「躁の私、うつの私、本当の私」
この作品は私の実体験と思いを綴ったショートエッセイとなっています。
双極性障害という言葉に触れるのがつらい方は、どうか無理をせず、このページをそっと閉じてくださいね。
※双極性障害については、以下に簡単に説明を添えておきます(ChatGPTによる要約です)。
双極性障害(英: bipolar disorder)は、感情の波が極端に変動する精神疾患です。
以前は「躁うつ病」とも呼ばれていました。
この障害には、2つの状態があります:
躁状態:気分が異常に高揚し、自信過剰になったり、活動的すぎたりします。睡眠が少なくても元気で、衝動的な行動(浪費、無謀な運転など)をしてしまうこともあります。
うつ状態:強い落ち込み、無気力、絶望感、時に自殺念慮が生じます。
数年前、私はこの病気を発症しました。
躁状態が数か月続き、気づいたときには貯金がすべてなくなっていました。
休職が近づくにつれ、職場からの連絡が怖くなり、スマホの電源を切って、当時の夫に預けて隠してもらっていました。
薬物治療で躁状態は落ち着いたものの、
その後、半年近く深いうつ状態が続きました。
ドラマやアニメを見ることさえできなくなり、
大好きだったお風呂にも入れなくなりました。
躁からうつへの急降下。
地獄とはこういうことか、と初めて知りました。
さらに私を苦しめたのは、「不眠」でした。
入眠剤なしでは眠れなくなってしまった。
眠気そのものが、どこかへ行ってしまった。
主治医の先生は言いました。
「たぶん、不眠は今後も変わらないでしょう。」
その言葉を、私は意外と冷静に受け止めました。
それほどまでに、もう心が疲れきっていたのかもしれません。
今は、うつ状態から回復した状態です。
けれど、家族からは「いま少し軽躁なんじゃない?」と言われています。
私は――自分では、そうは思いません。
そう思いたくありません。
今の自分こそが、本当の私だと信じたい。
「そう」なのか。「そう」じゃないのか。
本当の自分とは、一体なんなのでしょうか。
誰か、教えてほしい。
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