【創作大賞】昨年全部門50作品応募して、感想はひとりにつき全作品書いた私の2026の歩き方
昨年度の創作大賞2025との関わり方まとめ
・応募した部門:全部門
・応募した作品数:50作品
・期間内の書き下ろし:20作品
・感想を書いた数:90作品以上
感想を書いてくれた人へお礼もこめて、全作品を最後まで読み、すべてに感想を書いた。
⚠️ただしnoteまたはTALESのいずれか。応募作一覧を見るor期間内の投稿を遡り応募作を探す。なお、10万字を超える作品がある場合は、さすがにすべて読み切れず一部にさせてもらった。
・結果:中間選考通過 2作品→のち、落選
ミステリー小説部門『透けるノイズ』
ホラー小説部門『悪霊化プロンプト』
4月から発表の10月まで、今考えると、半年もの期間すべて創作大賞が暮らしの軸にあったように思う。
今年は、ちがう歩き方をする。
落選には慣れているつもりだった。
創作大賞の結果が発表されたあと、燃え尽きたようになり、呆然とお菓子をぱくぱく口に放り込んでいるうちに、ひと月でなんと5キロも太ってしまった。
そんな私の2025年と、2026年について書いていく。
最近、私の朝は弁当づくりからはじまる。

6時前後に目を覚まし、節約と健康のためにつくる夫の弁当を仕上げていく。
子どもたちの朝食を用意し、最低限身だしなみを整える。
午前授業だったときは入口まで送って、そのまま喫茶店や図書館に向かっていたけれど、ここ最近は途中までいっしょに歩くだけで精一杯。
少しずつ遠くなってゆく黄色のランドセルカバー。蛍光色が眩しい。姉弟の凸凹な身長差。
水路の周りには松葉雲蘭や野襤褸菊などの野の花が風に揺れている。雲雀の声がする。
うららかな春の日だというのに、私はなぜだか淋しい気持ちになって、のろのろと家路につく。
帰宅した私は、やっと自分の朝食にする。
1ヵ月近かった卒園から春休みという期間が終わったのに、なぜだか外に出る気になれない。
新生活の時間割にいちばん慣れていないのは、私なのかもしれない。
夫の出社時間までは、子どものこととか映画やドラマのこととか、或いは、それ以外にどうでもいいことをつらつら話しながら片づけとそうじをする。
リミットがないからだらだらやってしまう。
気づくと12時過ぎ。なにも作業できてないのに、迎えの時間が迫っている。



そして1日走り回った夜。
22時ごろにはもう、ふとんに入る。水の音を流して、タイマーで消えるようにして。
まどろみに落ちていくさなか、本当はたぶん、朝型じゃなくて夜型なんだろうな、このままの睡眠時間で集中できるのかなと不安を覚えながら。
去年とは全然、違う。
昨年は4月から7月まで、とにかく毎日書いていた。
真夜中まで、あるいは明け方まで書き続けたこともあった。
アイディアはいくらでもあったけれど、自分で1文字ずつ作り上げていくから時間が足りなくて、完成しなかったものもたくさんある。
子どもが寝た後に、一心不乱でパソコンに向かった。
たとえば通過作である『透けるノイズ』は、プロットすらなかった。
SNSで作中のキーになる駅名をフォロワーさんに4つから選んでもらい、現地に足を運び、歩きながら色々考えたりもした。
考えて、調べて、見に行って。
そうして、とにかく書き切ることに精一杯だった。
少しずつ、感想を書いてくださる方が出てきた。
うれしくなった私は、恩返しとばかりに、感想を書いてくださった方の、わかる範囲での全応募作品を最後まで読んで感想を書くということをした。
ますます眠る時間はなくなっていく。
でも、優しくしてもらったら10倍返しをしたいという、モットーのようなものがある。
読むことは純粋にたのしかった。
そのうえで感じたことを「おもしろかった」のひとことで終わらせずに言語化していくことは、勉強にもなった。
▼創作大賞が終わったあとは、お礼の感想ではなく、読んでほしい人の読んでほしい作品を募集して、読んで書いた。
朝7時──朝活するようになっていた娘に揺さぶられて起きる。
頭ががんがんする。娘を送り出したら朝のキッチンで座って、ただぼーっとするだけ。
やがて息子を起こし、幼稚園に送り、そのまま図書館やコワーキングスペースやカフェに向かって、なんとか仕事を終わらせて作品を書いた。
子どもたちがねむると、またパソコンに向かった。途中、椅子にもたれるようにして反ってねむってしまうことも少なくはなかった。
そうして中間選考を通過した私は、そわそわしながら連絡を待っていた。
ちょうどそのころ、あるきっかけからダイエットのためのウォーキングをしていた。夫の帰宅と入れ違いに家を出る。
夜にひとりで歩いているときだけは、不安な気持ちを忘れることができた。けれども結局、連絡はなかった。
公募に落ちることには慣れているつもりだった。
でも、ふだん私は、ひとつの公募にかかりきりにならないようにしていた。書くときは全力だけれど、応募したあとはすぐ次の作品に取りかかることで「まだ次がある」と思えるようにしていたのだ。
それから私が燃え尽きてしまったのはたぶん、あまりにも自分のすべてを賭けすぎてしまったからなのだと思う。
今でも、あの3ヵ月のことは誇らしく思う。
でも今年は、もうすこし"私の時間"も大事にしようと思ったのだった。
まず、書くことについて。
去年通過できなかった過去作を改稿して応募すること。
温めていたものを出すこと。
次に、読むことについて。
感想は今年はおやすみする。
読むのはむりのない範囲で。
というのも正直に告白すると、私はnoteがなかなか読めないのだ。
それには理由がある。
交流のある人が真剣に書いた作品だからこそ、合間合間に適当に読むことができない。
じっくり読むためには、きちんと向き合うための環境と、フラットなメンタルが必要だと感じている。雑誌や本を読むよりも、居住まいを正して読みたいという気持ちがある。
去年は全力で楽しんだからこそ燃え尽きてしまったとのだと思う。当たり前のことだけど、努力が結果に比例するわけじゃない。足りなかっただけかもしれないし、方向性がだめだったのかもしれない。
考え出すときりがない。
それに加えて、子どもたちが家にいない時間が9時半から15時半までだった去年とは異なる。
時間数でいうと意外と変わらないけれど、7時半から14時半までという微妙な時間帯を考えると、作品のためにどこかに足を運ぶみたいなこともむずかしい。
だから、今年は一歩引いたところで、静かに楽しもうと思う。
創作に限らず、今年は「自分のための時間を生きる」をテーマにしている。
たくさん応募することや、感想を書くことをあきらめて、たとえば雨の日に図書館で作業をせずに本を読むとか、お昼ごはんをじっくりゆっくりつくってみるとか。
今ここで生きてるっていうことにフォーカスしてみたい。
少なくとも今の時点では、そんなふうに考えている。
▼昨年の全応募作。
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