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「ごめんなさい」と言いながら(中学生の声)

*中学生のボクは架空の少年です。

下校中にボクの前を60代くらいの女性が歩いていた。ボクのおばあちゃんと同じぐらいだった。その女性が信号機のない交差点を通ろうとしたとき、交差するもう一方の道から走って来た自転車がぶつかりそうになった。運転していたのは歩いていた女性より少し若いぐらいの女性だった。

歩いていた女性はびっくりしたらしく、手に持っていた袋を落としてしまった。その拍子に袋の中からりんごがいくつか転がり出た。自転車の女性はそれをちらっと見たんだけど、「あっ、ごめんなさい」言ってそのまま走り去ってしまった。

ボクは「ぶつからなくてよかったですね」と言いながらリンゴを拾ってあげた。「止まると思っていたからびっくりしたわ」と女性は言った。ボクも自転車は止まると思っていた。だって、自転車が走ってきた道路には「止まれ」の標識があったし、道路上にも「止まれ」と書いてあったからだ。つまりその交差点ではボクたちが歩いていた方が優先道路になるってことだよね。それに自転車は軽車両なんだから歩行者がいたら止まらなければいけない。学校の自転車教室でもそう習ったよ。なのにその自転車は止まらずにそのまま走り去った。明らかに道路交通法に違反している

さらに、自転車の女性は「ごめんなさい」って言った。「ごめんなさい」って謝罪の言葉なんじゃないの? とても謝っているようには思えなかった。

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