見出し画像

〜第61夜〜「ツリーの下に置かれなかったもの」

🕯️ はじめに


えぇ……クリスマスって言うとね、
街は明るくて、あったかくて……
「幸せな夜」なんて言われますけどねぇ……。

でもね……
そういう“光が強い日”ほど、
影も……濃くなるんですよ……えぇ……。

今日はそんな……
**クリスマスの夜に、置かれなかった“何か”**のお話です……。


🎄 本編


これは、私の知り合いの女性――仮に Mさん としましょうか。
その方から聞いた話なんです……。

Mさん、数年前に一人暮らしを始めましてね。
その年のクリスマス、仕事が忙しくて……
気づけば、イブも当日も、誰とも会わずに過ごすことになったそうです。

部屋には小さなクリスマスツリー。
コンビニで買ったケーキ。
テレビでは、楽しそうな特番。

……でも、どこか落ち着かない。

夜も更けて、
そろそろ寝ようか……と電気を消した、その時。

カサ……

……ツリーの下から、音がした。

「え?」と思って電気をつけると、
ツリーの下に……小さな紙袋が置いてあったそうです。

見覚えがない。
誰か来た気配もない。

袋の中を覗くと……
小さな、古びたオルゴール。

そして、紙切れが一枚。

そこには、子どもの字でこう書いてあった。

「これ、まだだから」

“まだ”って……何が?

気味が悪くなって、その夜はオルゴールを開けずに寝たMさん。
でも……夜中に目が覚めた。

チリ……チリ……

オルゴールの音。

ツリーの下を見たら……
オルゴールが、ひとりでに回っていた。

その横に……
小さな影が立っていたそうです。

背は低くて……
顔は、よく見えない。

ただ、その影が、
ツリーを見上げながら……こう言った。

「……まだ、もらってない……」

次の瞬間、影はすっと消えた。

翌朝、Mさんはオルゴールを処分しました。
でもね……その年から。

毎年クリスマスになると、
ツリーの下に……何も置いていないはずなのに、影だけが映るようになったそうです。

まるで……
“受け取れなかった誰か”が、まだ待っているみたいに……。


📝 あとがき


プレゼントってのはね、
物そのものよりも……
“渡すはずだった気持ち”のほうが、重たいんですよ……。

渡されなかった想い。
受け取れなかった願い。

それが残るとね……
こうして、毎年……帰ってくることもあるんです……えぇ……。

🔒 裏夜話の案内


この話には、続きがあります。

Mさんが、なぜその年、
「誰からもプレゼントをもらえなかった」のか。

そして……
オルゴールの持ち主が、誰だったのか。

この先は、
メンバーシップ【視えてしまう世界の裏側】
または 【フルコンププラン】 ご加入の方のみ、お進みください。

(※単品購入100円も可能です)

ここから先は

988字
この記事のみ ¥ 100
Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

📱SNSラボ Threads・noteで“届ける言葉”をつくるための構成術、導線、誘導術などを凝縮…

視えてしまう世界の裏側

¥260 / 月

🌟 フルコンププラン

¥980 / 月
1ヶ月無料

メンバーシップ限定話をマガジン購入で読める!

視えてしまう世界の話② 随時更新中 42話〜

Amazon Payで支払うと最大2%還元のチャンス! 9/30まで

この記事が参加している募集

🌟ぜひ応援お願いします🌟 もっとがんばります(ง •̀_•́)ง