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離婚編 パート5🌊             怒りよりも、仲間の未来を選んだ…


元嫁の浮気相手が“居酒屋の先輩の親友”らしい——そんな噂が耳に入った。

「はぁ?親友?どう考えてもお前本人だろ…。」
心の奥で皮肉まじりの笑いが浮かんだ。

そんな矛盾を抱えたまま、ある晩、携帯が震えた。
表示された名前を見た瞬間、胸の鼓動がドクンと跳ねた。先輩からだった。

それはとんだ茶番劇のような馬鹿げた話…
「A子(元嫁)の相手は俺の親友なんだ。だから、これ以上事を大きくするのは望まないんだ」
低い声で諭すような響き。落ち着いた口調のはずなのに、逆に僕の神経を逆なでした。

「すいませんけど、それは関係ありません」
声は少し震えていたかもしれない。けれど気持ちは揺らがなかった。むしろ怒りが背中を押していた。

そして、一呼吸おいて告げた。
「弁護士を入れて、法的に進めます」

長い沈黙の後……
電話口の空気が一変した。
「テメェ!!これ以上ゴチャゴチャすんな!わかってんだろうな!」

もっともっと怖い言葉を浴びせられたが
断片的に覚えてるのはこのフレーズだけで…

鼓膜をつんざく怒声。耳の奥が痺れ、背中を冷たい汗が伝ったのを今でも鮮明に覚えてる。

それでも、不思議と心の奥では冷静だった。

(あぁやっぱりそうだ。本当のことを突かれたから、こんなに取り乱すんだ)
冷静さを装いながら、確信が深まっていった。

その後、地元の友人たちにこの出来事を打ち明けた。
「相手が誰でも関係ねぇから!アイツらがしている事が間違ってる! お前は少しも悪くない!」
拳を握り、声を荒げる友人たち。その目には本気の怒りが宿っていた。

胸が熱くなった。守られている——そんな想いが込み上げた。
けれど同時に、押し潰されそうな不安も広がった。

それは先輩の周囲や近しい人達の中に反社会勢力の人達との繋がりがあるのを以前から知っていた…

そんな人達と争い立ち向かう事は、
必然的にその反社の人達とも争う事となる。

しかし、彼らは家庭を持ち、子どもを育て、ローンを背負って地元に家を建てている。
その日常は、彼らにとって守るべき宝物のはず。
そんな大切な生活を、こんなくだらない争いで壊させてはいけない。

もし友達の誰かに何かがあったら?
もしその家族に危険が及んだら?
想像した瞬間、胃の奥がぎゅっと締め付けられた。

友人たちの言葉は心強かった。
でも僕の中で響いていたのは一つだけ。

——これ以上、誰も巻き込んじゃいけない。僕が一人で終わらせなければ…

パート6へ…。


💬 読者の方へ
ここまで読んでくれてありがとうございます。
もし大切な仲間が危険に巻き込まれそうになったら…あなたならどうしますか?
ぜひ、感じたこと、体験等あればコメントで教えてください。

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