鳥人戦隊ジェットマン、第35話「鳩がくれた戦う勇気」
人生は″道″と表現される事が多い。
毎日我々は人生という道を一歩一歩前に進んでいる。
ただ、そんな道を前に進む事。
…私は時々怖くなる事がある。
そんな時、自分の背中に″温かな手″を感じる事ができたら。
進むその一歩は、きっと未来へ繋がる一歩になっていくと…私は思う。

産業廃棄物を不法投棄する業者。
彼らの捨てた廃棄物により水は濁り、花は枯れる。
そしてラディゲはそんな廃棄物が入ったドラム缶にバイオ次元虫を寄生させる。

誕生した毒ガスネズミが出す猛毒ガスは木々たちを枯れさせ、人々の視界を奪う…。
そんな毒ガスネズミに果敢に挑んだのは″一羽の真っ白な鳩″だった。

今話の主人公の1人のそんな勇敢な白い鳩にピンチを救われたアコ。
竜たちも合流し、ジェットマンとして毒ガスネズミに挑もうとするが…、

毒ガスネズミの猛毒ガスに苦しむジェットマン。
そして、彼らの武器であるバードブラスターも猛毒ガスの餌食になる。

人の作ったモノにより、人が苦しむ…。
そんな人が苦しむモノを止める為に、また人が苦しむ…。

何とかブリンガーソードで毒ガスネズミの右腕を切り落とす事で、彼は退散し窮地を脱するジェットマン。

「ヤツ(毒ガスネズミ)のガスから、ある種の工場廃液が検出されたわ。毒性が強く、科学的な処理が不可能なために、不法投棄で問題になった事もあるわ。」
…産業廃棄物……。
小田切長官から聞かされたのは、人が作ったモノをバイラムが利用したという事実…。
地球に住む者としての責任。彼らは毒ガスネズミの行方を早急に追う事にする。

ジェットバンサーで行方を追う雷太・香・アコ。
空を見上げていたアコの目に飛び込んだのは、あの時アコを救った一羽の真っ白な鳩だった。

鳩の脚に付いていた一通の手紙。
″せいきょういか大学びょういん 牧村恵理″
と書いてあったその手紙からは、必死に″何か″を伝えたい、恵理のある想いが込められていた。

場所は聖京医科大学病院。
恵理の元を訪れたアコが聞いたのは、驚愕の言葉だった。
「お姉ちゃん、あの怪物をやっつけて。パルも、パルの仲間たちも、地球を汚さないでって、凄く怒ってる。」
心臓に疾患を抱えた状態で生まれた恵理。
生まれてから病室から出た事のなかった恵理の生きがいになっていたのが、アコを助けた真っ白な鳩である″パル″であった。
自動車とか工場の出す汚い煙で、空も飛べないくらい弱ってたパルが訪れた恵理というオアシス。
必死の看病の末、パルは再び大空へ羽ばたく事ができた。
「パルとお話ができるようになったのは。
今はパルと一緒にお空だって飛べるのよ。
パルの見た事が私の目にも見えるの。
表に出られない私に代わって、
色んな所へ飛んでくれるの」
恵理の心臓の病は手術により良くなる見込みがある状態であったが、恵理は恐怖心から手術を受ける事を拒んでいた。
キーワードは″自分で戦う勇気″
…手術を受け、体調が良くなれば外を元気に走り回る事ができる。
アコは恵理の事を想い、生まれて初めての外出に誘う事にする。
、、、生まれて初めて直面する命の恐怖も含めて。

「人間が毒を生み出す限り、遅かれ早かれ人類は全滅って訳だ。」…by.結城 凱(ブラックコンドル)
人々が″生活をし易くする為に″得たモノの代償は、悪をも再生させる…。
…池の底。産業廃棄物の工場廃液をすすり…、毒ガスネズミは復活を遂げる。
そんな事を梅雨知らずアコは恵理を川へ連れて行く。

「私、水がこんなに冷たいなんて知らなかった。それに、空気も美味しい。」
恵理が感じた初めての感触
目線が変わるだけで、その物の見え方は変わる。
そして、新しい物がまた見えてくる。
それが、″経験″だと私は思っている。
恵理がした経験は、恵理の中で着実に気持ちの変化を生む。

