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「おかあさんがわるい!」 - 芽生え始めた自尊心

「おかあさんがわるい!」
ある朝、幼稚園に登園すると、次男が突然怒り始めました。

きっかけは、そのときあったちょっとした出来事。
一瞬、何が起きたのかと思いましたが、
その表情を見てすぐに分かりました。

――あ、これも成長のひとつなんだな。

今回は、そんな次男の心の変化を綴ります。



「手のかからない赤ちゃん」だった次男

わが家の次男は、よく飲み、よく寝、赤ちゃんのときはセルフねんねまで。
トイトレも2歳半過ぎに完了。

夜泣きもイヤイヤ期ももちろんありましたが、
言葉が早くて、空気を読むのも得意。

そして何より――
要領がよくて、甘え上手。

相手を虜にするのがとにかくうまいんです。
家族の中では、誰よりも“世渡り上手”かもしれません(笑)


幼稚園に入園。 始まった登園渋り

入園当初は、兄が年長にいたこともあり、毎日楽しそうに通っていました。
けれど、一ヶ月を過ぎた頃から、ぽつりと「幼稚園、楽しくない」と言い始めました。

それでも頑張って通い続けた一学期。
小さな違和感は、静かに育っていたのかもしれません。

新学期が始まると、
おかあさんとかえる!」が始まりました。

抱きついて離れない日もあって、
先生にバトンタッチして見送る朝は、さすがに切なく…。

お迎えのときに笑顔で出てくる次男の様子に、
ホッとする日々が続きました。


芽生え始めた自尊心、「成長の証」

そんなある朝のこと。
幼稚園の玄関でつまずいた次男が転んでしまい、
思わず「大丈夫?」と声をかけた瞬間――

おかあさんがわるい!!!

周囲の子どもたちが振り返る中、顔を真っ赤にして怒る次男。
その表情を見て、すぐに分かりました。

――“恥ずかしい”という感情を、経験したんだな。

以前のように「痛ーい」と泣きついてくる姿は、もうありません。
少し寂しさを感じつつも、
次男の成長を確かに感じた瞬間でした。

お迎えの時間には、いつも通り笑顔で出てきた次男。
けれど、その笑顔の奥に、ほんの少しだけ「頑張っている自分」を見た気がしました。

子どもは、親の知らないところで
小さな壁を乗り越えていく――
そう気づかせてくれた出来事でした。

🕊
「お母さんと帰る!」も「お母さんが悪い!」も、
きっとこのあとにつながる小さな成長の前触れでした。

🌼つづく
このあと、初めての運動会で思わぬハプニングが――。
そのとき次男が取った行動は?

👉 後編「運動会でおきたハプニング。そのとき次男が取った行動は―」



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