借金3,000万円から見えた一筋の光──元ホスト「大智」としてのリアル再起ストーリー
新宿のネオンの下で、かつて“もう一人の自分”として生きていた名前があります。それが「大智(ダイチ)」という源氏名。もともとはごく普通のサラリーマンだった私が、副業としてホストを始めたときに当時兼業で働いていた歌舞伎町のバーのオーナーにつけて頂いた名前です。
昼は会社員、夜はホスト。ダブルワークで体はボロボロでしたが、それ以上に夜の世界は刺激的で、楽しくて、どこか麻薬のような中毒性がありました。酒、女、ギャンブル──すべてが勢い任せで、未来なんてほとんど考えていなかった気がします。
そんな中で、「一発逆転」を夢見て、不動産投資に手を出しました。結果は大失敗。知識もなく、甘い話に飛びついた私が浅はかだった。気づけば3,000万円の借金。生活は一変し、夫婦関係も壊れて離婚。子どもはいませんでしたが、精神的なダメージは計り知れませんでした。
28歳、バツイチ、借金3,000万円。
当時の私は、まさに人生のどん底にいました。
それでも生きていかないといけない。ホストを辞め、サラリーマン一本に戻りました。表面的には“まとも”な生活。でも、心は空っぽで、毎日が灰色に見えました。あの頃の“勢いだけで突っ走っていた大智”のほうが、まだ人間らしく生きていた気さえしたんです。
そんな中、再び副業として手を出したのが、アダルトコンテンツの販売でした。正直、最初は半信半疑。顔を出さずにスマホ一つで始められる手軽さに惹かれただけでした。
けれど、始めてみると意外な反応がありました。初月の収益は15,760円。小さな金額かもしれませんが、私にとっては“自分の力で稼いだ”という確かな手応えでした。
それからは、本気で取り組むようになりました。SNS運用、顧客層の研究、価格や構成の工夫……かつてホスト時代に培った「人を見る力」や「空気を読む勘」が、意外にも活きてきたんです。
今は、サラリーマンとしての収入に加えて、副業の収益でようやく生活に少し余裕が生まれました。借金返済はまだまだこれからですが、「前に進めている」という実感があることが、何よりの救いです。
私は、今も「大智」として活動しています。ただ、それは逃げの名前じゃありません。自分の過去を受け入れ、もう一度人生に勝負をかけるための名前です。
目標は、まず借金を完済すること。そして、今の副業をさらに育てて、同じように苦しんでいる誰かに「やり直せるんだ」という希望を届けられる存在になること。人生に遅すぎることなんてないと、自分自身が証明したいんです。
過去は変えられない。でも未来は、自分で創り変えられる。
この物語は、まだ途中です。けれど私は今、ちゃんと前を向いています。
