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5話 親に相談したのに、私は嘘をつきました


550万円を失ったあと

夫にバレてしまう

なんとかこの借金をなかったことに
しなくては、とばかり考えていました。



とは言っても、満額借りているので、どうしたらいいか分からず、途方に暮れていました。

相手から、

「クレジットカードでローンを組めますね。組みましょう!」

と言われました。


私は90万円のローンを組みました。

さらに、

クレジットカードで仮想通貨を買うように言われます。

でも、何度やってもカードが使えません。


そのたびに、

「これって、おかしくない?」

そう思いました。

だけど、

夫にバレることが、

550万円を失ったことがとにかく怖かった。

だから、

立ち止まることができませんでした。



どうにもならなくなって、

私は疎遠になっていた親に電話をしました。

「詐欺に遭って、300万円騙された。」

そう伝えると、

親はすぐに、

「警察へ行きなさい。」

と言いました。

「被害届も出しなさい。」

とも言いました。

その言葉を聞き、
一度電話を切り、

しばらくしてもう一度親に電話しました。


「警察に電話したよ。」

「被害届も出した。」

本当は、

まだ何もしていませんでした。

私は嘘をつきました。

何度も何度も
本当のことを言おうと思いました。

でも言えなかった。


助けてほしくて電話したはずなのに、

本当のことは言えませんでした。

あの日から、毎日

「嘘をついてごめんなさい。」
と親の顔を浮かべては
心の中で謝っています。



今日の再生の一歩

今なら思います。

助けを求めることと、

全部を一人で抱え込むことは、

全然違うんだって。



次回。

親が貸してくれた300万円。

私は、そのお金でもう一度人生をやり直そうとしました。

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