第8回(最終回)鹿島灘サーフ最強条件
3年分の釣りログ × 潮 × 気象データ分析
これまで全7回にわたり、
鹿島灘サーフでヒラメが釣れる条件
をデータから分析してきました。
この最終回では、
これまでの分析結果をすべて統合し、
鹿島灘サーフ最強条件
を導き出します。
これまでのシリーズのおさらい
このシリーズでは、釣行ログと環境データを組み合わせて
ヒラメの釣果条件を分析してきました。
これまでの流れを簡単に整理します。
第1回
釣行ログを整理し、分析用データを構築
第2回
潮の上げ下げと釣果の関係を分析
第3回
ERA5気象データを取得(風・波)
※API経由で3年分・2地点のデータを取得したため
ダウンロードだけで半日近くかかりましたが、
一度仕組みを作ると自動でデータを取得できるようになりました。
第4回
釣行ログ × 潮 × 気象データを統合し最終データセットを作成
第5回
潮・波・風・時間帯を組み合わせた条件ランキングを作成
第6回
ロジスティック回帰分析により
釣果に最も影響する要素を分析
第7回
ヒラメ・マゴチ・ソゲの魚種別条件を比較
最も重要な要素は何か
第6回のロジスティック回帰分析では
次の結果になりました。
要素寄与度時間帯約56%風約18%潮約14%波約11%
つまり
時間帯が最も重要
という結果です。
これは多くのサーフアングラーが感じている
ヒラメは朝マズメという経験則とも一致します。
最強条件ランキング
それでは実際に
潮 × 波 × 風 × 時間帯を組み合わせた場合、
どの条件が最もイベントが多かったのでしょうか。

このランキングは
潮
波
風
時間帯の4条件を組み合わせ、
ヒットイベントの多い順に並べたものです。
ただし、条件を細かく分けるほど
サンプル数は少なくなります。
そのため
ヒット率が高い = 最強条件とは必ずしも言えません。
そこで次に
安定条件ランキングを見てみます。
安定条件ランキング

こちらは
一定以上のイベント数がある条件のみを対象にしたランキングです。
つまり
再現性が高い条件と言えます。
釣りの実践では
最強条件よりも
安定条件の方が重要な場合もあります。
時間帯 × 波
第6回でも見たように
時間帯は最も重要な要素でした。
そこで
時間帯 × 波の関係を確認してみます。

この図から見えてくるのは
朝 × 波ありという組み合わせです。
ヒラメは
ベイト
濁り
流れに影響されやすい魚です。
波があると
濁り
ベイトの移動が起きやすくなるため、
ヒラメの活性が上がる可能性があります。
魚種別の違い
第7回では魚種別分析も行いました。
結果として
ヒラメ
朝の時間帯に集中
波の影響を受けやすいマゴチ
時間帯の影響は比較的弱いという傾向が見えました。
つまり
ヒラメ狙いと
マゴチ狙いでは
釣り方も変わる可能性があります。
鹿島灘サーフ最終条件
これまでの分析をまとめると
鹿島灘サーフのヒラメ条件は次のようになります。
時間帯
朝マズメ波
1.0m〜1.5m前後風
弱風〜中風潮
上げ潮・下げ潮どちらでも可能つまり最も重要なのは
朝 × 波という組み合わせです。
実際の釣行への活かし方
この分析結果を実際の釣りに落とし込むと
次のようになります。
まず
波予報を確認します。
その上で
朝マズメに入れる日を選びます。
さらに
風が弱い日を選ぶと
釣りやすさも上がります。
つまり
朝
波あり
弱風の日が狙い目です。
シリーズまとめ
今回のシリーズでは
釣行ログ
潮
気象データを統合して
ヒラメが釣れる条件
を分析してきました。
データ分析は
必ずしも釣果を保証するものではありません。
しかし
経験に加えて
データという視点を持つことで
釣りの見方は
少し変わるかもしれません。
最後に
今回の分析は
鹿島灘サーフという特定エリアのデータです。
場所が変われば
地形
ベイト
潮流も変わります。
そのため
自分のホームでデータを取ると、
さらに面白い結果が出るかもしれません。
もし機会があれば
釣りログ × 環境データをぜひ試してみてください。
