イスラエルに関する偏向報道の理由(9割無料)~ハルマゲドンへの道~①
前回の記事でちょろっと取り上げたイスラエルに関する偏向報道であるが、実はこれこそが、世界をハルマゲドンに導く灯台の明かりの役目を果たすことになる。
イスラエルに関する世論操作だが、その波は教育の現場から都市伝説やオカルトの世界にまで及んでいる。
オカルト界隈では『シオンの議定書』なんかが有名だ。もう偽書だと分かっているのにいまだに使われつづけている人気のネタである。あれは、ユダヤ人ではなく、ユダヤ人を陥れようとしている人々の計画が書かれた書物だろう。
また、ヘブライ語を知らないのになぜか「ゴイム」という単語だけは知っているという都市伝説好きも結構いるのではないか。なぜかユダヤ人がそれ以外の民族を見下す言葉のように紹介されていたりするのだが、実際は「外国人」「諸国民」といった意味でしかない。
そういえば、日本でも「外人」という言葉は差別用語だとして、今では主に「外国人」という言い方がされている。外から来た人が外人なのは字義的にも当然だし、外人も外国人も一緒だと思うが、よくわからん。どうせなら、おもてなしおもてなし言ってることだし、「客人」(まろうど)を流行らせたろか?
ほかにも腑に落ちないのが、「支那」が差別用語だということである。ほかの国だって、中国を「チャイナ」とか「チーナ」とか「シーン」とか呼んでいるのに、それらと同じルーツを持つ「シナ」を日本人だけ使ってはいけないとはどういうことなのか?良くない漢字を使ってると言われたりもするが、日本人にそんな感覚はない。なんなら自分とこの地名や人名に使ってる漢字ですけど。
それより、ロシアが中国を呼ぶときの「キタイ」のほうがマズイのではないだろうか?
昔、中華を征服した北方民族の名前で今も呼んでますけど、それは良くてシナはダメなのはなぜなのか?
…と話はそれたが、妙な言いがかりをつけられがちなところは、日本とイスラエルの似ているところである。
日本も他国によってなかったことを事実のように宣伝されることがあるが、イスラエルも同じである。日本のテレビ討論やニュースを見ていると、視聴者がイスラエル寄りになりそうな情報は伏せられ、逆にパレスチナの嘘はそのまま放送して訂正されず、といったわかりやすい情報の選別が行われていて、なんだかモヤモヤしてしまう。
⇒⇒「神の呪いを呼んでいる?」参照。
そもそもガザの中にも親イスラエルの人たちはいるし、パレスチナ自治区以外のイスラエル領内にふつうに暮らしているアラブ人もいる。お隣のレバノンはイスラム教徒だけではなくキリスト教徒も多い国で、反ヒズボラも一定数存在する。せめて、これくらいは報道してもいいのでは?
そんなわけで、ここからはテレビが伝えない歴史的事実と、世界を反イスラエルに仕向けることの意味と理由を解説していく。
これは、アラブを擁護するかイスラエルを擁護するかという話ではなく、この対立をあおって我々を利用している人たちは、いったい何をしようとしているのか、という話である。
これを知っているのと知らないのとでは、この先の世界情勢の見え方が大きく変わってくるはずである。
それでは、世論操作を行うメディアと支配者が知られたくないディープな世界へ……、

不都合な歴史
まずもって、パレスチナ人とは誰のことか?
