ぼくの還暦になってやってみたいこと
還暦になった。
でもやってみたいことがいくつもある。
ダンスをやってみたい。
きっかけはYouTubeでSnowManのダンスシーンを見たから。
なんてカッコいいんだ、と思った。
世の中の還暦のおじさんたちと比べれば、ぼくまだ動ける方だと思っている。
根拠は全くないが、ぼくならできる気がする。
サーフィンをやってみたい。
五十歳を過ぎた頃に、二度ほど体験スクールに行ったことがある。
ぼくは海が似合わない男だと思っていたが、意外と海に対するアレルギーはなかった。
食わず嫌いで、意外と海と相性が良いのかもしれない。
むしろ、楽しいと思えた。
小さい波でもなかなか乗れない。
何度となく海の中に放り出された。
悔しい気持ちが、次のチェレンジへのモチベーションになる。
乗馬をやってみたい。
ぼくの家は山の中にある。
歩いて行ける場所で、馬を飼育している。
当然ながら、乗馬もできる。
乗馬一回分の料金は、ぼくのようなしがないサラリーマンには高額だ。
しかし、馬に乗って草原を疾走している自分の姿を想像すると、なにかワクワクする。
馬と触れ合ってみたい。
ボディコンテストに出場してみたい。
筋トレは数年続けてきた。
今のところ、優勝するほどの体ではない。
それに人前で裸になるのも抵抗がある。
それならなぜ出場したいと思うのか。
やはり、トレーニーのはしくれとして、自分の筋肉がどれほどのものなのか、知りたい。
まだまだ人様に見せるほどのものではないから、ハードに追い込む必要がある。
豪華客船で世界一周旅行をしてみたい。
今まで旅行に縁がなかった。
仕事、子育て、それに身障者だった母の介護。
お金も時間もなかった。
子供は巣立って行ったし、母は他界した。
時間的な拘束からは解放された。
あとはお金だ。
どれくらいの費用が必要なんだろうか。
何も海外に行かなくても、国内の観光地を巡ればいいじゃやいか。
いやいや、せっかくいくなら見知らぬ土地だ。
海外旅行の欲求が大き過ぎる。
今から貯金をすれば10年後には行けるだろうか。
七十歳だ。
それまで動ける体を維持しておかなければ・・・。
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小説を読んでいただきありがとうございます。鈴々堂プロジェクトに興味を持ってサポートいただけましたらうれしいです。夫婦で夢をかなえる一歩にしたいです。よろしくお願いします。