鳥人戦隊ジェットマン、第47話「帝王トランザの栄光」
強欲は人を潰し、力で抑えられた想いは後に爆発する。
※以下、1992年1月17日の放送回になります📺

トランザの最終兵器となる″バイオガン″。
そう、この物語はトランザ、最期の話…。

響くは不協和音…。
そう、バイラムはもう既にバラバラだった…。
マリアの中で騒つく想い…。
それは、トランザに反発をし、以降行方を眩ましているラディゲの身を想ってか…。
もしくは、トランザの身に起こる事を案じたか…。

藍リエ(マリア)の墓前。
そっと手向けたのはテッポウユリ…。
竜の純粋な…″強さを持ったあなた(リエ)は美しい″という気持ち。

「(リエ、今度お前に会った時、その時こそ、お前を元の姿に戻してやる!)」
…マリアをリエの姿に戻す。そして、その温もりを再び腕の中で感じる決意をする竜。
…そんな竜の目の前に現れたある墓。

…RYU.TENDO…
そして、供えられたのは赤いバラ…。

「バラの花は嫌いかな?…レッドホーク。」
サングラスを外すトランザ。
そして、幻想空間に竜を誘い込み襲いかかる。

「短い間だったが、ジェットマン。
貴様たちとのお遊び、なかなか楽しかった。
だが、俺も飽きっぽい性格でな。
今日こそ全てのカタを付けてやる。」
…何度も言う。強欲は人を滅ぼし、そして全てを失う。

戦いの中で竜を追い詰め、十字架に磔にするトランザ。

「仲間が来るまで待ってやる、その方が話が早い。」
…トランザの中にあった承認欲求は溢れかえり、圧倒的な存在証明に対する欲求に姿を変えていた。
…歪みに歪んだトランザの欲求…。
この欲求は後にトランザ自身に何十倍にもなって帰ってくる事になる…。

「トランザ…トランザ!」
一方でベロニカからのエネルギーを奪い、人の姿となってしまったラディゲもまた、溢れ出るエネルギーによって、自己実現への欲求が憎しみへ姿を変えていく…。

トランザの中で彼を苦しめる″孤独″。
そして、そんな孤独をトランザはあろう事か竜へも味合わせようとする。
…バイオガンを使って…。

「狩人は獲物を剥製にする。
この彫刻こそ、貴様たちの剥製。」
自らの圧倒的な強さを証明する為に…
そして、自分という存在をマリアとグレイに讃えさせる為に…。
トランザの光線によって彼らの変身は解かれ、竜は滝の下へ流されてしまう。

離れ離れになった鳥たち。
そして、アコ…香…凱…はトランザのバイオガンによって1人ずつその姿を彫刻に変えられていく。

そんなアコはビルの屋上で
バイオガンの餌食になってしまう。

香はエレベーターの中でトランザに襲われる…。

…トランザの圧倒的な力の前に次々と彫刻になる鳥たち…。もしトランザを支持する者が居たら、彼は表次元をも支配する王になっていた事だろう。…しかし、彼にはそんな仲間が居なかった。
…人は孤独に滅法弱い生き物である。
一方、竜はある男の介抱のお陰で意識を取り戻していた。

不思議な時間…。竜は彼の正体に気付いて居ないが、ラディゲが竜を助ける…。

「駄目だ…このままじゃ2人とも…。手を…手を離してくれ!」とラディゲだけを助けようとした竜だったが、ラディゲからは意外な言葉が返ってくる。
「諦めるな!貴様は戦士、俺も戦士だ。」
戦いの中でラディゲの中で竜に対して芽生えた好敵手という感情。
ラディゲには分かっていた。1人ではトランザには敵わないというのが…。
だから、ラディゲは命懸けで竜を守った…。
…裏次元の長になるという自己実現の為に…

トランザの強さはチート級だった。
それは竜だけでも太刀打ちできない程…。

だからこそ、「貴様の剣に2人のエネルギーを込めるんだ!」
トランザにダメージを与える為に…憎いはずの好敵手とでも手を取る。
そして、この協力は結果としてトランザに完全に傾いていた勝利のベクトルをジェットマンたちへ向ける事に繋がる。

ブリンガーソードによって跳ね返されたバイオガンは真っ直ぐにトランザを襲う…。
…人を蹴落としてまで認められたい。…それは正しい欲求の満たし方では無い。
…そう、人は1人でも輝く事はできないから。

