タイ駐在3年目の「異国生活note」Vol.1:海外在住者を阻む、日本の携帯認証の壁
仕事でタイに移り住んで3年が経過しました。 決して長い年月ではありませんが、この3年という月日で、公私ともに実にさまざまな経験をさせてもらいました。その経験の備忘録として、いくつか記事を残しておこうと思います。
タイに住み始めてから今でも、ふとした瞬間に「不便だなぁ」と感じるのは、日本の携帯電話番号に紐づいたサービスの数々です。いわゆる「SMS認証」や「二要素認証」という壁です。
最近の日本のサービスは、会員情報の多くが携帯電話番号に紐づけられています。毎日利用するサービスならまだしも、たまにしか使わないサービスにログインしようとすると、ID・パスワードの後に「認証番号を携帯電話に送信しました」というメッセージが表示されます。これが、海外居住者にはなかなかに厄介なのです。
タイで日常的に使用しているのは、当然タイで契約したSIMです。そのため、認証のたびに日本時代のSIMを挿したスマホを用意しなければなりません。 私の場合、渡航時にスマホを新調したため、古い端末に日本のSIMを挿しっぱなしにしておけますが、そうでない場合はいちいちSIMを差し替える必要があります。 「日本のSIMをそのまま海外で使えばいい」という考え方もありますが、タイでも電話番号がないと受けられないサービスは山ほどあります。むしろタイの方が電話番号の重要性は高いかもしれません。結局、二台持ちにするかSIMを使い分けるかという、非常に面倒な運用を強いられるわけです。
そして、この不便さを強いてくる日本サービスの「最強格」が、Yahoo! JAPANです。
何が面倒かといえば、海外IPからのログイン制限です。 VPNを利用すればアクセスは可能ですが、うっかりVPNが切れた状態でアクセスしようものなら、即座にログイン認証からやり直しになります。正直なところ、何度も「これ、どうにかならないか」と天を仰ぎたくなりました。
それでも、スマホのキャリアがソフトバンクであったり、PayPayを利用していたりと、生活に密着しすぎているために「Yahoo!と縁を切る」という選択肢はなかなか取れません。この利便性と不自由さのジレンマには、これまで何度も泣かされてきました。
携帯電話番号が、もはや名前以上に重要な個人情報になりつつある昨今。セキュリティの観点から致し方ない面があるのは理解しつつも、海外での立ち回りは未だに不便が多いと感じる今日この頃です。
※見出し画像は、記事のイメージに合わせてAIで生成したものです。
