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【エッセイ】 官能の翼

エロを書ける人の内面を知りたい。
突然すみません。
素朴な疑問なの。

ねぇ、恥ずかしくない?
いや、恥ずかしいよね?

それとも、意識なんてしていなくて、
呼吸するみたいに書けちゃうのかな。

でも、わたしには書けないのである。
エッチな描写が。



noterさんの記事には、ときどき性描写が出てくるものがある。

物語の必然だったり、
世界観の温度を一気に上げたり。

艶っぽかったり、コミカルだったり、
恐ろしくてゾワッとしたり。

読むたびに「文学だなぁ」って思っちゃう。

別にドキドキはしないんだけれど、
たまーーに赤面して“きゃーっ”ってなる時もある。
(あるんかい。)

でも、そういう描写があると、
キャラクターの関係性が一段深く見えたりもする。

触れたい気持ちとか、
二人の力学とか。
時には支配とか。

生々しく、浮き彫りになる。



わたしは、ついオブラートに包んでしまう。

幻想や詩へ寄せる。
ぼかした光で包む。

わたしの持ち味なのかもしれないけれど、
どうにも“生々しい官能”だけは筆が避けるのだ。

しかもそれを、不特定多数に全公開。
いやいやいや。
なんか恥ずかしくない?

物語のことだから、
ほんとうのわたしとは違うんだけれど、
なんか、ねぇ?

まぁ、リアルでも……
誰か一人だけ知ってくれてれば、
十分だったりするし?



でもね、本当はちょっと書いてみたい。

物語の温度を上げたい時。
呼吸を乱したい刹那。
人間の汚さと弱さを描きたい夜。

その時、性描写は“ただのエロ”ではなくて、
物語の血流みたいなものになる。

もしわたしが書くなら——
指先が触れただけで呼吸が合う、
そんな瞬間から始める、のかも。



書ける人は、
きっと“表現の一部”として扱っている。

飾りではなく、必然。
物語の核で、生の証。

浮かないし、何の違和感もない。

水が流れるみたいに自然に。
いつか書いてみたいと思う。

この繭から羽化する時が来たら——
わたしにも新しい翼が生えるのかしら。

官能の翼が。

……うーん、これはちょっと、ナイかも(笑)







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