言うことも一理あると、その時は思っていた。
⑤どうでもよかったので聞き流していた。

どれが当てはまって、どれが当てはまらないか、明確に決めることはなかなか難しい。

①について
ぼくは饒舌ではない、ことはない。

会議の場でもそれなりプレゼンができるし、会社の同僚とコミュニケーションは図れている。

しかし、咄嗟に思いもよらないことを言われると、返す言葉をなかなか見つけられない。

②について
突然に酷き言葉を浴びせれらても、一瞬で怒りの念が発火しない。

ぼくの怒りは、後になってじわじわ湧いてくる、

だから、その場をやり過ごして後々まで引きずるからタチが悪い。

③について
どうしてもこの念が先走る。

もう一生会うことがないならいいのだが、明日以降も顔を突き合わせる。

酷い言葉を浴びせ返して、明日からどんな顔で話せばいいのか、と思うとどうしても我慢してしまう。

④について
③と関連する。

無理にそう思い込んで、自分を納得させようとする。

そうすれば、怒りの念を制御できる。

相手から逃げているんだな。

⑤について
②と関連する。

その時は大した話しじゃないじゃないかと思ってはみるものの、やはり後から思い起こすと、何か違う、何かおかしい、何か腑に落ちない、そんな念が湧いてくる。

それなら、その場で怒り散らせばいいのに・・・

結局、なんだかんだとどれも当てはまってしまった。

どれか一つという訳ではなく、関連しあって。

ぼくの人格を変えない限り、この癖は治りそうもない。

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鈴々堂 / 昭真 小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。