知っていますか?『やまと尼寺精進日記』
2016年から2020年までEテレで放送されていたドキュメンタリー番組です。
読んでそのまま大和国(現在の奈良県)にある尼寺の日々の生活と精進料理についての記録です。
尼寺と呼んでいるけれど、音羽山観音寺というのが正式なお名前。
これが、なんだか妙に癖になる番組なんです。
今はレギュラー放送が終わってしまいましたが、今でも季節に合わせた再放送がありますし、なにより最近ではぽつりぽつりと新作も放送されています。
興味のある方はyoutubeが今でも更新されているのでまずはこちらから(笑)
お写真に写っているのが、ご住職の後藤密榮さん。
今はお寺にお一人でお住まいですが、レギュラー放送されていたころは副住職の佐々木慈瞳さん、お手伝いのまっちゃんの3人の、笑いの絶えない明るい印象が強いお寺です。
番組の最大の魅力は、何と言っても四季折々の精進料理。
精進料理のイメージって質素なイメージありませんか?
私の中では、ご飯と、おつゆにお漬物。
おまめやゴマ豆腐と修行僧の食事イメージが強くて……
日々、空腹との戦いなのでは?
というイメージがありました。
そのイメージ覆ります。
自然の恵みに感謝して、1つ1つ手作りするのはイメージのまんまですが、どれも美しくて美味しそう。
空腹との戦いなんてとんでもない。
私の好きなものがいっぱい出てくる😊✨
見た目を楽しみ、香りを楽しみ、音を楽しみ、味を楽しむって、そんな感じ。
何より作っている過程が楽しそうで、見ていて気持ちが上っていくのが解るんです。
「交ぜて交ぜて🎵」って言いたくなるほど明るい元気な撮影現場だそうで。
ちなみに番組の内容は本でも出版されています。
私のお気に入り。
自給自足に近いお寺の生活。
お寺に来る人々の交流。
お寺のおつとめ。
日々の暮らし。
特別な要素は何にもないなのに、そのどれもが夢物語のように見えるから不思議。
祖父母の時代の頃の生き方がまだそこにある、そんな感じ。
きっと懐かしいという言葉がピッタリ合うのだと思います。
ほっとするひと時をテレビと共に。
昨年、人気の出た『しあわせは、食べて寝て待て』だってそんな感じだった。
――ここにいると、あれを使ってどうしようとか、こうしようとか、いろいろ考える。あるもので工夫する。
自分の小さい頃を思い出すと、何もないからおもちゃも自分で作ったり、お父さんが作ってくれたりしたなって。
今はなんでも簡単に手に入るから、街の暮らしからはそういうことがなくなっちゃったんだなって。
何もかも用意された町の生活が本当に便利なのか、よくわからなくなった。
ここには、考えて工夫して自分の手で作るっていうことがある。
生きるために暮らす生活と言うか。
生きているって感じがする。
これは本に出てくるまっちゃんのセリフ。
こんなものがあったら便利だろうな。
そんな気持ちが、今の便利な世の中を作ってくれたことは間違いないし、不便だった生活を知っている分、ありがたいと感じるのも本当で。
昔のような不便な生活に戻れるかと聞かれたら、私にはちょっと無理かもしれません😅
歳を取ればとるほど、この便利な生活をもっと有難いと感じるようになると思います。
でも、それと同時に心の一部はどんどん手のひらから零れ落ちていくようにも感じています。
だからこそ、この3人の言葉や生き方から、学べる事はやっぱり多いなと思うのです。
一度は行ってみたいなと思いつつも、その道のりのあまりの険しさに行く前から諦めモード。
だからせめてその心だけでも。
自然と共に、人を大事に、美味しくご飯を頂いて、たくさん笑う。
お料理番組なので、お坊さんの説法や仏教の何たるかなんかは、ほとんど出てきません。
出てくるのは伝統や風習を、上手にかみ砕いた日々の生活。
それが、もうそのまま説法みたいで心地よいのです。
もっと上手に番組の魅力が伝えられたらいいのになぁ💦
なので、伝えきれない番組の魅力はぜひ、番組を見る事で実感してもらいたいなって思います。
ただ、残念なことに放送は不定期です😅
機会があったら探してみてね❤(←丸投げ確定)
