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たった1℃の変貌:扇風機で過ごせた夏はどこへ行ったのか

子供の頃、夏は扇風機だけで過ごせた。

あれは半世紀ほど前のこと。

家族を差し置いて、扇風機の前に陣取っていた。

現代はどうだろうか。

エアコンがなければ、命を落とされる方がいる。

夏の気温が、そんなに高くなってしまったのだろうか。

調べてみると、50年前から夏の平均気温は1℃上昇しただけらしい。

たった1℃だ。

それだけのことで、人々の生活は一変してしまうものなのだろうか。



例えば50年前の猛暑日の日数が10日だったとする。

現代の猛暑日が同じ気温だとしても30日だったなら・・・。

平均気温にしてしまえば微々たる数字になるが、猛暑日が20日も長くなる。

とにかく夏が長くなることが問題だ。

最初から暑い日が10日だけだとわかっていたら、個人さはあるだろうが、何とか耐えられるかもしれない。

それが1ヶ月以上続くとなると、心が折れてしまいそうだ。

だから余計に暑さが身に染みる。


暑いのは当然だが不快だ。

それより厄介なのが湿度だ。

ジトジト感が不快で仕方がない。

どうなのだろうか?

そのジトジト感が、子供の頃よりパワーアップしていないだろうか。

大人になって体の感覚が、敏感になってしまっただけのことなんだろうか。

確かに汗をかいたって、平気な顔で過ごしていた。

今は?と言うと、とにかく汗をかきたくない。

汗をかいた後の服にまとわりつくようなベタベタ感が、たまらなく気持ち悪い。




とにかく現代の夏は暑い。

たったの50年で、こんなにも変わってしまうものなんだな。

この気象の急激な変化は、この先も続くのだろうか。

いつか人が屋外で生活できなくなる日がくるのだろうか。

毎日がうんざりするような暑さだ。

扇風機の前でスイカを食べていた子供の頃が懐かしい。

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鈴々堂 / 昭真 小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。