夢の国で、ある愛に見惚れる
夢の国へ行ってきた。
約10年ぶりに訪れた夢の国、ディズニーシーはだいぶ様変わりしていた。
新しいエリアが出来たのは2年ほど前、ニュースで知ってはいたがもう自分はディズニーリゾートへは行くこともないだろうと思っていたので詳しいことは知ろうとしないまま昨日を迎えた。
あまり混雑しなさそうな平日に行くことにしたのだが、ディズニーシー25周年イベントが先週から始まっていたことを直前まで知らず、土日に限らず相当な混雑が予想され、行き先をディズニーランドにしようか直前まで悩んだがやはりディズニーシーへ行くことにした。もう気分がディズニーシーになってしまっていたから。
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ディズニーリゾートでの過ごし方は人それぞれで、アトラクションに乗りまくりたい人、ショーが大好きで各ショーをはしごしたい人、とにかくのんびり過ごしたい人、SNSに載せる写真を撮りまくりたい人。キャラクターの推し活をしている人。
そして私も、今回一緒に行った人もアトラクションに乗りまくりたい方だったので、そこは意見が一致し過ごしやすい一日だった。
ディズニーでの過ごし方の好みが異なるとどちらにも不満が残り険悪になる場合があるので要注意だ。(知り合いがたまに不満をこぼしている。)
ただ、何せ10年ぶりだったので朝から晩まで歩き回れるかは正直自信がなかったけれど、何とか歩き続けることができた。
◇
私は視力がとてもいい。老眼なのて近くは見えないけれど、遠くならかなり先まで見えてしまう。時間が経つにつれて混雑してくるパーク内、人にぶつからないよう近くに気を使いつつ、遠くの方を見ながら歩いていると、ある男女の姿が目に入ってきた。
え!!
なに?!
こんな人混みで?!
とっさに、浅野温子さんと三上博史さんのキスシーンが印象的なオープニング、ドラマ『世界で一番君が好き!』が思い出され、LINDBERGの『今すぐKiss Me』が頭の中に流れ出した。
◇
彼らから目が離せないまま早歩きで進む。近づくにつれてそのビジュアルがハッキリしてきた。若い西洋人のカップルで、背の高い男性の両手は、彼よりも少し背の低い女性の両頬をしっかり包み込み自分に引き寄せ熱いキスを交わしている。
長い!!
そして長いキスを交わした後、次は彼がギュッと彼女を抱きしめていた。細い彼女が折れてしまいそう。
そして彼らの横を通り過ぎる時、チラりと見た。もう体は離れていたけれど、心配そうに彼女を見ている素敵な彼。そして美しい彼女は涙を流していた。
なぜ?!
あの涙はとても気になったけれど、振り返ることはしなかった。
◇
この夢の世界はたくさんの人たちの色々な思いでできている。家族連れ、友人、恋人、そのたくさんの愛に溢れている中、私が見惚れてしまったあの二人の愛。
どうか彼らの愛が続きますように……と心の中で呟いたのだった。
ちなみに、この日のスマホの歩数計は28,681歩であった。

なんのはなしですか?
ディズニーシーのアトラクションの話ぜんぜんないやん!!と思われた方、大変申し訳ございませんでした。

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コニシ木の子さん
久しぶりに書いてみました。
どうぞよろしくお願いしたします。
