子供でいたい訳じゃない。ただ、自分の原点を大切にしたいんだと思う。
私は物語が好きです。
特に子供向けのファンタジーや冒険シリーズ、日常を大切にした物語。
夏休みになるとテレビで放送されるような子供向けの映画が好きで、わくわくしながら夢の世界に足を踏み入れています。
私はいかにも子供っぽい子供でした。
周りの子たちより心も身体も成長が遅い。
小学生の頃は、背の順も前から二番目。
中学生になって、まわりがお化粧やおしゃれに興味を持って恋愛を始めても、同じようなものに興味が持てず、変われずに子供のままでした。
高校にあがっても、ファンタジーや冒険物が大好きで、
「子供っぽいね」
と言われて初めて、なんとなくそれを恥ずかしいことに感じました。
いつまでも、物語で夢を見ていてはいけないんだ。
それから、いろんな本を読みました。
恋愛もの、ミステリー、時代小説、エッセイ、SF、海外文学、ノンフィクション、古典。
どれも面白かったけれど、やっぱりハリーポッターやナルニア国物語みたいな夢の国が好き。
大人になって、昔好きだったファンタジーに足を踏み入れて、改めて思うのです。
私は、ただ原点に帰ってるだけなんだって。
30も過ぎて、純粋な子供みたいな気持ちでいることは難しい。
妬み恨みも人並みにあるし、焦りや失望は人より多い。
マイナス思考な感情は放っておいてもわいてくるのに、希望や願望っていうのは放っておいたらわいてこないらしいのです。
困ったことだね。
数学の問題を解くときに、「躓いたら解るところまで戻ってやり直しなさい」と
昔、数学の先生に言われたことがあります。
希望も、願望も湧いてこないのだから、その気持ちがあったところまで戻るしかない。
でも、どうやって?
そんな時にはやっぱりファンタジーや冒険物に限る。
あの頃夢中になていたアニメや映画は、今見ても違った発見があってとても面白いです。
そうして、私は一つ、また一つと希望や願望を思い出すのです。
久しぶりにTVで見たバック・トゥ・ザ・フューチャーは吹替版の声優さんが入れ替わると同時に、翻訳が少しだけ変わっていて驚きました。
ホーム・アローンもそう。
昔よりも良いなと思う一方で、昔のほうが良かったなって思う表現もある。
そう考えたら、原作って元はどんな文章なんだろう?なんて英語の勉強を始めてみたり。
そう言えば、子供の頃に公園で外国の子と遊んだなぁなんてことまで思い出して。
言葉が通じなくても楽しかったけど、言葉が通じたらもっと楽しかったんじゃないかって、今更ながら考えて。
何度も挫折した英語に、毎日15分くらい手を付けるようにしています。
していますが⋯⋯!
今は上達しない英語を前に、ドラえもんに出てくる翻訳こんにゃくが欲しいと切実に思う(笑)
少し前に、友達の子供たちと一緒に見たドラえもんの映画。昔は友人の子供たちのように面白かった!で何度も繰り返し見たけれど。
昔の大人が子供に伝えたかった事を、子供の時より今のほうが理解できる気がします。
学生の頃にマンガやアニメ、小説の話で盛り上がった友人たちと、今はもう同じ話題では盛り上がれない。
話題の中心にあるものは、歳を取るごとに移り変わっていくから。
それを悪いとは思わないけれど、少しだけ寂しく思う時があるのです。
でも最近、意外なところで「これが好き」と共感してくれる人たちに出会えました。
夏目友人帳が好きだと打ち明ければ、私も!と手を挙げて2期のオープニングが好きだと言ってくれる。
ジブリが好きだと言えば、メーベに乗りたいという素敵な夢を持った人にも出会える。
コナンくんに出てくる人たちは、本当に一般人かな?なんて同じようなことを考えている人にも出会えた。
「このアニメを見ていたら、りこさんを思い出しました」と意外なところで私のことを思い出してくれている人もいる。
そういう人達に出会えるnoteという場所で、思ったんです。
子供でいたいわけでも、子供に戻りたいわけでもない。
ただ、夢中になっていたものがある時に戻れば、薄汚れてしまった心のすすを払って、物事の違う見方ができる気がするんです。
好きな物が沢山あったあの頃は、私の原点だ。
皆が当たり前に出来ることが、出来なかった私が。
これもあれもと、泣きながら諦めてばかりいた自分が。
捨てきれなかった好きがそこにまだのこっている。
だから、物語が好きです。
いつだって原点に戻れる。
どの物語も、思い出につながっている。
幸せな気持ちで「もう一回」と前を向ける。
原点って無限大なんだな。
そうやって今日も明日も、もう一歩だけ。
この記事は龍神さんの記事を読んで、お届けできる言葉になりました。
もやもやした気持ちが言葉にならない。
そんな時は色んな人の記事を読んで、その人のココロにそっと触れます。
驚くほど冷たく感じる時もあれば、じんわり温かくて涙が出ることもあります。
ファンタジーの力を借りなくても、前に進む勇気をくれます。
悩むときは、いつも、いつだってひとりぼっちだ。
でも解決するときには、誰かがそばにいたほうが良い。
noteの世界は、そんなひとりぼっちの私たちを、いつだって優しく迎え入れてくれる場所だと思っています。
