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26-27 J2リーグ 個人的注目チーム5選

 今回は,26-27 J2リーグで私が注目しているチームを5つ紹介していこうと思います.

 なお,J2に関してはJ1ほどちゃんとは追うことができていないため,多少間違っていることがあるかもしれません.ご容赦ください.

それではスタートです.


1. RB大宮アルディージャ

 大宮アルディージャがレッドブルグループの一員となって1年半.昨シーズンはJ3からカムバックした初年度だったことを踏まえると,来る新シーズンはRBグループが総力をあげて昇格を勝ち取ろうとしてくるはずで,私も非常に動向が気になっているチームです.

 その一方で,百年構想リーグの結果や戦いぶりを見る限り,ピッチ上の変化はイメージよりも限定的な印象です.宮沢悠生監督招聘時は,「RBのサッカーを母国語で仕込めるこれ以上ない人材だ」と思いましたが,なかなかそれが試合中には表現されず,シーズン途中にまさかの解任となりました.

 新シーズンに向けて,新監督としてストークシティなどで監督があるペラッチ氏が就任.コーチ陣もかなり入れ替えており,展開するサッカーは間違いなく変わっていくことでしょう.懸念があるとすればペラッチ氏はこれまでの監督キャリアでお世辞でも成功と言える成績を残していないことでしょうか.

 スカッドに目を向けると,まずは山本桜大の残留は何よりも大きいと思います.また,ブリーラムからタイ代表のムアエンタを獲得.さらにジェフからカルリーニョス・ジュニオも加入したことでアタッカー陣の迫力はJ2でも屈指でしょう.あとは選手たちが,いかに監督のサッカーを理解し,それをピッチ上で体現できるかに尽きるのではないでしょうか.

 ピッチ内外問わず,これまでの日本の常識を覆す手を打ってくるRBグループが,カオスの権化と言えるJ2をどのように戦っていくのか,非常に楽しみです.

2. ジュビロ磐田

 昨シーズンオフに志垣良監督を招聘し,彼の志向するゾーンディフェンス×ポジショナルプレーでJ1復帰を目指すはずだったジュビロ磐田.しかし,百年構想リーグではJ2はおろかJ3のチームにすら満足に勝てない試合が続き,あろうことか志垣監督は体調不良を理由に辞任.この夏からはC大阪のコーチに就任したことを考えると,色々察してしまうものがあります.

 J1昇格どころかJ3降格すらチラつきはじてたチームを託されたのは,半年前まで宿敵で監督を務めていた秋葉忠宏でした.

 大前提として,秋葉監督であれば,J2でも上位を争うチームにジュビロを仕上げることは十分に可能であると思います.一方で,横内→ハッチンソン→安間→志垣→三浦→秋葉という監督シャッフルを見る限り,上層部はかなり迷走していると言えるでしょう.秋葉さんが戦う相手が,チーム内に表れないといいのですが…

 スカッド自体はJ2で下位に沈んで良い訳がないメンバーが揃っています.グスタボ・シルバが抜けたのはかなり痛いですが,乾・小原らを獲得しており,使い方次第では十分に穴埋め可能でしょう.ユーリ・ララやダニーロといった強力外国人も補強しており,噛み合えば強いのは間違いありません.

 先述の通りジュビロの敵は身内にいるような気がしてなりません.シーズンを通してずっと勝ち続けることは,現代サッカーにおいてはかなり難儀です.そうなったときに,チーム一枚岩となって乗り越えて行けるかどうかが,1番の課題のように思います.

3. カターレ富山

 2024年シーズンのJ2昇格プレーオフで,今となってはアビスパ福岡の主力となった碓井の劇的ゴールで大逆転昇格を勝ち取ると,昨シーズンは残留が絶望的な状況から3連勝.高卒ルーキー亀田のスーパーゴールで大逆転残留を果たしたカターレ富山.

