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rion119
たった1℃の変貌:扇風機で過ごせた夏はどこへ行ったのか
子供の頃、夏は扇風機だけで過ごせた。
あれは半世紀ほど前のこと。
家族を差し置いて、扇風機の前に陣取っていた。
現代はどうだろうか。
エアコンがなければ、命を落とされる方がいる。
夏の気温が、そんなに高くなってしまったのだろうか。
調べてみると、50年前から夏の平均気温は1℃上昇しただけらしい。
たった1℃だ。
それだけのことで、人々の生活は一変してしまうものなのだろうか。
例えば50年前の猛暑日の日数が10日だったとする。
現代の猛暑日が同じ気温だとしても30日だったなら・・・。
平均気温にしてしまえば微々たる数字になるが、猛暑日が20日も長くなる。
とにかく夏が長くなることが問題だ。
最初から暑い日が10日だけだとわかっていたら、個人さはあるだろうが、何とか耐えられるかもしれない。
それが1ヶ月以上続くとなると、心が折れてしまいそうだ。
だから余計に暑さが身に染みる。
暑いのは当然だが不快だ。
それより厄介なのが湿度だ。
ジトジト感が不快で仕方がない。
どうなのだろうか?
そのジトジト感が、子供の頃よりパワーアップしていないだろうか。
大人になって体の感覚が、敏感になってしまっただけのことなんだろうか。
確かに汗をかいたって、平気な顔で過ごしていた。
今は?と言うと、とにかく汗をかきたくない。
汗をかいた後の服にまとわりつくようなベタベタ感が、たまらなく気持ち悪い。
とにかく現代の夏は暑い。
たったの50年で、こんなにも変わってしまうものなんだな。
この気象の急激な変化は、この先も続くのだろうか。
いつか人が屋外で生活できなくなる日がくるのだろうか。
毎日がうんざりするような暑さだ。
扇風機の前でスイカを食べていた子供の頃が懐かしい。
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小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。