【簡単あらすじ】麦本三歩の好きなもの・第二集(微ネタバレ)【住野よる/幻冬舎文庫】
『 それにしても可愛い弟だ 』
前作同様、大学図書館職員・麦本三歩の日常についての作品です。
ただ、前作から年月が経っていることで、三歩自身も・三歩の周りの人も、
少しずつ変化するところ(してしまうところ)に注目です。
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『はじめに』
東北南部でも水不足が心配されるような、真夏日どころか猛暑日が毎日続いています。
当然、エアコンを起動しながら自室で過ごすことが多くなりますが、そうなると読書をするための絶好のシチュエーションを得られ、読書が捗る時期がやってきましたので、最近読んで印象に残ったり、買ったまま積んでいたりした本の感想を書こうと思います。
この感想で、その作品や著者に少しでも興味を持って頂ける内容にしたと思いながら書いていますが、登場人物やぼんやりしたあらすじなど、『微ネタバレ要素』を含む記載がありますので、その点にご注意ください。
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本作品は、「あるキャラクターを中心とした日常系小説」で良くある小説タイプのように、
他の誰にも無いような才能を持っており・
周りの人々を巻き込んで何か大きなことをやり遂げる、
という訳では全くない、
皆さんの周りにもいそうで、日常で出会いそうな麦本三歩というキャラが、
職場に新人が配属されることになり、どのように対処すれば良いか悩み、
アパートのお隣さんとの関係性に悩み、
職場の先輩が辞めてしまうことに悩み、
後輩の意見に頷きながら「見どころのある奴だ」という顔をするだけの簡単なお仕事をするような、
二日酔いで地獄のような気分を味わい、もう酒は飲まないことを決意するような、
駄菓子屋で小学生女子と一緒に折り紙を折るような、
実家で双子の弟と何気なく話すことで絆を感じるような、
大学図書館で働く女性職員の、そんな何の変哲もない日常を描いた作品です。
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私も前作を読了し、レビューしましたが、
麦本三歩シリーズは累計で55万部を突破しており、2025年6月に第三集も発刊されている人気シリーズになっていますので、
恐らく私のように、主人公に特別な何か(刺激など)を求めていない作品を好む方は、全国に多くいらっしゃるのでしょう。
前述したようなパワフルな・特別なパーソナリティを持っている主人公も良いですが、個人的には、こういった
「ありふれた」「誰もが過ごしているような」日常
をテーマにした小説が好みです。
今作の「職場に配属された新人とのやりとり」や「お隣さんとの関係性の悩み」などは、多くの方が共感するのではないでしょうか。
全く特別でない女性の、落ち着き・ほんわかする日常を描いた作品。
是非ご一読ください。
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