ミポリンに会いに、大阪十三のミニシアター
水曜日は、映画サービスデー。
いつも何を観るか迷うのだが今日は、十三のシアターセブンで上映中の[蝶の眠り]りに即決した。
物語は、ミポリンが演じる離婚歴のある人気作家の涼子が若年性アルツハイマーを発症した。平均余命は、三年、自身が亡くなる前にやり甲斐をと大学の講師となり、韓国から来た学生チャネと恋に落ちるラブストーリー。
とにかく作品の全てが美しい!ミポリンの姿は、もちろん、ファッションは、斬新で素晴らしく、家や部屋の造りも嫌味がなく素敵で、相手役の俳優キム・ジェウク本人も美しいが、ラブシーンは、やらしさが一切なく今まで見たラブシーンの中で一番、綺麗だった。
ミポリン演じる涼子が友人にアルコールを飲みすぎないよう、強くたしなめられるシーンがあったが、私も心の中で思わず「お願い、お酒は、控えて」と現実と重なり、本気で願った。
アルツハイマーの影響で涼子が学生の前で逆上したり、彼に怒りをぶちまけ、別れた夫の前では、子どものようにダダをこねだし、ふと、我に返ったあとに絶望するシーンは、悲しいけれど、それすらも美しく映る。
一番のみどころを聞かれたら、涼子の部屋の本棚の整理をチャネに託し、チャネが本の表紙の色ごとに並べ替え、それが完成すると、本棚を正面から見るとグラデーションが虹のように芸術的で涼子がとても喜ぶシーンだろう。
涼子が選択した悲しい別れ方は、見てて辛かったが、その2年後、人気作家となったチャネが施設で過ごす涼子に会いにいき、涼子もかすかに反応して、思い出したようにチャネに触れたラストに救われた。
叶わぬことだが、新しい作品に出たミポリンに舞台挨拶をして欲しいと願ってしまう。


[新しい靴を買わなくちゃ]左上


5,6Fがミニシアター
