復活か消滅か。”新世代クラウン”の今と未来を解説
日本を代表する高級車『クラウン』 その歴史は70年に及ぶ――しかし今、その歩みは最大の岐路に立たされている。
若い人からお年寄りまで誰しもが一度は耳にしたことがあり、企業のトップから政治家まで乗るこの車には多くのものが求められている。
当時の社長である豊田章男氏が「明治維新」と銘打った”新世代クラウン”
70年の伝統を誇るこの高級車が“新世代”と銘打ってはや3年、未来にあるのは光か、それとも闇か。――本稿ではその実像に迫る。
独自の高級車路線の活路
第1章: 歴代クラウンの“美学”と“持病”――新世代クラウンが背負う宿命
”中村健也” ーー 日本初の純国産車を開発し、日本の最高級車『センチュリー』を生み出した伝説の人物。

https://www.jahfa.jp/2022/12/08/中村-健也/
この男が日本初の純国産車として開発したのが初代の『トヨペット クラウン』であった。
常に”革新と挑戦”という志を持ち開発し続けた『クラウン』は徐々に日本人の心に浸透していき、バブル期にはすっかり定着していた。

https://toyota.jp/info/crown_brand/70th/
8代目のキャッチコピーであった『いつかはクラウン』がすっかり定着し、日本の高級車として歩んでいたが、これまでに大変革がなかったといえば嘘になる。
1番の改革は21世紀に入ってすぐ登場した12代目モデル。通称”ゼロクラウン”だ。

https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/car/id60005855/index.html
従来モデルと比べ、大きく変わった部分は2つだった。
・”デザインの改革” - 従来の角張ったデザインから流線型のフォルムに
・”エンジンの改革” - 伝統の直6エンジンから新開発のV6エンジンに
「ゼロからのスタート」と掲げて開発したこの”ゼロクラウン”は21世紀に相応しいデザイン、装備、走行性能を刷新した。
当時はまさに”大改革”と捉えられたこの進化はユーザーの心を掴み先代以上の販売台数の増加を達成した。
しかし、この後から10数年ずっとトヨタ社内で協議されていた事柄が存在した。
これこそがまさにクラウンが抱える”持病”
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