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”和の矜持を貫け” LSから見る”日本の高級車のあり方”とは何か

みなさんは”誇りに思えるもの”、ありますか?

なぜこんなことを聞くのかというと、これからお話しするお話にとても”重要なポイント”として関係があるからです。

今回の主役は、レクサスのフラッグシップサルーン。『LS』です。

この”日本が誇る”フラッグシップサルーンから見る、日本の高級車のあり方、矜持というものを考えてみようと思います!



平成と共に始まった ”日本の高級車”

第1章:日本の高級車の代表格、LSとは何か

日本の高級車の歴史の系譜というものを作ったのは、”トヨタ”であることは間違い無いでしょう。

元々、トヨタが初の”国産乗用車”として作った『クラウン』も、後に開発された『センチュリー』も紛れもない高級車です。

しかし、これらはあくまで”国内向け”であり、世界市場に羽ばたいていくクルマではありませんでした。

そのため、昭和の頃の世界から見た『日本車』というのは

安くて壊れない大衆車

であり、”高級車”のイメージは微塵もありませんでした。むしろ、少し舐められていたぐらいまであったことでしょう。

しかし、それを覆したのが『LS』でした!

・1989年 北米における”トヨタ”のラグジュアリーブランドとして発足
・レクサスのフラッグシップセダン『LS』(日本名:セルシオ)誕生

初代LS(セルシオ)
https://gazoo.com/feature/celsior/24/04/01/

当時、あまりの完成度に世界が衝撃を受けました。

あの”メルセデス・ベンツ”でさえもが購入し、ネジ1本まで分解して調べ上げたという逸話が残るほどです。

国内においては『クラウン以上、センチュリー以下』という特殊なポジション

しかし、世界的には”日本の高級車ブランド”『レクサス』の最高級車という地位を確固たるものとしていきました。

その後、2005年にレクサスが日本でも発足。それに伴いセルシオの販売が終了し、国内でも4世代目となる『レクサス LS』の販売が開始されました

4世代目のLS、画像は『LS600h』
https://www.carsensor.net/contents/market/category_1491/_66646.html

そして、今年”日本法人発足20年目”となるレクサスは現在、通算5世代目となる『LS』を販売しています。

それまで「高級車=欧州」という構図を覆したのが、まさにこの『LS』でした。
日本車が初めて、世界のラグジュアリー市場の真ん中に殴り込んだ瞬間だったと言えるでしょう。

しかし、平成に始まった”日本の高級車”は現代の令和まで続いているが、課題もにじみ始めっているのです、、、


第2章:現行LSが滲ませる、魅力と辛さ

通算5世代目となる『LS』は2017年に発売され、今年で8年目。

現行型LS 『LS500h』
https://lexus.jp/models/ls/

レクサスが誇る、フラッグシップサルーンであるこの『LS』にもさまざまな戦略や課題が渦巻いています。

まず、現行LSが放つ魅力と抱える課題を見ていきましょう。

🔸現行LSの魅力
・歴代最高の存在感と迫力
・レクサス最高品質の塗装
・熟成の進んだ作り込み

・歴代最高の存在感と迫力
2017年に新しくなった、現行『LS』は歴代最大のサイズへと変身しました

全長 - 5,235mm
全幅 - 1,900mm
全高 - 1,450mm (AWD - 1,460mm)
ホイールベース - 3,125mm

以前までと異なり、1ボディとなっているので取り回しは少ししんどい部分が出てくるかとは思いますが、その分”存在感”は凄まじいと言えます。

・レクサス最高品質の塗装
レクサスの塗装品質は、世界の中でもかなり高いと評判が良いです。

フラッグシップサルーンである『LS』の塗装クオリティはその中でもかなり高く、注目は『銀影ラスター』という色。

銀影ラスター
https://lexus.jp/models/ls/

費用はなんと『33万円!』と高額ですが、その価値があると言えるほどにクオリティの高いシルバーで一際目を引くものと言えるでしょう。

・熟成の進んだ作り込み
2017年にデビューしたことから、8年の間の幾度と改良により作り込みの精度はかなり高くなっています。

・ボディの剛性強化
・足回り(サスペンションのブッシュ等)の進化
・先進安全装備の進化
・新色の追加

などなど、定期的な改良を重ねており、”最新こそ最良”という姿勢を貫いています。

🔸現行LSが抱えている課題
・先代に及ばない販売成績
・進化の方向性への迷い
・レクサスの指針との整合性

・先代に及ばない販売成績
先代型は2006年〜2017年まで販売された長寿モデルでした。

「だから差があるんだろ!」と言いたくなりますが、そうではありません。

原因はやはり”セダン市場の縮小”を鑑みた対応でしょう。

先代の販売中ですら、たびたび「セダン離れ」ということは言われてきましたが、当時はきちんと”フルラインナップ”で構えていました。

・4.6リッターV8エンジン(LS460)
・5.0リッターV8+モーター(LS600h)
・ショートボディ/ロングボディの設定

これらが為されていました。これは様々な需要に応えることのできる布陣です。

しかし、現行型は
・3.5リッターV6ツインターボ(LS500)
・3.5リッターV6+モーター(LS500h)
・1ボディ(ショートとロングの中間)

という形をとっています。

これはもちろん、「マーケットのサイズに合わせたバリエーション」と言えばそうでしょうが、このやり方は”コストの削減”はできても、”車としての深み、豊かさ”というものは損なわれてしまいます。

確かに、コスト削減は企業の宿命かもしれません。
しかし、それによって“魂の密度”まで削ってしまってはいけないと私は信じています。

やはり、一長一短なやり方と言えるでしょう。

・進化の方向性への迷い
・レクサスの指針との整合性

この2つは、同時にお話しさせていただきます。

今、レクサスが向かっていく方向というのは”電動化”の道です。

トヨタ自身は「マルチパスウェイ」と言って、すべてのパワートレイン存続に向け、現在開発を進めています。

しかし、レクサスブランドとしては”電動化の推進”という方向性を持たせられましたので、当然フラッグシップサルーンである『LS』にもその波は訪れることとなります。

しかし、世界的なマーケットの趣向や、この手の車の販売動向を見ていくと、”一部地域を除き”この手のプレミアムモデルの電動化には”停滞の波”が訪れているのは間違いありません

古典的な”エンジン”という価値が、世界の富裕層の心を未だ掴み続けているのは間違いない事実です。

その中で、”電動化”という旗を背負う『レクサス』そして、『LS』がどうなっていくかは、レクサス自身。岐路に立たされていると言えるでしょう。


総論

現行をみくびるな! ”本質的なゆとり”をもっと訴えかけろ!

さて、みなさんいかがでしたでしょうか?

最後に私の所管をひとつ述べさせていただきます。それは

『本質的な”ゆとり”あるもの。仕立ての良さをもっともっと訴えていくべき!』

ということです。

”セダン”というのは確かに現在下火でしょう。

しかし、”試合終了”ではないと思います。

本質的な良さを追求し、ミニバンやSUVタイプでは出せない、高級車としてあるべき”本質的なゆとり、仕立ての良さ”を訴えかける戦略を気づくことができれば、このセグメントにも未来はあると信じています。

みなさんもぜひ一度”ホンモノの豊かさ”を味わってみてください!

それではまた次回! ばいなら〜


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