第2次世界大戦中にドイツで行われたオリンピックに、パレスチナ人として出場したのは、当時のイギリスの委任統治領パレスチナにいたユダヤ人であった。
現在のようにパレスチナ自治区にいるアラブ人に限定してパレスチナ人という呼称を用いだしたのは、イスラエル建国後のことではないだろうか。つまり、ユダヤ人がやってくる以前に、そこにパレスチナ人と呼ばれる人々は存在しなかった───。
ユダヤ人は19世紀の終わりごろから、現在のイスラエル領内の土地をオスマン帝国からちょっとずつ買い上げ、移民をはじめている。
そのころ、パレスチナと呼ばれていた土地は全域が荒野であり、少数の遊牧民しか住んでいない無人地帯であった。
パレスチナが荒野であったことは十字軍の記録にも見られ、無人地帯であったとは19世紀の旅行者の証言である。
また、先祖のお祭りの様子としてアラブ人が見せてくれたエルサレムの白黒写真は、完全に廃墟であった。
『エゼキエル書』にはこのように書かれている。
あなたがたは、わたしがあなた方の先祖に与えた地に住み、あなたがたはわたしの民となり、わたしはあなた方の神となる。
……わたしは木の実と畑の産物を増やす。それで、あなたがたは、諸国の民のあいだで二度と飢饉のためにそしりを受けることはない。
この荒れ果てた地は、通り過ぎるすべてのものに荒地と見なされていたが、耕されるようになる。
(エゼキエル36章28、30、34節)
中世から現代にかけて、ヨーロッパのユダヤ人はことあるごとに迫害の対象となっていた。災害や飢饉が発生すると、その元凶とされたり不満のはけ口にされることで多数が殺害されるということがたびたび起きていた。第2次世界大戦中の市民生活が大変な時代にポーランドやウクライナで起きたポグロムなんかがそうである。「飢饉のためのそしり」とはそういうことだろう。
現在、イスラエルで農業が盛んなのは、もともと農民であったユダヤ人移民が根気よく働いたおかげである。ユダヤ人移民がやってくる前は、現在農地であるところのほとんどがサボテンも生えない荒野だったという。
今イスラエルにいる都市住民としてのアラブ人の流入は、ユダヤ人移民がやって来て定住農民となり、町を造りはじめてからのことになる。アラブ人の多くは新たなビジネスチャンスのために周辺諸国から流入したのだ。
その後、ユダヤ人アラブ人ともに人口が増えると、激しい衝突が起きるようになる。でもこれ、双方のほとんどが移民なのである。
時代が進んで、ご存じイギリスの2枚舌外交───アラブ人のオスマン帝国からの独立とパレスチナにユダヤ人居住地の建設の支援を約束───により、まずは東パレスチナにアラブ人の国トランスヨルダン首長国が建国される。
この国の王家は現サウジアラビアのメッカやメディナのあるヒジャーズ地方を治めていたハーシム家である。この国は1949年に国名をヨルダン・ハシミテ王国に改めている。
そう、ヨルダンは東パレスチナである。このことも、テレビではなぜか言わない事実である。ヨルダンが建国された時点で、パレスチナの半分以上がアラブ人のものとなった。それでも、まだヨルダン川西岸地区とガザをアラブ人側に取り分けようとしている。このままいくとイスラエルが消えてしまいそうである。

ところで、1948年にはイスラエルも建国できたのだから、二枚舌だの三枚舌だの言われるイギリスは、結局のところ約束を果たしたと言ってあげてもいいのではないだろうか?
今回の開戦の経緯
ガザは現在イスラエルの占領下にある。
だが、ヨルダン川西岸地区とガザがイスラエル領でありつづけている原因は、イスラエルがシナイ半島までを占領した第3次中東戦争後にヨルダンとエジプトが交渉を拒否したせいでもある。イスラエルは交渉の用意をしていたのだが、敗北したアラブ側が交渉も講和も拒否したのである。
エジプトは第1次中東戦争時にガザを占領。
第3次中東戦争時にはイスラエルに逆にガザを越えてシナイ半島まで占領された。
第4次中東戦争後にエジプトはイスラエルとの平和条約を締結し、それによりイスラエルはシナイ半島から撤退。だが、ガザの返還要求はなされなかった。
エジプトがシナイ半島を返してもらいたかったのはスエズ運河があるからである。スエズ運河はエジプトの大事な収入源だ。
一方、当時のガザにはとくに何も良いものはなかった。
エジプトは一度は占領したガザを、今も欲しいとは思っていない。むしろ、ガザの市民がエジプトに入ってこないよう、軍隊まで送ってガードしている。
イスラエルも面倒なガザは欲しくない。
我々日本人が北朝鮮を欲しいか?と聞かれて「いらない」と言うのと同じである。
しかし、近年、ガザ沖にガス田が見つかったことでやや風向きが変わりつつある。
そういった経緯もあって、今回の戦争がガザ沖にあるガス田奪取のためにイスラエルによって仕組まれたものという論調があるが、今のところそのような証拠はない。そもそもガザはイスラエル領内にあるのだし。
今回の騒動は突然はじまったというより、長いことつづいていたイスラエルとイランのばかし合いのさなかに起きたことである。