 勢いそのままに百年構想リーグでも躍動を見せ,WEST-Aで首位に立ちました.J2で戦うライバルである新潟,徳島,今治相手に90分間では無敗という成績を残しており,プレーオフラウンドでは優勝した仙台にPK戦まで持ち込むなど互角の戦いを見せ大健闘の2位フィニッシュ.

 前年17位のチームが勢いそのままに昇格を目指せるほど簡単ではないと思いますが,昨季を大きく上回る一桁順位は十分に狙えるような気もします.反面,一歩間違えれば残留争いに巻き込まれてしまう可能性もあるチームではあると思います.まずは目の前の試合を一戦必勝で戦っていくことが大切でしょう.早いうちに残留を決定的にしたいところです.一戦必勝を積み重ねた結果,それが昇格に繋がる可能性はあるかもしれません.

 最注目のプレーヤーはもちろん亀田歩夢.半年前はスーパールーキー枠でしたが,現在ではチームのエースと言えるでしょう.あまり活躍しすぎると引き抜きの可能性もあるので悩ましいところですが,彼の大車輪の活躍には期待です.他にも,百年構想リーグで亀田に並ぶ6点をマークした古川や5点の坪井など,アタッカーに好選手が勢揃いしています.彼らを中心に大きく飛躍するシーズンにできるでしょうか.

4. 徳島ヴォルティス

 昨季の昇格プレーオフ決勝.ジェフ千葉相手に眼前で昇格を決められ,悔し涙に暮れた徳島ヴォルティス.それでも強力ツートップや大黒柱の山田奈央らの流出を阻止.J1昇格の最右翼で間違いないと私は考えていました.

 しかし,躍進を支えた増田監督がまさかの退任.後任に就いたエンゲルス監督のもとでスタートした百年構想リーグは序盤こそ強さを遺憾なく発揮していましたがその後は急失速.エンゲルス監督は解任.浮き沈みの激しい半年間でした.

 今シーズンに向けては,新指揮官として高知ユナイテッドから吉本監督を招聘.これは非常に楽しみな人選であります.吉本監督は,中堅的なクラブを率いて強豪相手を喰っていくサッカーが強みの監督だと認識しています.J2内では上位で挑戦を受ける立場に回ることが多い徳島で,彼がどのようなサッカーを見せるのか非常に注目しています.

 スカッドに目を向けると,今夏も主力の流出はほとんどありません.昨シーズンの躍進を支えたGK田中颯の抜けた穴には,藤枝から北村海チディを獲得.さらに東京ヴェルディから稲見,柏レイソルから田中隼人とJ1経験のある選手を迎え,昇格に向けて十分なメンバーが揃ったと言えるでしょう.

 トニー・アンデルセンとルーカス・バルゼロスを中心にゴールを奪い,残りの選手たちで守る単純なサッカーでも昇格できそうに感じるメンバーです.あとはここも近年ジュビロと同様に内部でゴタゴタしてる印象ですので,クラブが一丸となって戦えるかに注目です.

5. テゲバジャーロ宮崎

 昨冬に昇格プレーオフを制して初のJ2昇格を果たしたテゲバジャーロ宮崎.前年は15位,その前の年に至っては19位でしたので,大きなジャンプアップを果たしてのJ2昇格を勝ち取りました.

 その勢いは2026年に入っても止まることを知らず,百年構想リーグではWEST-Bで優勝.全体でも3位に入りました.WEST-BにJ2のチームが少なかった事情があるとは言え,J2クラブ相手には90分で無敗となっています.J2でもちゃんと戦っていける力は備わってると見て差し支えはないでしょう.

 さらに恐ろしいのは,宮崎は昨季の昇格プレーオフ決勝から百年構想リーグに至るまで,絶対的エースの橋本啓吾を欠いた状態で戦っているということです.彼なしでここまでやれるわけですから,大エースが戻ってきたら一体どんなチームになるか非常に楽しみです.

 初めてのJ2を戦うわけなので,なるべく残留争いから遠いところで戦いたいというのが当面の目標でしょう.前半のうちに残留を堅くなるくらい勝点を積めれば,橋本が復帰してくるであろう後半はより上位あわよくば昇格を目指しての戦いができると思います.まずは,堅実に勝点を積み重ねていきたいところです.

