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【本日の名言】「対比するものがなかったから、生を実感できなかった」書籍『ファイト・クラブ』

本日の名言はこちら。

「対比するものがなかったから、生を実感できなかった」

書籍『ファイト・クラブ』

カルト映画『ファイト・クラブ』の原作を読み返している。

本好きの叔父が昔にプレゼントしてくれたもので、当時この映画にのめり込んでいた私にピッタリだった。

この映画が好きなことは一度も話していないのに、直感で読むべきと思ったのだろうか。

「対比するもの (死) がないと生を実感できない」とは皮肉だけど真理だと思う。

『ファイト・クラブ』では、不眠症を患う主人公が医師の勧めで「◯◯患者の会」(自助グループ)に参加する様子が描かれる。

「睾丸ガン患者の会」や「結核患者の会」、「末期ガン患者の会」。

そこで主人公は、悲痛な告白を聞いて彼らと共に涙を流すことで、深い眠りにつけるようになる。

これは現実とそう変わらない。

巷では余命◯年といった切ない恋愛物語がヒットする。

不幸なネットニュースは瞬く間に拡散される。

不幸なニュースを人が欲するのは、生を実感したいからではないかと思う。

この平和な時代で、よっぽどのことがない限りは命を脅かされることはない。

平和ボケしすぎて、戦時中のような生に対する実感がない。

だから我々は自分の人生の外に不幸を求める。

『ファイト・クラブ』でも主人公らは殴り合う。

殴られる痛みにより生を実感する。

普段生きていると、死というものが身近にないと思ってしまう。

意外と身近にあるということを念頭に置いておきたい。ストレスになりすぎない程度に。


多くの人が生をありがたく使うことを願う。

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