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読書記録を、何度でもはじめてしまう。

何度も、読書記録に挑戦している。

ノートに手書きをしてみたり。
ブクログを使ってみたり。
読書メーターに引っ越してみたり。

「今度こそ続けよう」と思って始めるのだけれど、気づけば、いつの間にか止まっている。

読書は続いているのに、記録だけが続かない。

そんなことを、もう何度繰り返したかわからない。

だから、ときどき困ることもある。

本屋さんでタイトルに惹かれて手に取る。

読み始めると、

「……なんだろう、このデジャ・ビュ。」

数ページ進んで、ようやく気づく。

「あ、この本、読んだことある。」

自分でも笑ってしまう。

読書記録をきちんとつけていれば、防げたことかもしれない。

でも、なんかいい。

同じ本を、もう一度「読みたい」と思えたということだから。

しかも細かい内容は忘れているから、また新鮮に読める。

人生は一度きりだけど、本との出会いは何度あってもいい。

この忘れっぽさも、悪くないかもしれない。

きっと私は、また読書記録を始めるだろう。

今度こそ続くかもしれない、と期待しながら。

そして、また途中で止まるかもしれない。

でも、本を読むことは続いている。

読書記録ではなく、本そのものを愛しているから。

記録は続かなくても、本との付き合いは続いていく。
それで十分なのかもしれない。

喜木 拝

#なんのはなしですか
#66週ライラン

「何度でも繰り返してしまうこと」

ヤスさんの「66週ライラン」のお題で綴りました。

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