とよすのあられ とよす株式会社 大阪府池田市 和菓子なスクチャイ227 2026.02.04
和菓子なスクチャイ227 大阪府 > 池田市
※くまの身長は7.5cm。大きさの参考に。
とよすのあられ とよす株式会社 大阪府池田市


1.「あられ」も和菓子
和菓子と言えば「高級な上生菓子」と直結させる人も多いようだが、甘いものだけでない駄菓子や庶民の日常のお菓子も日本文化を受け継ぐ立派な和菓子の一種だ。
能書きはさておき、甘い和菓子を食べすぎて「おかき」の類が食べたくなっていたことを白状するが、大丸京都店の「豆政」で「すはまだんご」を買った後に振り向くとそこが「とよすのあられ」だったのだ。
2.「とよすのあられ」
「とよすのあられ」は大阪を出てから簡単に手に入らなくなっていた大阪の味のひとつで幼少時からほぼ常に手の届くところにあったと言えるほどのお菓子なのだ。
TVやラジオでは「とよすのあられ♪ おせんべ♪」と頻繁にコマーシャルが流れていて未だに耳に付いているが、大阪を離れて久しい吾輩には果たして今もそのコマーシャルがやっているのかどうかは知らない。
もしこの文章を読んだ大阪人でコマーシャルの存在を知っている方がいたらコメントで教えてください。
大阪を離れてわかったのだが、東京を含む地方では吾輩にしっくりくる「あられ」「おかき」の類がないのだった。
そこそこ美味しいのはあるが、常に買い続けて常に傍に置いておこうという「あられ」「おかき」の類はなく、常に迷走していろいろなメーカーに手を出して試して今に至り、結論は出ていない。
3.求めていたのは「とよす」だ!
そこで今回大丸京都店で吾輩は閃いた。
吾輩の求めていた「あられ」は「とよす」に違いない、と。
数十年ぶりに買ってみて、もしそれが当たっていて気に入ったら、今後遠方からでも取り寄せることを考えようと思った。
そういうことで自分用の袋入りを1袋買ってみたのだ。
税込324円。
百貨店なのにこういう贈答用だけではない自分用のお菓子も手抜かりなく売っていることもさすが関西圏の百貨店で庶民の味方でありありがたかった。
そういえば昔は百貨店でも量り売りをしていた記憶があるが、さすがに今は量り売りまではしていないのだろう。
4.食べた

実際京都では甘いものばかり食べていて、いかに吾輩が甘党と言っても食傷気味であった。
そこに登場した「とよすのあられ」は救世主か。
うまい!
想像以上に美味しかった。
これや! これでんがな!
見た目はよく似たおかきは全国でも売っているが「とよす」はやっぱり美味いのだ!
その理由は・・・以下に考察してみた。
5.とよす株式会社
大阪のあられ・おかき文化を象徴する「とよす(とよす株式会社)」は、関西の人にとっては「あられはやっぱり、とよす」というフレーズが浮かぶほど親しまれている老舗だ。
現在は池田市に本社を置いているが、創業は明治35年(1902年)大阪市阿倍野区で創業した。
創業以来、米菓子一筋で歩んできた「あられ」「おかき」の専門店だ。
かつては百貨店の「デパ地下」には必ずといっていいほど「とよす」の対面販売店舗があり、量り売りや贈答用の定番として大阪の贈答文化を支えてきた。
現在は2002年からは亀田製菓のグループ会社となっているが、「とよす」ブランドとしての独自の伝統製法と関西人好みの味付け(だし文化)はしっかりと守り続けられている。
6.「とよすのあられ」のこだわり
とよすのあられが長年愛される理由は、その「食感」と「だし」にある。
厳選された佐賀県産などのヒヨクモチ(もち米)を使用し、米本来の甘みを引き出している。
関西の会社らしく、昆布や鰹の旨味を効かせた上品で深みのある醤油味が特徴だ。
関東の醤油が立った味付けとは一線を画すまろやかな味わいなのだ。
実は「とよす」は「ひなあられ」を日本で初めて製造販売した一社と言われている。
関西のひなあられはポン菓子ではなく「直径1cmほどの丸いあられ」だが、この文化を定着させた功績は非常に大きい。
チョコがけのあられが入っているのも、とよすならではの楽しみだ。
池田市にある本社工場(現在は直売所なども併設)の周辺では、地域貢献活動や直売イベントなども行われており、地元の人々にとっても「誇れる地元のメーカー」として親しまれている。
7.「とよすのあられ」を取り寄せる
関西を長らく離れている吾輩は、今後大阪から「とよすのあられ」を取り寄せて食べ続けることにした。
周辺にしっくりくる「あられ」「おかき」がない不満をこれで解消出来るのだから多少の送料がかかっても安いものだ。
(おわり)
