理論武装を手放し、シンプルに向かう勇気|シリーズ:アインシュタインの窓 vol.3
今日のアインシュタインの言葉
こんにちは、野村りなです。
こうご紹介するアインシュタインの言葉はこちらです。
知的な馬鹿は、物事を複雑にする傾向があります。それとは反対の方向に進むためには、少しの才能と多くの勇気が必要です。
この言葉に出会ったとき、私は「ドキッ」としました。
まさにMBAの勉強や自分でビジネスをする中で、知らず知らず「頭でっかち」になっていた自分を思い出したからです。
複雑さにハマる自分を発見する
研修講師を始めた頃、私は「せっかく来てもらったのだから」と欲張って、あれもこれもと知識や経験を詰め込もうとしていました。
でも、多様な受講生がいる中で、誰か一人がある言葉やフレームワークに引っかかると、その場はミクロな視点の深掘りになってしまう。結果、全体の流れが散らかってしまうことがありました。
「たくさんの学びを渡したい」という思いから始めたのに、逆に本質から離れてしまう。複雑さの迷路に迷い込んでいたのは、自分自身だったのだと思います。
頭でっかちの裏側にあったもの
今振り返ると、当時の私は「既存のビジネスフレームワーク」や「専門用語」をよく使っていました。
なぜかといえば――
「知らないと思われたくない」
「レベルが低いと思われたくない」
「所詮持論でしょ?と疑われたくない」
そんな気持ちが強かったからだと思います。
つまり、自分が本当に大切だと信じていることを、そのまま前に出す勇気がなかったんです。
だからこそ、「知識の鎧」で身を固めていた。
シンプルさは勇気の選択
シンプルさを選ぶのは、実はとても勇気がいります。
でも、不思議なことに「理論武装」をやめて、自分の言葉で語るようにしてから、場の雰囲気がガラッと変わりました。
頑張って説明しなくても受講者に伝わり、そこから自然と議論が深まることもしばしば。
また、私自身が鎧を脱いだからこそ、受講者も自己開示して、本音で話してくれることが増えたように感じます。
私たちで進んでいく感覚
難しくするのは簡単。でもシンプルにするのは、意外と心細いものです。
そこで大事なのが「私たち」という感覚だと私は思います。自分と他人を分けるのではなく、共に同じ場をつくる同志として信じ合う。
協働しているみんなの存在があるからこそ、シンプルに挑戦する勇気が出てくるのだと感じています。
おわりに
シンプルさは短絡ではなく、本質に近づくための扉。
その扉を開けるのに必要なのは、知識を積み重ねることよりも、「よし、まずはやってみよう」と踏み出す力だと私は実感しています。
今日も一緒に、その一歩を軽やかに踏み出していきましょう。
マガジン「アインシュタインの窓」のご紹介
このシリーズのこれまでの記事は、こちらのマガジン(無料)からご覧いただけます。
アインシュタインの残した言葉には、単なる科学者の知見にとどまらず、「人としてどう生きるか」のヒントが詰まっています。
彼の視点やユーモアにふれながら、日常や仕事に役立つ気づきを一緒に探していけたらと思っています。
少しでも、あなたの毎日を軽やかにするインスピレーションになればうれしいです。
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