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#90_車を手放して見つけた「ちょうどいい暮らし」

私は最近、車を手放しました。
とはいえ、住まいは車があったほうが便利な場所です。

車のある生活と、ない生活。
両方を試算して比べてみたときに見えてきたのは、
「持ち続けることのしんどさ」でした。




1.迷いと計算、そして“エイヤッ!”の決断

私はごく普通の会社員。決して収入が多いわけではありません。

そんな中で、車にかかる費用は年間で数十万円。
保険、車検、タイヤ交換、ガソリン代、税金……。積み重ねると、なかなかの出費です。

年収に対する負担割合を冷静に見てみたとき、
「このまま何か大きな出費が重なったら、家計が一気に崩れてしまうかもしれない」
──そんな不安がよぎったのが、最初のきっかけでした。

ちょうど家計を見直したいと思っていたタイミングだったこともあり、
「もう、この辺で手放してもいいかな」と、“エイヤッ!”の勢いで決断。

…とはいえ、迷わなかったわけではありません。
「本当に手放して後悔しないだろうか」「不便になったらどうしよう」
手放す寂しさと現実のはざまで、心は何度も揺れました。

最終的には、“1週間だけ迷ってみよう”と期間を決めて、結論を出すことに。
そう決めてからは、少しずつ気持ちの整理ができていったように思います。


2.手放してまず感じたのは、心の軽さ

車がなくなって、最初に感じたのは「不便」ではなく「軽さ」でした。

・車検の通知に焦らなくていい
・保険の請求にビクビクしなくていい
・乗っていない車に申し訳なく思わなくていい

そんな日々の小さなストレスが、一気にふわっと消えていきました。

お金に対する不安は、私たちのストレスの中でも特に強く、
本来の力や集中力すら奪ってしまうことがあるといいます。
たしかにそうかもしれません。
心配ごとがあると、目の前のことに集中できなくなってしまうんですよね。

車に対しても、どこかで気になっていました。
「この車を必要としている人が、きっといるんじゃないか」
そう思うようになったとき、
“自分が所有するより、大事に使ってもらえる場所に行くほうがいい”と、
自然に気持ちが切り替わっていきました。

そして今──
気づけば、肩の力がふっと抜けたように、心も軽くなっていたんです。


3.自転車と、風をきる暮らし

車を手放すと同時に、自転車を購入しました。
──といっても、ここでもまたひと悶着(笑)

「最新のオシャレな自転車にするか、それともごく普通の実用型にするか…」
最近の自転車は本当にピンキリ。
電動アシスト付きの高機能タイプから、街乗りに映えるスタイリッシュなモデルまで、選択肢が多すぎて、見れば見るほど目移りしてしまいました。

最終的に選んだのは、ちょっといい“新古車”
お店の方がすすめてくれた一台で、
「これは一応中古だけど、状態もいいし、コスパ的にもおすすめですよ」とのこと。
試しに乗ってみたらすごくしっくりきて、その場で決めました。

実際に乗ってみると、風をきって走る感覚がとにかく気持ちいい。
少し遠くのスーパーへ行く道のりも、
ちょっとした運動と気分転換になって、むしろ楽しみになりました。

買い物に出かけるときも、
「自転車で持ち帰れる量」に自然と意識が向くので、ムダ買いが減るように。
結果的に、お金も時間も、暮らしもすっきり整ってきた気がします。

移動手段が変わるだけで、
こんなにも日常のリズムが変わるんだ──
そんな発見があった出来事でした。


4.車の売却で感じた、人とのつながり

車を手放すにあたって、まずは2〜3社から見積もりを取りました。
今はネットで何でもできる時代。
スマホで見積もりから売却まで完結できるアプリや、電話受付の業者など、
便利な選択肢がたくさんあります。

中には、以前からお世話になっていた営業さんにも事情をお伝えして、見積もりをお願いしました。
この方がまた、とても誠実な方で──
最終的な決断の前に、こんなふうにアドバイスをくださったんです。

「弊社ではその金額は難しいと思いますので、その業者さんで良いと思いますよ」

営業という立場でありながら、
私の納得と利益を優先してくださった姿勢に、心から信頼と感謝の気持ちが湧きました。
いつか何かの形でご恩返しができたらと思っています。

さて、相見積もりの結果、
最も高値をつけてくれたのは、スマホだけで完結できるアプリ型の業者。

──でも、最終的な決め手は「金額」ではありませんでした。

対応してくださったスタッフの方が、とても丁寧で親切だったこと。
さらに、その会社の社長さんがSNSで日々発信している姿に触れて、
「この人たちになら任せたい」と、自然と思えたんです。

当日は最寄りの店舗に車を持ち込み、
書類の作成と車の確認を含めて、わずか30分ほどで手続き完了。

「お客様のお車は、私どもが必ず次のオーナーさんへつなぎますので、ご安心ください!」

そんな言葉に、心からホッとしました。

あらためて思います。
“納得感のある選択”って、やっぱり人とのつながりから生まれるんだなと。
たとえインターネットがどれだけ便利になっても、
最後に心を動かすのは、「人と人」のあたたかさなのだと感じました。


5.持たないけれど、必要なときに使える安心感

手放してからは、いざというときのために「カーシェアリングサービス」に登録しました。
これは、あるコニュニティの親切な優しい方が教えてくださいました😊

会員登録しておくと、会員カードやアプリを使って、全国のステーションに設置された車を15分単位で利用できます。
利用料金は時間料金と距離料金で構成され、ガソリン代や保険料は不要です。

まだ利用はしていませんが、近くにもこのサービスを使えるステーションがいくつかあるので安心です。
アプリで空き状況を見たり、近くのステーションを探したりするのがちょっと楽しく感じたりしています。

「いざというとき、ちゃんと使える」

その安心感があるだけで、
「車がない不安」はぐっと小さくなりました。
ステーションに車がないのであればタクシーを使う、という方法もあるのでさらに不安は小さくなりました。


6.おわりに:持たないことも、心地いい

「車がないと生活できない」「きっとかなり不便になる」
そんなふうに思っていた私ですが、今思えば──
それは、ただの先入観や思い込みだったのかもしれません。

たしかに、私の住む地域は公共交通機関がそこまで便利ではありません。
けれど、今の住まいは主要駅まで徒歩12〜13分。
比較的アクセスのよい場所だったこともあり、
車を手放すことへのハードルは、想像よりもずっと低かったのです。

「車を手放すなんて、絶対にムリ!」
そう思い込んでいたのは、過去の自分がつくった“常識”でした。

手放してみたら、意外とどうにかなっていて、
むしろ心理的な負担が減って、暮らしが身軽に、そして気楽になっていきました。

以前よりも「健康で元気に過ごそう」と意識するようになり、
生活のリズムを整えること、心と体を快適に保つことの大切さにも気づきました。

「ないことで、ちょっと楽しくなった」

そんな毎日が、ちゃんと待っていたんです。

“持つこと”が正解じゃなくてもいい。
“持たない選択”の中にこそ、心地よさや自由があることもある。

もし、いま同じように迷っている方がいたら──
その背中を、そっと押せるような記事になっていたら嬉しいです🍃

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