 注目選手で言うと,まずはWEST-Bで得点王に輝いた土信田.彼が今季も期待通りゴールを決めてくれるかはチームの勝敗を大きく左右するでしょう.他にも奥村や松本などアタッカーは非常に充実しております.プレーオフ組ですので立ち位置的には“20番目”のですが,旋風を巻き起こす可能性は十分にあるチームだと思っています.

6. 今季の展望

 最後に今季の優勝・昇格争いを予想して締めようと思います.

 まず,昇格の最有力候補として挙げたいのがベガルタ仙台.昨季は最終戦でプレーオフ圏内を逃す悔しいシーズンとなりましたが,百年構想リーグではその悔しさを晴らす優勝を果たしました.
既に新シーズンの優勝候補大本命といえるチームでしたが,手を緩めることなく補強に動き,セレッソ大阪から中島元彦、藤枝MYFCから浅倉廉を獲得.特に中島の獲得には度肝を抜かれました.仙台の課題としては良くも悪くも安定感がありすぎることだと思っています.大型連敗がない代わりに大型連勝もないチームです.一皮剥けて勝ちを積み重ねられるチームになれば昇格はほぼ手中に収めたと言えるでしょう.

 昇格争いは仙台を中心に,ここで取り上げてきた大宮,磐田,徳島が絡んでくると予想しています.仙台以外の3チームには懸案事項がありますが,仙台には目立った不安点が今のところないので優勝候補1番手と見ています.

 大宮・磐田・徳島はそれなりに不安な点があり,特に磐田は逆噴射の可能性もかなりあると思っています.これら3チームが沈んだ時,昇格争いに上がってくるチームとしては昨季J1から降格してしまった新潟・湘南・横浜FCが挙げられるかなと思っています.この3チームについては,百年構想リーグを見ていても年間を通じて順風満帆にいくとは考えにくいと見ています.ただ,スカッドに関してはJ2比では間違いなく上位なので,上手くいけば優勝争いまで上がってくると思います.

 新潟に関しては,J1でも通用する外国人選手たちを船越監督が使いこなせるかどうかが鍵だと考えています.湘南は若手の台頭で勝ってきたチームです.引き抜かれてしまう運命にあるとは言え,ここが生命線のチームですので新たな若手の出現に期待したいところです.横浜FCに関しては良くも悪くも須藤監督次第でしょう.結果が出ないからといってポリシーを曲げるタイプではないと思います.必ずくるであろう苦しい時期をいかに早く抜けられるかでしょう.

 札幌・鳥栖は上に挙げた降格組3チームと実力はほぼ変わらないと見ています.最大出力ではやや劣るかもしれませんが,新潟・湘南・横浜FCもまた悪くなったらズルズルいきそうな危うさを抱えているように見えるので,そういった点でこの2チームは安定して戦えるような気がします.この2チームも不調の時期をいかに減らすかというのが喫緊の課題でしょう.そこさえクリアできれば間違いなく昇格争いに絡んできます.

 これ以外のチームはスカッド的に少し厳しそうな印象はあります.ただ,昨シーズンで水戸ホーリーホックが優勝・昇格するとは誰も思っていなかったと思います.何が起こるかわからないのがJ2リーグです.波に乗ってさえ仕舞えばそこから一気に走り抜けてしまう可能性もありますので,本当に全チームにまだまだ可能性があるのではないでしょうか.ミラクルを起こしそうなチームとしては,私は富山と宮崎を推したいと思います.

まとめ

 J1以上に大混戦でカオスを極めるのがJ2です.正直な話,私の予想が何一つ当たらない可能性も十二分にあるので予想するだけ無駄かもしれません.私も今季は時間が許す限りJ2を追っていきたいとは思っているので,一緒に楽しんで参りましょう.

 J1の注目チームも開幕前に間に合うように挙げたいと思いますのでそちらもお楽しみに!

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