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私がかつて在籍していたバンドを振り返る日

こんにちは、remptyです。
皆様、バンドって組んだことありますか?
もちろん、音楽のジャンルは問いません。

CYS!/\CYS!/\CYS!

🧑🏻‍🦰CYS……?昔どこかで聞いたような……
🧑🏻‍🦰七枷社……シェルミー……うっ!頭が……!
🙋🏼──蛹を破り、蝶は舞う(35HITS)





ちなみに私は中学生時代にバンドを組んでいましてね。耳喰兎MIMICU)って名前のスリーピースバンドで、楽曲のジャンルは主にプログレッシブ・ロックでした。

「あー!耳喰兎!昔どこかで聞いたことがあるよー!」って方は是非コメント欄で教えてくださいね。おそらくあなたは私と同郷かつ同じ中学の出身者です。私は人生をかけてあなたを探し出し、その記憶を消去せねばなりません。

ちなみに、バンド名はと略されることが多かったですね。コアなファンほど耳、ライトなファンほど兎という略称に病的なこだわりをもっていたため、地元では略称をめぐる暴力事件が後を絶ちませんでした。

毎回ライヴに来てくれていた有名なコアファンの美兎★☆みうぼしオセロさんはバンド名になぞらえて33名のライトファンを襲撃して彼らの右耳だけを切り取った容疑で逮捕されちゃいましてね。今もウサギ小屋みたいな檻の中です。

さて、そんな元気いっぱいで素敵なファンの皆様に支えられた耳喰兎は25年前のまさに今日、11月2日に惜しまれつつも解散しました。だから今日は、昔の思い出に浸りながら耳喰兎の歴史を簡単に振り返っていきたいなと思います。




🐰メンバー
畑咲弦十郎丑三はたけざきげんじゅうろううしみつ(ボーカル・ベース)←私
・リビングデッド人参にんじん(ギター)
土竜もぐらサマンサ(ドラムス)

🐰結成のきっかけ
3人でスマブラをしていた時、遠距離からサムスのチャージショットばかり使う人参に腹を立てた土竜が見たことのないスピードの貧乏ゆすりをしはじめたので試しにバスドラを踏ませてみたところ、1秒間に24回以上も鳴らすことができたのでその日のうちにバンドを結成しました。

🐰バンド名の由来
すべての音楽は模倣からはじまるという強固な思想のもと、MIMIC(模倣の意)をそのまま使用しました。ただ、ギターの人参は最後まで反対していましてね。「バンドの名前はウサギ戯画がいい」と駄々をこねたので仕方なくウサギ要素を組み込んだわけです。

🐰デモ音源の作成


結成2日目でデモ音源を作成しました。ここがバンドとしての実質的な"はじまり"でしたね。

土竜のバスドラと人参の鼻歌だけで構成されたアグレッシヴかつレジーな楽曲です。得意の鼻歌がバスドラにかき消されてしまうことに腹を立てた人参が途中でハーモニカを吹き始めたため、土竜が激怒しちゃって大変でした。

ちなみにその後の二人の罵り合いがそのまま楽曲に採用されています。土竜の静かな怒声「人んちの庭に埋めるよ?」で曲がドロップ、アウトロは2人のやりとりに業を煮やした私の長いシャウト(沖田カイのモノマネ)です。ライヴでは沖田カイの愛機であるビークスパイダーを即興で組み立てるパフォーマンスがとくに好評でしたね。


🐰ミニアルバム『夏毛』


2ヶ月後にはミニアルバム『夏毛』をリリースしました。タイトル通り、夏を感じさせる楽曲ばかりです。

このミニアルバムは33枚限定でリリースされました。地元の総合病院のタクシー乗り場で突発的に無料配布されたため、アルバムの多くはご年配の方々の手に渡り、畑のカラス避けとして利用されました。現在はプレミア価格で取引されているため、入手は困難を極めます。

収録曲の「夏、雨、カルピス」はファンの間でとくに人気が高く、ライヴで最も盛り上がる曲でしたね。念のため歌詞を貼っておきます。

雨を待つ僕は
アスファルトの染みで
雨を飲む僕は
プールサイドの死人で

カルピス 原液の気持ち
カルピス 夕立で薄めよか
カルピス 原液の気持ち
カルピス 夕立で薄めよか

雨を待つキミは
冷蔵庫の奴隷で
雨を飲むキミは
下水道の売女で

カルピス 原液の気持ち
カルピス 夕立で薄めよか
カルピス 原液の気持ち
カルピス 夕立で薄めよか


🐰軋轢
人参がファンに手を出したので半年間の活動休止に追い込まれました。私は意を決して「別のギターを入れよう」と土竜に迫りましたが、土竜は決して首を縦に振りませんでした。

後になって判明したのですが、彼は人参に多額の借金をしていたのです。当時の私はもちろんそんなこと知りませんからね。休止期間中、私と人参の関係はずっとギクシャクしてました。

そんな我々の様子が余程ストレスだったのでしょう。この時期の土竜は心労のあまりバファリンとトローチを砕いて混ぜて鼻から吸引するようになっていました。


🐰ミニアルバム『活殺』


長い活動休止期間を経て、二作目のミニアルバム『活殺』が完成します。とある音楽雑誌のコラムでは「活動休止期間中の軋轢が彼らのサウンドに重厚な攻撃性を付与した」などと書かれていましたが、正直まったく意味が分からなかったです。

ちなみに本作はファンの間で最高傑作と呼び声高いミニアルバムとなっており、とりわけ2曲目の「舌を噛み切ったワニ」の人気は凄まじいものでした。熱心なファンは「3週間で2回も聴いてしまった」などとSNSの鍵垢で呟いていたくらいです。歌詞を全文のせると規約にひっかかるため、サビだけ貼っておきますね。

形而上のメロンを送ろう
常温性の ゆうパックで
形而上のスイカも送ろう
夜行性の 着払いで


🐰フルアルバム『背骨』と挫折、解散


満を持してフルアルバム『背骨』をリリースしました。3人が心血を注いだ作品でしたが、ファンの反応は冷ややかなものでした。

「商業主義に傾倒した駄作」
「活殺の頃の音を返して」
「バスドラが速いだけの一発屋」
「ベースはミニ四駆を弄ってるだけじゃん…」
「インストの背骨折だけは認める」


私たちは文字通りモチベーションという名の背骨を折られましてね。アルバムをリリースした翌日に近所のスーパー(成城石井)で解散を宣言したというわけです。



さて、私が中学生時代に脳内で結成した架空のバンドの歴史はいかがだったでしょうか。十一月は芸術の季節ですからね。皆様も昔作った架空のバンドのディスコグラフィを晒して気持ちよくなっちゃえば良いのではと思います。

以上、畑咲弦十郎丑三でした。

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