恋愛で一番選ばれないのは、「悪い男」ではありません。「自分は普通だ」と思っている男です。
終電間際の駅前、
何度も彼女を泣かせてきた「あの男」の車が横付けされた。
「乗れよ」の一言で吸い寄せられるようにドアを開ける彼女。
立ち去り際、窓越しに見えた彼女の瞳は、僕には一度も見せたことのない熱を帯びていた。
ハンドルを握る「あの男」の顔は見えない。
けれどバックミラー越しに、真面目で都合のいい僕を嘲笑い、「結局俺を選ぶんだよ」と勝ち誇る不敵な笑みが確かに浮かんでいる気がした。
「ごめんね、○○くん。本当にいつも優しいね。ありがとう」
――刃のついていないその言葉は、どんな鋭利な刃物よりも深く、静かに僕の息の根を止めた。
正直、ずっと納得できませんでした。
真面目に働いている。
ギャンブルもしない。
浮気なんて考えたこともない。
彼女ができたら、
誰よりも大切にする自信がありました。
それなのに、
私が好きになった女性が惹かれていくのは、
なぜか「遊んでいそうな男」や「チャラそうな男」ばかり。
「真面目に生きてきた意味って、何なんだろう。」
そんなやるせなさを抱えながら、
当時の私は、本気でこう思っていました。
「結局、女性は悪い男が好きなんだ。」
しかし今振り返ると、
私には大きな思い込みがありました。
そしてこの思い込みは、
恋愛がうまくいかない多くの男性に共通しているように思います。
それは、
「優しくて真面目に生きていれば、いつか誰かが自分を選んでくれる」
という思い込みです。
彼女ができたら誰よりも大切にする。
浮気なんて絶対にしない。
相手を傷つけるようなこともしない。
だから、
いつか自分の良さを分かってくれる女性が現れるはず。
私も、本気でそう信じていました。
ところが、
その考えには一つ、
大きな勘違いがあったのです。
私はずっと、次の二つを同じものだと思っていました。
彼女ができたら大切にできること
彼女候補として選ばれること
実はこの二つは、
まったく別の話でした。
「大切にする自信がある」というだけで、
自分は恋愛でも選ばれる側の人間だと思い込んでいたのです。
しかし、
女性が最初に見ていたのは、
そこではありませんでした。
もちろん、
私は何も努力してこなかったわけではありません。
女性との会話術を学びました。
心理学の本も読みました。
LINEの送り方や恋愛テクニックも、必死に勉強しました。
「これを身につければ、きっと恋愛もうまくいく。」
当時は、
本気でそう思っていたのです。
でも、現実は変わりませんでした。
デートまではできても、
その先につながらない。
頑張れば頑張るほど、
「何が悪いのか分からない」という焦りだけが大きくなっていきました。
後になって気づいたのは、
恋愛がうまくいかなかった理由は、
「悪い男」だったからでも、
「魅力が足りなかった」からでもありませんでした。
本当の原因は、
「自分は普通だから大丈夫」
と思い込んでいたことです。
ところが、
女性は私が思っていたように、
「加点方式」で相手を見ているわけではありませんでした。
むしろ、
無意識のうちに「減点方式」で見ていたのです。
私は、
その減点ポイントに気づかないまま、
「どうすれば好かれるか」ばかりを必死に考えていました。
振り返ってみると、女性が見ていたのは、
私が思っていたような「優しさ」や「真面目さ」だけではありませんでした。
自分では「普通」だと思っていた言動の中に、
女性が無意識に違和感を覚えるポイントがいくつもあったのです。
それは、
第一印象かもしれません。
会話の仕方かもしれません。
距離感や、
自信のなさ、
焦りだったのかもしれません。
どれも一つひとつは小さなことです。
でも、
その小さな違和感が積み重なり、
私は恋愛対象から少しずつ外れていたのです。
あなたも、
「自分は悪い人間ではない」
と思っていませんか。
真面目に働いて、
人を傷つけるようなこともしない。
彼女ができたら、
きっと大切にする。
だから、
いつか自分の良さを分かってくれる女性が現れるはず——。
私も、ずっとそう信じていました。
ところが、
恋愛で見られていたのは、
「善人か悪人か」ではありません。
私が知らないうちに線を引かれていたのは、
もっと別のところだったのです。
恋愛テクニックを学ぶ前に、
私にはもっと早く知るべきことがありました。
それが、
女性が無意識のうちに恋愛対象から外してしまう「減点ポイント」の存在です。
以下の記事では、
私自身が何年も気づかなかった「恋愛対象から外れてしまう男性の6つの共通点」を、実際の体験を交えながら整理しています。
「頑張っているのに、恋愛だけうまくいかない。」
そう感じているなら、
まずは自分がどこで恋愛対象から外れているのか、
一緒に確認してみませんか。
