3Dモデルを初めて公開しました
3DモデルをMakerWorldにアップしました。
まだしばらくはビギナーだと言い続けようと思っているので、もちろん公開する事自体が初めての経験です。
せっかく色々と勉強になったので、忘れない内にここに書いておきます。
確信に迫ってないのに、無駄に長いです。
きっかけ
何回も読んで知ってるって方は読み飛ばしてください。
昨年の夏にペッツみたいな動きをするディスペンサーが欲しいけど、私にはそんな技術力は無いんだと声を大にして叫んだら、くろまめさんが設計して私の夢を形にしてくれました。
その辺りの細かい話はリンクを貼っておきます。
バネ式だとクリープ現象で最後の数枚が押し出せなかったのですが、3DPの集いの前夜までまだああでもないこうでもないとやり取りして本当にギリギリに間に合わせてくれたので、とりあえず良し!形になったから良し!で終わっておりました。
JRRFに持っていくよ
もちろんJRRFには持って行くつもりでしたが、最後の数枚が出ない問題は上から無理やりゴムで引っ張ってバネと両方で頑張ってもらおうと考えていました。
更に自分なりに考えて、中間板を作って金属バネを2本入れて改良してみたりもしました。それも最後の一枚まで出たけど、中折れしちゃう感じがあって違うなぁ・・・となっていました。
まぁ、JRRFの日だけ頑張ってくれたら十分。
突然の改良版データ登場
5月に入ってすぐのGW中に突然くろまめさんから「大阪さんが輪ゴム化してくれた!最後の1枚まで出せます!!!!」とかなり高揚気味の連絡が。
え?12色のMakerChipで有名なあの大阪さんが?ディスペンサーの為に動いてくれたのですか?え?え?
経緯の説明は受けなかったのですが、とにかく改良版の完全データを送ってもらったものを送るからすぐに試してみて!と。
ダウンロードして早速作ります。
乾燥してから試作
赤色は普段あまり使わないので、まずは一晩ドライヤーに入れてー。
朝からテスト印刷。テストと言っても上手く出来たらそのまま本番採用です。頑張って、P1S。

ちーん。
3層目あたりまで見守ってから席を外したのに、筒が途中から動き出した模様。プレートに糊を塗ってやり直し。
JRRFの準備で恐ろしく忙しいはずのくろまめ師匠はとてもとても面倒見が良いので、間に「どうですかー?出来てる?」って連絡くれたので、今コレですね!ともじゃ写真を送っておきました。
組み立て
無事印刷が出来たので組み立てます。
ネジの頭の飛び出し具合をチェックしていて部品をつけたり外したりしていたら、凸の部分をもいでしまいました。(写真に痕跡あり)
実は無くても機能するから、ここはもうこのまま行く。
ネジ穴にフィラメントを突っ込んでネジの代用が出来るように大阪さんが上ふたにも穴を追加してくれたそうで、それも試してみました。
私はただフィラメントを突っ込めば良いと思い込み力任せにぐいっと押し込んでみました。PLAを。柔らかいPLAを。
パキッと根元で折れました。穴に詰まってほじくり出すのに苦労しました。
素直にネジを装着しました。

ネジ頭を潰しちゃってる。このネジはもう2度と外さないから良い。
ゴムも何回もテストしたから切れかかってますが、このネジにゴムをかけます。一番大事なゴム駆動のゴムです。これが筒に詰まったMakerChipを最後の一枚まで押し出してくれます。
ゴムは大事なパーツなので最後に新品に装着し直しました。
後で大阪さんに教わりましたが、「見本の写真で突っ込んでいたフィラメントはPETGやで」との事。
PLAって柔らかいもんね、何でそんな事に気付かないの私。
どんどん組み立て
前の部品がそのまま使える箇所があるので、差し替え作業です。
M2ネジの取扱いが壊滅的で、何本もの頭を潰して何度も先の細いペンチで抜きました。人差し指に水脹れが出来ました。
↓やり過ぎて本体も削ってしまいました。

最後の最後に気付いたのですが、#1のドライバーで良いのに精密ドライバーで組み立てていました。だからネジ頭が潰れまくってたのか。
出来上がり
ウェーイ。
ゴム稼働の子が出来たぜーーー!!
見た目は何も変わらないけど、大阪さんの尽力のおかげで最後の一枚まで出るディスペンサーに生まれ変わりました!
組み立てみて、くろまめさんの高揚感の意味がやっとわかりました。
こりゃ凄い!

流れが一気に変わる
Xに動画を投稿して浮かれていたら、海外のペッツ愛好家の方が、このモデルは公開してないの?欲しい!!とコメントをくださったので、くろまめさん&大阪さんにご相談。
その方はペッツ大好きでコミュニティとかも持っている模様。
そんな方がいるなら、広く楽しんでもらえるチャンス。
公開したらJRRFで楽しんでくれる人も居るかもしれないから、早めに公開しましょうと師匠の見解が。
大阪さんはくろまめさんの判断に準ずるよーと委ねてくださいまして。
何度も書くけどくろまめさんはJRRFの準備で多忙。激務。
私に付き合ってくれているのが奇跡な位に激務。それは知ってる。
「頑張れ」と言う激励とともに、公開に必要なデータと英文の叩き台が送られて来ました。ひー、出来るかな。
無料で3Dデータを公開してくれてる人が世界中にいるなんて神かよと思っていた側だったのに、公開する側になるのか。おぉぉぉ。
何もわからない所からのスタート
去年は頭のブーリアンも師匠がやってくれたので、私がやったのは
・頭のデータを作る
・印刷用データを待つ
・印刷して組み立て
・浮かれて3DPの集いでパカパカする
以上。
核になる作業は何もやってないじゃ無いですか。そんな私にわかるんですか。
やるしか無い。
公開用のデータを理解する所から
頭を作る所からやり直してみました。
サンプルデータ用にクマちゃんを作りました。
ブーリアンして印刷。あー、ちょっと小さかった。
データをもう少し大きくして、ブーリアンして頭部完成。こんにちはクマちゃん。
夜中に押し出し器から戻れずに、数時間一人で詰まったまんま脳みそ剥き出しでじっと我慢していたらしく、目の上に線が入っちゃってるけどまぁ良しとしましょう。