感じた孤独は…痛い。
それに対して…

「飛べ!レッドホーク!」
ラディゲの肩を使って大空に飛び立つ竜。
竜には居る、守るべき仲間が。


トランザが味わう何度目かの屈辱…
こんなピンチな時にトランザに手を貸す者は…居ない。
強欲は人を滅ぼす…。

再びトランザに羽交締めにされ首元に剣を突きつけられる竜。
これは…ラディゲの思い描いた風景。
そして、今話の神セリフもそんなラディゲから生まれる🎬
神セリフ
「トランザ、所詮貴様は流星。如何に輝こうと落ちる運命にあったのだ。」

ブラディゲートの刃先が向かうはトランザ…そしてレッドホーク…。
しかし剣は竜に躱され、放たれた怒りのビームは竜が盾にした為にトランザの背中のみに当たる。
どこか…協力しているかのように…。
そして…

竜が向けたブリンガーソードはトランザの急所を捕え…

放たれたビークスマッシャーによって、竜は仲間を取り戻す。

ファイヤーバズーカは絆の力。
相対してトランザに感じられたのは強烈な孤独感…そして悲壮感。

「バカな…この俺が…帝王トランザが…。」
力ない声…。
…人は1人じゃ生きていけない。

トランザが受ける屈辱は終わらない…。
、、、ラディゲが待ちに待っていた瞬間…。
ラディゲのブラディゲートはトランザの手を突き刺す。…力で抑えてつけていた、その憎き手に。

「トランザ、俺の名を言ってみろ」
「ラ…ラディゲ…」
「何!?…トランザ…俺の名を言ってみろ。」
「ラディゲ…」
「ラディゲだと…。」
「…ん…ああ…ラ…ラディゲ様ー…」
「そうだ、だが殺しはせん。
人間として生きながら…
一生俺の名を恐れるんだ」
力による制圧は身を滅ぼす。
そして、振り上げてきた拳や言葉は必ず自分に返ってくる…。

次の場面、トランザが居たのは脳神経外科病院…。

「あの患者、まだ身元が分からないのか?」
「ああ、酷いもんだよ…。脳神経がズタズタにやられてる…。」
「一生あのまんまだそうだ…。」
…ラディゲの恐怖のみを残し、トランザは自分を失う。
もう一度、言おう。
…強欲は身を滅ぼす。

⚪︎Another talk
人は1人では生きていけません。
だから、孤独は自分を苦しめ、…そして自分を失わせます。
トランザがラディゲたちに行ってきたのは力による制圧。
力のみで押さえつけ、そして得られた地位は弱い…。
押さえつけられた不満は反発として、自分に返ってきます。
その何十倍にも膨れ上がった不満…。
ブーメランとして帰ってきた時にそれを受け止められる人間は居るのでしょうか…。
無理やり大人になったトランから生まれたトランザ。
そんな彼に圧倒的に足りなかったものは″経験″でした。
人は小さな失敗を積み重ねて、心も体も大人に近づけていきます。
…反して、トランザの心は大人にはなれていませんでした。
周りに認めて貰いたいというトランの想いは、トランザになってからの承認欲求…圧倒的な強さの証明…に姿を変えていきました。
トランザの強さは私が見てきた敵幹部の中でもチート級だったと思います。
だからこそ、そんなトランザをしっかり支えてくれる仲間が居たら…。
竜たちジェットマンが先に進む事はできなかったと思います。
…人は、1人では生きていけません…。
そして、人との繋がりも粗末にしてはいけません。
人が辛い時に助けてくれるのも、また人なのだから。


⚪︎今回の取り乱し推し事@今回のアコちゃん
今回のアコちゃんはトランザから逃げ惑うアコちゃん。


僕なら笑顔で鬼ごっこさせてあげるのにぃ…(〃ω〃)笑

今回も自分を見失う所でした🥹笑
心なしかアコちゃんのカット割りが多かった風に見えたのは、僕の心の邪念だったのだろうか…?それとも、世間もアコちゃん推しだったのか…。
そんな可愛いアコちゃんのカットが多く見れる東映特撮ファンクラブ(TTFC)も合わせてチェックを宜しくお願いします✨
という所で、今回もこの辺で🪽
ではでは、青空さえも夢を見るそんな明日へ〜
バイバイ👋
