見出し画像

あだっす!

あだっす!
これは方言なのか?

いや、挨拶である。

我が職場は男性が…

そして、何故か体育会系が多い。

大学ラグビーを経験してきた磯貝に、
日曜日は少年サッカーを教えている本村。

学生時代はバスケに汗を流していたリーゼントヘルパー吉岡に、元バイク整備士ヘルパーの高井。

更には野球場で男性で異例のビール売りをしていた経歴を持つ山崎に、大型バイクを乗り回す舟木。

そして、AKRacing(要はとっても座り心地が良い椅子)が恋人の白川。

彼らの言うお疲れ様は

あだっす!

である。

これだから、外国国籍の方の混乱は免れない。

まさに美女木ジャンクション…

埼玉県民なら一度は間違った事のある
美女木ジャンクション
″ドラぷら″より拝借


というより、あだっすには

愛は何も無い。

というより、字数すら合ってない。

というより、、、
″お疲れ様でした″に何一つ被っていない。

ここまで崩されると″お疲れ様でした″へのリスペクトは、、、もう無い。

テレビのテロップでいったら″⚪︎△◻︎◇″だ。

最早、″あだっす″が本当に″あだっす″なのかすら分からない。

そう…″あだっす″は、耳ありきの挨拶なのだ。

…皆様、ついてきていますか?
あだっすは実在してますよ!笑

そんな″あだっす″メンズに対抗して、我が施設には1人の男が君臨している。

それが、、、

High身長調理員の小石川だ。
今話では彼をこう呼ぼう。


″おいっすー小石川″と。


あだっすが雲隠れ的に聞き取り辛いのに対して、おいっすーはとても聞き取り易い。

ただ、おいっすーは施設長の怒りを買い易い。

ある日の会話である。

「おいっすー!施設長、この前の調理器具の不具合ですが…。」

「まず、おいっすーじゃないんだよ!」

「あっ、すいません。でも、もう直らないって事なんで買い替えたいと思っているんですけど、業者に見積依頼しても良いですか?」

…もう、挨拶の時点で稟議通る訳ないじゃないか…と心のリトルまーぼんが囁きツッコミを入れてくる…。

「まぁ、小石川君も頑張ってるからなぁ。分かった、買い替えの方向で見積取ってみな。」

おっ!岩が動いた!…またもや、心のリトルまーぼんが囁いてきた。

「おいっすー、そしたら業者に連絡してみます。…いっすー。」

皆様はお気付きだろうか…。
彼が地雷を2回も踏んだ事を…。

「…やっぱりまず直してみろ!」

あ〜あ…


次行ってみよー!
おいっすーからの怒り、怒り…いかりや長介だけに(笑)


話は逸れるが、先日日本で3匹しか飼育されていないラッコを観に三重県まで行ってきた。

噂によるとラッコは絶滅危惧種らしい。

そして、全ての挨拶がおいっすーになってしまう、″おいっすー小石川″も私の施設では1匹しかいない絶滅危惧種である。

ラッコの可愛い表情を観る度に、
…おいっすーも少し愛嬌ある表情で言えれば、稟議も通り易いのになぁ…と思う私。

そう、おいっすー小石川は強面High身長なのだ…。

ちなみに、先程施設長に相談していた壊れた調理器具の件はミキサーなのだが、かれこれ3ヶ月も彼は稟議書まで持って行けていない…。

ラッコ同様、おいっすーも希少な動物である。

三重県の鳥羽水族館のラッコのメイちゃん。
こんな可愛さがあったら、秒で稟議通るのになぁ…


″おいっすー小石川″にも何か他の芸を!


…この際、今度タライでも落としてみようかな。

次行ってみよー!


※このエッセイ中に出てくる個人名はラッコ以外、全て仮名です。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集