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「納得・一致」から動く人の変わり方

「未来を描きましょう」

コーチングの中で、よく出てくる言葉です。

理想の姿を思い描いて、そこに向かって進んでいく。
とても自然で、納得できる考え方だと思います。


でも、わたしの中には少しだけ違う感覚がありました。


未来に導かれるのはいい。
だけど、運ばれていくのは、ちょっと違う。


そんな違和感について考えていたとき、
むかし作ったプラモデルのことが思い浮かんできました。


▶ 完成品より、プラモデルを選びたかった理由

むかし、プラモデルを買ったことがあります。

箱を開けて、部品を取り出して、
ひとつひとつ枠から外して、組み立てて。
仕上げに色を塗っていくタイプのものです。


実際にやってみると、
思っていた以上に大変でした。
そして、思っていたよりも時間もかかった。

途中で間違えちゃったりもして、
うまくハマらないところもありました。


ショーケースやパッケージに
描かれている完成品と見比べると
ものすごく不格好。

でも、とっても楽しかったんです。


完成したものが手に入ったことよりも、

「自分の手でつくってみた」

その工程や体験、
その仕上がりそのものが、
充実感をくれました。



プラモデルを買うとき、
実は友人から
「完成品買った方がいいよ」と
言われてはいたんですよね。

それはきっと、箱を手に取ったときに、
わたしが「この車、好きなんだよね!」
って話をしていたから。

そして、わたしがそれほど
器用ではないことも知っていたから。笑


だから、きっと正しいアドバイスだったんです。

早く手に入るし、
きれいなものを選べるし、
すぐに飾れるし、
失敗の心配もない。


でも、それだと
まったく違う体験になっていたと思います。


その時のわたしが欲しかったのは
「完成品」ではなくて、
プラモデルをつくる過程だったから。


このできごとは、
もう、20年くらい前のこと。


なぜ、いま思い出したのかというと、
コーチングの「構造」について、
改めて考えていたからです。


▶ コーチングの構造理解と歩み方

コーチングの中では、よく、

・未来を描きましょう
・臨場感を上げましょう
・現状を突破しましょう

という言葉が出てきます。


脳のRASという仕組みを使って、
理想の未来に必要な情報を
脳が勝手に集めてくれる環境をつくっていく。

時間は有限だから。
変わるなら早い方がいいから。
未来は前倒しできるから。


とても理にかなっている考え方で、
どれも間違っていません。


でも、わたしの中には
少し違う感覚がありました。


未来に導かれるのは、いい。
だけど、運ばれていくのはちょっと違う。
自分で近づいていく感覚を持っていたかった。


そんな感じです。
エレベーターに乗るように未来に到達するよりも、
階段を使って、自分の足もとを確認しながら
歩いていきたかったのだと思います。

(ほんの少し、エスカレーターに
 乗りたい気持ちも、あるには…あるね 笑)


そんなことを振り返っていて、
プラモデルをつくっていたときの感覚に似てるなぁって
行きついたんですよね。


完成した姿が見えていても、
そこに、どうやって近づいていくか。

その途中経過の手触りがだいじだった。


部品に触れて。
少し失敗して。
やり直して。
納得しながら進む。


その時間そのものが「意味」だったんです。


だから、
変化も同じなのかもしれません。


コーヒーも、
カフェやコンビニで
淹れてもらったものを買ってくるのも
おいしいので好きなんですけど、

自分の手で、ミルを使って豆を挽いて、
沸かしたお湯で淹れていく。

あの、香りの広がる時間が
とても好き。


変化の感覚も、
それに似ている気がしています。


▶ 変化のルートは選択できる

人が変わるきっかけって、

ゴールを描いて、目的地をはっきりさせる人。
ゴール側の臨場感から動く人。
現状を不快に感じて突破していく人。

こういった人の話が出てますよね。

でも、人が変わるきっかけは
それだけではないと思います。

ゴールを描いて、進む人もいる。

納得から動く人もいる。

安心があるから、進める人もいる。

意味がつながって、変わっていく人もいる。


そしてわたしは、たぶん
「一致する感覚」から
動き始める人なんだと思います。


一致する感覚って、
・これいいな
・これなら進める
・これなら納得できる
・これなら自分で選んでるって思える

という感覚です。


速さではなくて、
納得感の深さ・芯のしなやかさ。

それをだいじにしているって気づきました。


もし、あなたが目標に向けて進みたいのに
うまく進めていない気がする。
臨場感がうまく描けていない気がする。
方法が合っていない気がする。

そんな違和感があったとしても、
それは「変われない」のではなくて。

「変わり方が違う」だけかもしれません。


どこの「変化」に手ざわりを感じているのか。
観察してみると、
変化とのかかわり方や進み方が、
きっと見えてくると思います。


あなたが大切にしている変化の手ざわり、
いつか聞かせてくださいね。



では、また。


今回の記事も、最後までお読みいただき
ありがとうございます。

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