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占いの値段とは|働くってなんだろう


こんにちわ、Rilicaです。

【共同マガジン】note収益ラボさんの全員投稿のお題、「働くってなんだろう」に参加して、少し考えてみました。

働くとは何だろう、と考えたとき、私が思い浮かべたのは、仕事と趣味、あるいは仕事とお手伝いの境目のことでした。

好きでやっていること。
誰かに頼まれて、力を貸すこと。
喜んでもらえたら嬉しいと思って、知識や時間を差し出すこと。

そこに金銭が発生したとき、それは「仕事」になるーーと私は考えます。

少し前、私は長年の友人たちと、ひとつのプロジェクトに関わる機会がありました。

最初は、好きなものを共有してきた、友人たちの間で始まった、少し無茶で、だからこそ胸がワクワクする企画でした。

けれど、プロジェクトが進み、規模が大きくなり、実務の内容も増えるようになれば、当然、友人以外の方々が関わるようになりました。
同時に、私たちは“長年の友人”であると同時に、それぞれがプロジェクトを成功させるために、“プロとして向き合うべき仕事仲間”になりました。

それは実は、大きな違いです。

友人同士の付き合いには関係のない要素が発生するからです。

お金、報酬への感覚。
締め切り、時間の管理。
任されたことへの責任感。

それは「仕事」を通したとき、初めてわかるものです。

友人、仲間との仕事はうまくいけばとても楽しい。
けれど、うまく回らないときは、本当にきついものでした。

私自身、当初は友人・仲間からギャランティをもらうというのは、どこか腰がひけるところがありました。
報酬の交渉、という生々しさを避けたいという気持ちもあったでしょう。

しかし、報酬は必ず必要です。なぜか。

報酬とは、
仕事を発注する側にとっては、相手に対する「信頼」。
受注する側にとっては、その仕事に対する「責任」。
その両者を可視化することに他ならないからです。

報酬があるということは、私はその分だけきっちりと責任を持って仕事をしなければなりません。
そして、その責任を全うするための、発言権や裁量権も手にすることができます。

もし、友人感覚の延長で報酬を決めずにプロジェクトにかかわり続けたなら、「自分は何を、どこまで全うするためにこの場所にいるのか」がわからないまま、混乱し、投げ出してしまっていたのではないかと思います。

私がセルフ・メディテーションとしてタロットを使い始めたのも、ちょうどその頃でした。

人の心を覗いたり、何かを当てたりするためではなく、
自分が今なにに疲れ、何を守ろうとしているのかーー自身を静かに見つめ直す時間が必要だったのです。

そして今、私は占いを誰かに届けようとしています。

占いは、形のないものを届ける仕事です。
物が残るわけではありません。未来を保証することもできません。

届けられるのは、その人の問いに向き合う時間と、カードを読む判断と、選び取った言葉です。

だから、自分の占いに値段をつけることには、今も少しためらいがあります。こんな形のないものに、価格をつけていいのだろうかと思うことがあります。

けれど、形がないからこそ、価格は必要なのだとも思います。

どこまで丁寧に読むのか。
どんな問いを引き受け、どんな問いには答えないのか。
不安を煽らず、依存させず、それでも必要な言葉を届けるには、どこまで責任を持つのか。

価格を決めることは、その責任の範囲を決めることでもあります。

そして、お金を支払っていただくことは、「あなたの時間と言葉を信頼します」と示していただくことでもある。

占いの値段とは、未来を当てるための料金ではありません。
形のないものを、責任を持って届けるための約束。
そして、受け取ってくださる方から預かる、信頼のかたちです。

働くってなんだろう。

今の私にとってそれは、好きなことをただ続けることではなく、受け取った信頼に、責任を持って応えることなのだと思います。

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