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『夢を大きく描こう』が苦しくなった日に読んで欲しい話

「ブレーキをかけているのは自分」
「制限をかけなくていい」
「自分に許可を出してあげましょう」

マインドセットや、ビジョンボード、
目標設定の場面でよく添えられる言葉です。


わたしも実際にやってみました。


ノートにいくつも理想を書き出して。
未来を想像して。

「もっと自由でいいんだ」
と、自分に言い聞かせてみる。

その時間は、
たしかにわくわくするものでした。


だけど同時に、
どこか苦しくもなっていったんです。


理想を描けば描くほど、
『いまの自分』を否定して、
あえて『いまの自分との差』を
つくろうとしているような感覚で。


「まだ足りない」
「もっと頑張らなきゃ」
「こんな自分はダメなんじゃないか」


そんな言葉が頭の中に増えていくうちに、
そもそも自分が本当に望んでいるものが、
だんだんわからなくなることがありました。


未来を見るためだったはずのものが、
いつの間にか
『いまの自分を責める材料』になっていたんです。



► 理想を描くことは、悪いことじゃない

理想を描くこと
そのものが悪いわけではありません。


「自分には無理かもしれない」という
思い込みを外していくことは、
セルフイメージ(自己像)を書き換えるうえで
大切なことだと思います。


ただ、その方法がときどき
苦しさにつながってしまう人がいる。


そして、苦しさを抱えたときに
「それは、マインドが整っていないから」
「セルフイメージが低いから」
といった言葉によって、
さらに自分を追い込んでしまうこともある。


「新しい自分になるために、
 しがらみや古いこだわりを手放しましょう」
という言葉もよく聞きます。


でもわたしは、
時間をかけてきたこと、
頑張ってきたこと、
大切にしてきたもの


それらを無理やり
「もう執着しません」と切り離そうとすると、
かえってこころが置き去りになってしまうように
感じることもありました。


過去は過去だけど、
やってきたことは無駄にならない。

その積み重ねがあったから、
いま、ここにいる。


そう思えると、
少しだけ楽になりませんか?


大切なのは、過去を手放すことよりも
『これから自分をどう扱っていきたいか』


そして、
動けなくなる理由は必ずしも
『意識が低いから』ではない、とも思っています。



► 人は、自分がいる空間に影響される

頭では
「もっと自由に生きたい」と思っている。


だけど、こころの深い部分やカラダの方が、
その変化のスピードにはまだ
ついていけていないこともあります。


怠けているわけでも、
意志が弱いわけでもなくて。


安心できる土台が、
まだ足りていなかっただけなのかもしれません。


そして、その『土台』と深くかかわっているのが、
まいにち、自分がいる空間だと、
最近、特に思うようになりました。


人は、自分がいる空間に
相応しい人間になろうとする


そんな話を聞いたことがあります。


散らかった部屋にいると、
「まぁ、いいか」と、雑に流してしまう感覚が
少しずつ積み重なっていく。


逆に、落ち着いた空間にいると、
自分を丁寧に扱う感覚が自然と育まれていく。


つまり、
頭でいくら理想を描いていても、
まいにちいる空間が「とりあえず」のものが多いと、
なかなか変わりにくいんです。


極端な例でいうと…
近所へ日用品を買い物に行くときと、
ちょっと格式高めのホテルラウンジへ行くときとでは、
服装にも、姿勢にも、変化がありますよね。


空間・環境に
セルフイメージをスッと合わせることって、
案外簡単にできるものだ、ということです。


► 自分に、心地よい空気をプレゼントする

だから、夢・未来を描くのがしんどいな、と
感じたときには、視点を変えるようにしました。

『スゴイ未来』を描こうとするより、
『どんな空気の中で生きていたいか』を
大切にしてみる。


焦らずに、自分の気持ちを話せる空気。
心地よく深呼吸できる空気。
自分を雑に扱わなくていい空気。


そんな『こころが呼吸しやすくなる感覚』を
基準にしてみると、
未来へのプレッシャーが少し和らいで、
「ここから少しずつ整えていこう」と
思えるようになりました。



居心地がいい部屋にいる自分を、
まず想像してみる。


片付けなきゃ…整えなきゃ…
ではなくて。

そこにいる自分が、どんな感想を持つのかを
イメージするだけでいい。


それだけでも、
自分を丁寧に扱うことへの
最初の1歩になりますから。


つかれて帰ってきたときに、ほっとできる空間。
ちゃんと眠ろうと思えるベッドまわり。
深呼吸できる机の上。

『自分を雑に扱わなくて済む環境』って、
ただ片づけをすることではなくて。

「あなたは大切な存在だよ」と、
自分自身に伝え直していく行為だと思うんです。


だから、最初から全部を大きく変えようと
しなくてよくて。
まずは、ほんの1ヵ所から。


たとえば、
・お気に入りのマグカップを置く
・机の上を、少し整える
・やわらかい灯りをつける

そんなふうに、
自分にとって『心地よい空気』が流れる場所を、
ひとつ自分へプレゼントしてみませんか?




今回の記事も、
最後までお読みいただき
ありがとうございます。

では、また。



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