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【社会保障を考える#1】社会保障費がしれっと増える国

① 気づけば「五公五民」になっていた

最近、こんな数字を見ました。
国民負担率 46%

税金と社会保険料を合わせた負担の割合です。
国民負担率=税金+社会保険料

働いて稼いだお金の“ほぼ半分”が、
国や自治体に流れていく計算になります。

これ、江戸時代の五公五民とほぼ同じ
歴史で習った「年貢半分」の時代と、
現代の日本が並んでしまっているんです。

しかも、ニュース速報で流れることもなく、
気づいたら“しれっと”46%になっていた。

https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/019.gif

どうりで、手取りが増えないはずです。
昇給しても、実感がない。
年収が上がっても、なぜか生活は苦しいまま。

その理由の一つは、
社会保障費が増え続けていることにあります。


② なぜ今、参政党が「国民負担率35%」を掲げ始めたのか

最近、参政党は「国民負担率を35%に下げたい」と主張し始めました。
いまの46%から約10ポイント下げるという、大きな政策転換です。

その根っこにあるのは、
「国民が支えられる限界をもう超えている」
という危機感。

政治がようやく「国民の生活が苦しい」
という現実を認識し始めている、と言えます。


③ 日本維新の会も「社会保障費を見直そう」と言い始めた

維新の会も自民党と協議しながら、
「社会保険料の負担軽減」
を打ち出しています。

つまり、参政党だけではない。
複数の政党が同じ方向を向き始めている。

社会保障費の膨張は、すでに
政治の最重要課題になりつつあります。


④ でもなぜ、私たちはここまで負担増を“実感しない”のか?

ここが一番のポイントなんですが、
サラリーマンの場合、
社会保険料って、
給料から自動的に引かれるんですよね。

税金もそうですが、特に保険料は
「上がったから来月から〇〇円増えますよ!」
なんて通知は基本的にない。

だから、
気づいたら手取りが減っている
という現象が起きる。

ニュースにもなりにくいし、
1回あたりの値上げ幅は小さいので、
体感しにくい。

でも、確実にジワジワ積み上がっていく。
10年単位で見ると、とんでもない負担増になっていた……
というのが今の日本の姿です。


⑤ この負担の原因の一つは医療費です

社会保障費の内訳を見ると、
医療費が年々増加しています。

https://www.mhlw.go.jp/content/12600000/001532293.png

高齢化だけが理由かというと、
実はそうでもありません。
生活習慣病や慢性疾患、メンタル不調など、
日常の“なんとなくの不調”も含めて
医療費は増え続けています。

医療費が膨らむ
→保険料が上がる
→生活が苦しくなる
→不調が増える
→また医療費が膨らむ

という“負のループ”に陥っている。


⑥ 「健康になるためにQOLを下げる」という奇妙な国

いまの日本は、
健康を守る制度を維持するために働き、
その働いたお金の半分近くが
税金・保険料になる、
と言う見方もできるのかもしれません。

そして、
疲労で不調になれば、また医療費がかかり……。

そこで、私はこう思うのです。

健康になるために生活が苦しくなる国って、
おかしくないですか?

しかも、
生活が苦しくなる
→ ストレスが増える
→ 不調が増える
というループもある。

これは、国民の努力ではなく、
制度の構造そのものに原因がある。


⑦ 参政党や維新が“削減論”を言う背景はここにある

ただし、
「社会保障費を削ろう」「給付を減らそう」
と言うだけでは、何も解決しません。

重要なのは、この問いです。

医療費はなぜ膨張し続けるのか?
国民はどうしたら健康になれるのか?
健康になったら、国はどう豊かになるのか?

この“構造の核心”に触れなければ、
負担率を35%にしても、また増えていくだけ。


⑧ 次回月曜日更新

「病人を増やすことで儲ける」医療構造

実は、医者も、製薬も、病院も、
患者が減ると困る構造になっている。

本来、健康が増えれば喜ばれるべきなのに、
日本では逆になる。

この矛盾を解きほぐすと、
「なぜ医療費が減らないのか」「なぜ国民が疲弊するのか」
が一気に見えてきます。

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