ふと目を上げた恵理に見えた、元気に遊びまわる子供達。
「楽しそう…」恵理の素直な想いだった。
ただ、人は自分に無いモノを目の当たりにすると冷静でなくなる。

「恵理ちゃんだって手術すれば、
皆と同じように遊べるんだよ。
手術が怖いのは当たり前。
でも、それに負けてちゃダメよ!」
「手術なんて絶対イヤ!」
「勇気を出して、恵理ちゃん!
これからは人を頼らず、
自分の力で生きていくのよ!」
「私にはパルがいるもん!
一生病院の中だって構わないわ!」

再び閉まってしまった恵理の心の扉。
ただ、そんな恵理の扉は白い鳩によって再び開けられ、温かい光が差し込む事になる。

恵理の前に現れた毒ガスネズミ。
アコは助けに向かうが毒ガスネズミの毒ガス攻撃に目をやられてしまう…。

うっすらとした視界の中、アコは無我夢中に恵理が乗った車椅子を押す。
恵理の心に差した小さな光を追い求める様に…。

「お前は街を攻撃しろ。」
毒ガスネズミを街へ向かわせたラディゲ。
光を追い求める恵理とアコを闇へと引きずりこもうとする。
そんな時、彼女たちを救ったのは″白い鳩とその仲間であった。

「大空へ飛び立つ事で困難に立ち向かう″仲間″ができるよ」
そう恵理に伝えているかの様なパルたちの勇気。
そんな勇気はラディゲの脅威にも勝る。

パルの勇気によりラディゲは崖から堕ちる…。
…1人で何かを成し遂げようとする事への限界。
そして…孤独になっていくとは…。
そんな意味を、恵理に教えているのだと私は思った。

そして、視界が奪われても人を救う事もできる。
アコが放ったビークスマッシャーは、上下左右に方向を変えながらも前に進む″これからの恵理の人生″の様だった。

想いがあれば人は戦える。
…誰かを救いたいと思えば思うほど。

⚪︎Another talk
今話は手術を怖がる恵理が、
外界という大空へ、そして…外界へ出る事で得られる″仲間″
それをパルとアコが、人が生み出した″悪″に立ち向かう姿を見る事で体感していき、大人への階段を大きく昇った回でした。
尚、この話にはちゃんと続きがあります。
それは巨大化した毒ガスネズミとの戦い。
ジェットマシーンで毒ガスネズミに挑もうとするジェットマンだったが、まだ視界が十分でないアコ。
そんなアコに恵理が伝えた人生で初めて″人を守る意思″を伝えます。
今話の心に刻みたいセリフはそんな恵理の言葉から。

「私も連れてって!」とアコに意思を伝えた恵理。
「何を言うの!?恵理ちゃん!」とアコはそれを一度は止めるが、その言葉を聞いても尚、恵理は自分の気持ちをアコに伝えます。
心に刻みたいセリフ
「お願い!私も戦わせて!頑張る!どんな事があっても泣かない!」
精一杯、知っている単語を繋ぎ合わせた″想い″。
″頑張る″そして″泣かない″
そんな恵理の想いは、大空へ飛び立つ。
…パルとアコの勇気を持って。

恵理が示した方へ向かうジェットスワローのウィングカッターは困難を切り刻む勇気の刃となる。

恵理の合図で繰り出したウィングカッターは毒ガスネズミを捉える。
そして…

アコと一緒に放ったテトラバスター。
これは恵理の明るい未来への祝砲。

その祝砲は太陽の光を全身で受ける恵理の未来。
そして、これからの人生を照らす光として。

病室で戦いの疲れから目を覚ました恵理。
「手術したら、私もジェットマンになれるかな?」の言葉は、まーぼんの中では充分″神セリフ″。
相手の事を想ったそんな笑顔が世界中に溢れれば良いのに…。
※以上、1991年10月11日の放送回でした📺

⚪︎今回のアコちゃん
そしてお待たせしました!(笑)
久しぶりの今回のアコちゃんは、恵理の初めての外出の時にアコが特製のお弁当を渡すシーンから🎬✨

そして、そのセリフは〜✨笑
「アコさんお手製のお弁当、食べよ。」
「(いただきますの後)美味しい?」
率直に食いてー!そして…「美味しい?」は…言われてー!!
………ホント毎回すみません💧

今回も取り乱してしまったので、この辺で締めたいと思います😅笑
ではでは、青空さえも夢を見るそんな明日へ!
(せーの)バイバイ👋
