ジャリジャリのつぶやき
よもぎさんに捧ぐ
まあ単純なんだわさ
美味しいもの食べて
寝たいだけ寝れればあとは何もいらんのですわ
ジャリジャリジャリジャリ
ジャリのつぶやきじゃん
街を歩いていたら
いきなり前から来た男に話かけられた。
なんだなんだ
いきなりツタンカーメンのお面でも被せられるのかと思い
慌てて両目をカッと見開いて
言ってやった。
入れ歯でご飯がよく噛めん
ツタンカーメンのお面もゴメンこうむると
そしたら
そいつがえっなに
そのつまり
とモジモジし始めた
文字でも書き始めそうだったので
ちょっとだけ聞いてみた。
やりませんか?
バンドを誘われた。
学生時代を思い出す。
友達と文化祭で演奏するために
放課後残って練習した。
あまり上達はしなかったが
やりきった満足感はちょっと残っていた。
男の話の続きをまっていると
いきなりそれを持たされた。
何今度は何が始まるんだと
通行人の目を気にしだすと
男が数メートル離れた場所からボールを投げてくる
持たされたまんま唖然としていると
男が、近づいて来て言われた。
ちゃんと構えてボールを当ててもらわないと困るじゃないですか
何々なんだなんだ
バットに当たらないとバンドにならないじゃないですか
そっちか
何だかアホらしくなりいきなりその場を離れた
ジャリジャリジャリジャリ
ポケットの小銭がうるさい
ジャリジャリジャリジャリジャリジャリジャリジャリ
気になる気になる
その気になったのが間違いだった
帰ってリンゴでも食べるか
何か食べてよく眠れていればとりあえず満足だから
ノーテンキはある意味世話がかからない分幸せかもしれない