後は本体をどんどこ印刷して行き、組み立て作業を全部写真に収めました。
登録時に横長の4:3写真がベストであると知りますが、そんなのわかってないから縦長写真ばっかり撮ってしまいました。

組み立て完了
じじゃーん。
こんにちは、世界!よろしくね!
って言ってるように見えるのは親バカならぬ制作者バカですかね。
クマちゃんも可愛いね。

初代と並べて外の世界を見せてあげました。君等にはこの先もっともっと色んな場所の色んな風景を見せてあげるからね。

いよいよ公開準備
MakerChipの発案者、ケビンさんにDMして「Character MakerChip Dispenser」って名前をつけて良いか確認。
爆速で快諾していただきました。
くろまめさんに叩き台を作ってもらった英文は、英語が出来る波乗り友達のえりちゃんにチェックしてもらい、技術的な箇所は置いといて、文としてネイティブな方が何これ変な言い回しって感じる箇所だけチェックしてもらいました。こちらも爆速でやってくれました。
公開用データを作る
必要なパーツをわかりやすくリネームしてバラバラのstlに書き出し、必要なパーツを3mfにまとめる作業。あれ?ブーリアン用のパーツはどこにどうすれば良いんだ?
くろまめさんに聞くも、公開した事がないから知らないって事でyskさんに詳しく教えてもらいました。
細かい事もあれこれ教えてもらったんですが、「ダウンロードする側の気持ちになって考えると早い」ってのが一番わかりやすかったです。
一通りのデータの用意が出来て、パーツごとの説明文はClaudeに一緒に考えてもらい、自分の用意した縦長写真の使えなさに震えながら横長に加工したりアニメーションGIFを作ったりして、一式登録出来たのが朝の5時頃。

よーし、申請だ!2時間だけ寝るぞ。(朝から外出予定あり)
ダメ
3分後位に連絡が来て「ベータ版で保存したデータはあかんで」
みたいな内容で差し戻しされました。
Bambu Studioの公式版にダウングレードして保存し直しました。
もうこの時点で5時半。再申請しました。
9時には家を出るので、この時点で寝るか寝ないか迷い始める。
そして3分後に承認。はっや。爆速。
公開したよー!ってXにポストしてから2時間寝れました。
帰宅後に少し修正
ブーリアンのデータがどこかわからないと連絡をもらったので、家に帰ってきてから、その注意書きを追記したり内容を見直したりしました。
ピストンの個別部品をアップし忘れていた事に気付いたので見直して良かったです。
作るね、とかありがとうとかたくさんリプライいただいてお出かけ中は嬉しい悲鳴でしたが、夕方には作ったよーって報告してくださる方も居て、いやー嬉しい。
JRRFにこれを作って持参する方はぜひうちのディスペンサーと並べて一緒に写真を撮ってやってください。私が大喜びします。
あやこさんがJRRFの運営さんにお願いしてくださって、「MakerChipホルダーデザインコンテスト」の締切が日曜までになったので、これも帰宅してから応募しました。
本当に何から何まで色んな方のお力添えをいただいて、感謝です。
ありがとうございます!!
下記からダウンロード出来るので、ぜひ印刷してみてください。
サンプルの頭がセットになっているのでそのまますぐに印刷できます。
スクリュー部分は多少緩く仕上がるのでマスキングテープ等で各自調整してください。
https://makerworld.com/ja/models/2806008-character-makerchip-dispenser#profileId-3122371
オリジナルの頭を用意出来る方は、STL/CADファイルのダウンロードから「Head_Mount_Subtract_Body.step」もしくは「Head_Mount_Subtract_Body.stl」をダウンロードして自分の作ったオリジナルの頭をがっちゃんこしてください。
オリジナルの頭は75mmφ程度(それより小さくならないように)で作ったソリッドデータが必要です。
球体で試してみてもらうとわかりやすいかも。
後にネジを買い直し
試作から含めると、M2ネジの頭を何本潰したかわかりません。
ドライバーが間違っていた事もあるんですが。
後にくろまめ師匠から教わりましたが、
・ビスが柔らかすぎる場合もある
・ドライバーとの相性もある
・穴とドライバーがピッタリあってると綺麗にまわる
・ネジを持って合うドライバー探しに行け
持っていたビスが真鍮だったので、ステンレスのビスを買い直しました。
そして、そのビスを持ってドライバーを買いに行きました。
その後組み立てたクマちゃんは一度もビス頭が潰れませんでした。
師匠の言った事を全てやったら上手く行った。すごい。
今回のデータ公開に至るまで尽力してくださったみなさま
くろまめさん(@kuromame2209)
大阪さん(@3dp_oosaka)
yskさん(@ysk1025)
えりちゃん
ありがとうございました!!!!!
※追記
ストラップリングをセット内に入れるのを忘れていました。
追加した3mfをアップし直し、個別のstlもアップしました。
Jさん、ありがとうございます!
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