人は、もっと創造的になれる⑱|感じる力は、これからの時代の強みかもしれない
「なんとなく気になる」を軽視していませんか?
理由はうまく説明できない
でも、なんとなく気になる
なんとなく違和感がある
なんとなく面白そうだと思う
私たちは普段、こうした感覚をあまり信用しないことがあります。
根拠がないから
論理的ではないから
説明できないから
でも実は、そうした感覚が大切なサインになっていることもあります。
人は、言葉になる前に何かを感じ取っていることがある
たとえば、
初めて会った人に親しみを感じたり
何かがおかしいと感じたり
新しいアイデアにワクワクしたり
環境の小さな変化に気づいたり
こうした反応は、必ずしも言葉や論理が先にあるわけではありません。
私たちは時々、説明できるより先に感じています。
認知科学者アントニオ・ダマシオは、感情や身体反応が意思決定を支えていることを示しました(Damasio, 1994)。
創造性は、「違和感」から始まることがある
多くの発見やイノベーションは、最初から明確な答えがあったわけではありません。
「なぜだろう」
「本当にそうだろうか」
「何か違う気がする」
そんな小さな違和感から始まっています。
つまり創造性とは、正解を知ることだけではなく、
まだ形になっていない可能性を感じ取る力でもあるのです。
データが増えるほど、「感じる力」が価値になるかもしれない
AIは膨大な情報を処理できます。データを分析できます。
パターンを見つけることも得意です。
でも、
どこに価値を感じるか
何に心が動くか
何を面白いと思うか
そうした部分は、人間の領域として残り続けるかもしれません。
情報が増える時代だからこそ、何を感じ取るかが重要になるのではないでしょうか。
AI時代だからこそ、「感じる力」が強みになるのかもしれない
これからは、知識だけでは差がつきにくくなるかもしれません。
だからこそ、
違和感に気づくこと
好奇心を大切にすること
心が動く方向に耳を傾けること
そうした「感じる力」が、創造性の入り口になっていく気がしています。
もしよかったら、みなさんの、
「理由は分からないけれど気になったこと」
「違和感を大切にしたことで良い方向に進んだ経験」
について、ぜひコメントで教えてくださいね!
マガジン「人は、もっと創造的になれる」
AIが「正解」を素早く出せる時代。
だからこそ、「人間らしい創造性って何だろう?」という問いが、ますます大切になっている気がします。
不安と安心。集中と余白。思考と身体感覚。
脳科学、心理学、マインドフルネス、そして組織の現場での実践を交えながら、
「人は、本来もっと創造的になれる」
そんな可能性を探っていくマガジンです。
参考文献
Damasio, A. R. (1994). Descartes' Error: Emotion, Reason, and the Human Brain. Putnam.
Dane, E., & Pratt, M. G. (2007). Exploring intuition and its role in managerial decision making. Academy of Management Review, 32(1), 33–54.
