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cocoyori_yuno
読書記録を、何度でもはじめてしまう。
何度も、読書記録に挑戦している。
ノートに手書きをしてみたり。
ブクログを使ってみたり。
読書メーターに引っ越してみたり。
「今度こそ続けよう」と思って始めるのだけれど、気づけば、いつの間にか止まっている。
読書は続いているのに、記録だけが続かない。
そんなことを、もう何度繰り返したかわからない。
だから、ときどき困ることもある。
本屋さんでタイトルに惹かれて手に取る。
読み始めると、
「……なんだろう、このデジャ・ビュ。」
数ページ進んで、ようやく気づく。
「あ、この本、読んだことある。」
自分でも笑ってしまう。
読書記録をきちんとつけていれば、防げたことかもしれない。
でも、なんかいい。
同じ本を、もう一度「読みたい」と思えたということだから。
しかも細かい内容は忘れているから、また新鮮に読める。
人生は一度きりだけど、本との出会いは何度あってもいい。
この忘れっぽさも、悪くないかもしれない。
きっと私は、また読書記録を始めるだろう。
今度こそ続くかもしれない、と期待しながら。
そして、また途中で止まるかもしれない。
でも、本を読むことは続いている。
読書記録ではなく、本そのものを愛しているから。
記録は続かなくても、本との付き合いは続いていく。
それで十分なのかもしれない。
喜木 拝
「何度でも繰り返してしまうこと」

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