なぜフランスのエレベーターは、よく故障するのか?ー 6階に住むということ
はじめに:「Hors service」の恐怖
「パリのアパルトマン、6階(日本でいう7階)」。 この響きには、素敵な景色と引き換えに、ある「恐怖」が常につきまといます。
そう、エレベーターの故障です。
かつて私がパリで暮らしていたアール・デコ様式のアパルトマンも例外ではありませんでした。買い物を終え、重い荷物を両手に抱えて帰宅したとき、ロビーの階数表示が消え、無情にも「Hors service(故障中)」の紙が貼られている。
その瞬間の失望といったらありません。歴史を感じる美しい螺旋階段も、水のボトルを抱えて6階まで登るのは「罰ゲーム」と化します。
なぜ、あんなにも頻繁に、フランス(特にパリ)のエレベーターは故障するのでしょうか。
体験者として、そして多くの人が抱くこの疑問について、考えられる3つの理由を掘り下げてみます。
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