レラとの休日
レラはお散歩やお出かけが大好きでした。
私と夫が休みの日に外出の準備を始めると、レラも「一緒に行くのかな?」というように立ち上がります。
反対に、自分はお留守番だと分かると、何も言わずに座って見送ってくれました。
ただ、お留守番のときは、帰宅するとなんとなく背中が尖っているような雰囲気で、「ちょっと拗ねてるのかな?」と思うこともありました。
もちろん本当にそう思っていたのかは分かりません(笑)
レラはどちらかというと我慢強い性格でした。
何かを強く要求することはあまりなく、静かにこちらの様子を見ているような子でした。
だからこそ、そんな小さな感情が見える瞬間がとても愛おしく感じられました。
休日になると、私たちはよくレラを連れて近郊の公園へ出かけていました。
レラは北海道犬だからなのか、それとも単純に好みだったのか、人工的に整備された場所よりも自然が多く残る公園が好きだったように思います。
木々の匂いを嗅ぎながら歩き、草むらをのぞき込み、ときには鳩を追いかける。
特別なことをしているわけではありませんが、とても楽しそうでした。
途中でアイスクリームを買って食べたり、お昼ごはんをテイクアウトして車の中で食べたりすることもありました。
今思うと、私たちの楽しみにもずいぶん付き合ってもらっていた気がします。
そんな休日のお出かけは、私たち夫婦にとっても楽しみな時間でした。
「次の休みはどこの公園へ行こうか」
そんな話をするだけで、平日の仕事も少し頑張れたような気がします。
毎日の散歩も同じでした。
朝は軽めに済ませることが多かったですが、夜は少し長めに歩いたり、車でお気に入りの公園まで行ったりしていました。
他の犬と積極的に遊ぶタイプではありませんでした。
それよりも、自分のペースで歩き、気になる匂いを嗅ぎながら散策することのほうが好きだったように思います。
今では、レラと歩いていた公園の多くをホッタンと散歩しています。
同じ道を歩いていても、匂いを嗅ぐ場所も歩く速さもそれぞれ違います。
それでも、ときどきふとレラが楽しそうに歩いていた姿を思い出します。
お気に入りだった公園の中には、まだホッタンと行けていない場所もあります。
これから少しずつ、ホッタンとも新しい思い出を作りながら、また訪れてみたいと思っています。
特別な旅行も大切な思い出ですが、振り返ると一番多く思い出すのは、こうした何気ない休日や毎日の散歩なのかもしれません。
