気持ちに流されちゃう日の判断はどうなるの?― こころと脳がいっしょに決めてるという話|シリーズ:マインドフルネスはなぜ分かりづらいのか?_vol.12
■ はじめに
やっほー、りなわんだよ。
今日は「なんでこんな判断しちゃったんだろ…?」と後から落ち込んじゃう日のお話。
焦って決めたとき
イラっとした勢いで返事しちゃったとき
なんかモヤっとしたまま選んじゃって、後で「しまった…」ってなるとき
そんな日ってあるよね。
でもね、それは 「心が弱いから」とか 「冷静じゃないから」とかじゃなくて、ただ こころ(気持ち)と脳(判断)がチームで動いているだけ なんだよ。
今日はそのチームプレイの話を、りなわん流でふわっとひもとくね。
■ 理由その10:判断は「感情」と「脳の反応」がいつも一緒に動いてる
にんげんは何かを決めるとき、頭の中では、
直感(体が先に感じる)
気持ち(喜ぶ・ムッとする・不安になる)
考える力(前頭前野のお仕事)
この3つが、いつも小さな会議をしてるみたいに協力し合ってるんだ。
だから「感情に左右される判断」は、実はとても自然なこと。
Damasioさんっていう研究者も言っているんだけど、人の意思決定には「気持ちのサイン」が必ず混ざっている のが普通なんだって。
にんげんはロボットじゃないからね。
それはむしろ、とてもにんげんらしいことなんだ。
■ 気持ちが強いとき、脳はちょっと忙しくなる
たとえば、
焦っている
イラっとしている
落ち込んでいる
すごく期待している
こんなとき、脳は扁桃体(気持ちの反応係)がワタワタ動きだして、前頭前野(冷静に考える係)がちょっと働きにくくなる。
だから、
「あれ? 本当はこうしたくなかったのに…」
「ちょっと急ぎすぎたかも」
そんなことが起きちゃう。
でもね、それも 脳が「危険かも?」に反応してるだけ なんだ。チームの連携が、いつもよりちょっと乱れただけ。
■ マインドフルネスは「気持ちと判断のチームメンバーを整える」
マインドフルネスが得意なのは、この 「こころ×脳チーム」のバランスをそっと整えること。
ポイントは3つ。
1|気持ちに気づく
「あ、不安があるな」
「イラっとしてるな」
と気づけるだけで、扁桃体が静まりやすくなる。
2|呼吸で前頭前野が戻ってくる
深く吐くと、脳が「今は大丈夫」と感じて、冷静さが戻る。
3|思考の暴走と距離ができる
「判断ミスしそうかも」と気づいた瞬間、その判断はぐっとゆっくりになる。
これだけで、ぐらつきやすい場面でも「自分にとって本当に大事な選択」の方へ戻りやすくなるんだ。
■ 今日のワーク:決める前の「ひと呼吸チェック」
何か決める前に、10秒だけ。
1|息を深く吸う
2|長く吐く
3|心の中で「いま、どんな気持ちがある?」って自分に聞いてみる
それだけ。
気持ちがひとつ見つかれば、判断のスピードがふっと穏やかになるよ。
■ おわりに
にんげんが何かを選ぶとき、気持ちと脳はいつもいっしょに働いてる。
だから、気持ちに揺れる日は判断も揺れやすい。それは当たり前のこと。
気づいて、ひと呼吸して、自分に戻る。
その小さなステップだけで、選択の質はそっと変わっていくよ。
次回 vol.13 は「チームが噛み合わないとき ― 心理的安全性と『評価しない姿勢』」だよ。
また次回も、そっと覗きにきてくれたらうれしいな🐾
■ マガジンのご紹介
よく聞くのに、なぜかつかみにくいマインドフルネス。
心理・脳科学・ビジネス・仏教の視点をつなぎながら、日常のモヤモヤに効く「気づき」をやさしく紹介するシリーズだよ。
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参考文献
Damasio, A. (1994). Descartes' Error: Emotion, reason, and the human brain. G.P. Putnam.
Kiken, L. G., & Shook, N. J. (2011). Looking up: Mindfulness increases positive judgments and reduces negativity bias. Social Psychological and Personality Science, 2(4), 425–431.
Pessoa, L. (2008). On the relationship between emotion and cognition. Nature Reviews Neuroscience, 9(2), 148–158.
