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【詩】熟す

熟す

彼女の中の創作の泉が勢いを失った
ほとばしる情熱は冷め
ひたむきな心は曇り
燃えるような瞳はその熱さを失った

ペンを握る手に力が入らない

失われたのか
奪われたのか

実はそのどちらでもない

彼女は再生する過程を辿っただけだった
彼女の溢れんばかりの創作の泉は
一度手放す必要があるものだった
必要だから手放した

そして機が熟したその時
彼女は再び帰ってくる

何倍も何十倍もの輝きを纏って
そうして人々に幸せを配って回る
またその時が来るまで世界の片隅で光り続ける

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