イランがイスラエル攻撃のための武器をシリアやレバノンに輸送してはイスラエルが破壊する、という展開が長いこと繰り返されていた。さらに、シリアが不安定化したことでイランがシリアに進出したため、イスラエル側はそこからイランの民兵あるいは革命防衛隊がイスラエル本土を攻撃することを警戒していた。
アラブ側もそうだが、当時、イスラエルはイランの号令による全方位からの一斉攻撃の情報を得ていた。その中で最も警戒すべきなのは最も戦力の高いヒズボラと、隣のシリアにいるイラン兵だった。だから戦力の多くを北に振り向け、南部のガザ周辺はおろそかになっていた。
エジプトがイスラエルに警告したのは事実だろう。エジプトもガザを含むイラン配下の反イスラエル民兵組織がいっせいにイスラエルに攻め込むという情報を得ていたはずだ。だが、だれもガザが単独で動くとは考えていなかった。
ところが。
ガザのハマスはスンニ派イスラム教徒である。
スンニ派は主流のはずである。
なのに、シーア派でアラブですらないイランの下部組織のように扱われては、しゃくに障るし、メンツが立たない。
それで、ハマスはいわば抜け駆けをして、号令を待たずして一番乗りしたというのである。
だから、開戦時のイランの反応が鈍かった。
戸惑っていたし、激おこだったという。そりゃそうだ。時間と資金をかけて構築した包囲網なのに、アラブ人のメンツによって計画が破綻したのだから。
イランの国是は嘘でもギャグでもなく「イスラエルの消滅」である。そのために、かれらは地道に準備をしていたのである。だから、ハマスの行為は、イランが完成させかけていたドミノを途中で倒すようなものであって、冷たくされても文句は言えないのだ。
イスラエル政府が発表した今回の開戦にいたる一連の経緯は、イスラエルの隣国のアラブ人から聞いた情報と一致する。われわれアラブ諸国に滞在していただけの外国人のあいだにも、イランとその仲間たちによる一斉攻撃の噂は流れていた。
一方、攻撃を受けたイスラエル人も当然ながら怒った。過去一怒った。
なぜなら、襲撃を受けたのは親パレスチナの人々が多い集落であり、それも、ISもびっくりの残虐さで住民が殺されてしまったのだ。
日本では野外パーティーの様子ばかり報道されていたようだが、もちろん、そっちもひどかった。レイプされ殺されていく女の子を隠れながら見ていることしかできずに生き残り、その後、命を絶ってしまった青年もいたようだ。
だが、イスラエル人が本当に怒ったのは、それよりひどい集落での虐殺である。襲撃者たちは自身の行為を撮影していたのである。その映像を見たイスラエル人が怒って戦意高揚するのも当然である。
しかも、大量に人質を取るという、イスラエル相手にやってはいけないこまでやってしまった。
イスラエルは日本政府とは違う。自国民を取り戻すためならば、たとえそれが死体であろうと努力を惜しまない国なのだ。
アラブ側は主に交渉材料として人質を取ったようだが、彼らはイスラエル人が「人権」に敏感なことは知っていたが、敏感なあまり二度とこんなことはさせまいとしてハマスの殲滅にとりかかるとは考えていなかったのだろうか?
…うん、考えてなかったと思う。十年以上アラブ人たちと付き合ってきた身としてはそう思う。
いずれにせよ、ヘイトで虐殺はいけない。ここは擁護してはいけないポイントだ。アラブ人だって普通のまともな人たちはハマスのやったことを擁護してはいない。遠く離れた西側諸国のほうがハマスを擁護する声が大きいような気がするのは、偏向報道と偏向教育のせいだろう。
そして、偏向報道の陰で忘れられている人々がいる。ハマスが消滅すれば、またもとのようにイスラエルに出稼ぎに出られ、自由にイスラエルの病院に行くことができ、公開処刑に怯えなくて済むとして喜ぶであろうガザの民衆がいることも忘れてはならない。
ガザの住民すべてがハマスの支持者というわけではない。
イスラエル人がアラブ人を虐殺したこともあった。アラブ人がイスラエル人を虐殺したこともあった。
双方がやりあっていることを忘れずに、どちらか一方に感情移入することなくフェアに判断しなくてはならない。でないと、報道のテンプレートから外れた人々がより苦しむことになる。そして、報道のテンプレートから外れる人々が必ずしも少数派とは限らないのだ。
聖書預言と反イスラエル
では、メディアや世の支配者たちが、テレビやインターネット、学校教育などを通じて世界の世論を反イスラエルに傾けようとしているその意図は何であるのか?
結論を言えば、聖書預言を成就させないためである。
オカルトめいて聞こえるだろうが、支配者層ほど占い師や予言者を重用するものである。
彼らは聖書もよく研究している。
しかし、善意からではなく、支配者層はハルマゲドンの戦いで一掃されると預言されているため、それを防ぐ方法を考えるために研究しているのである。
預言成就のカギはイスラエルでにある。
……というのも、世界のすべての国々を扱っていたのでは、書物の量が膨大になりすぎて誰も読めなくなってしまう。今だって多くの人々が3巻目のレビ記で挫折してしまうのだ。もう、そこは読み飛ばしてしまえ。
だからこそ、聖書はイスラエルに焦点を当てて、イスラエルとかかわりがないことは極力省いて記述しているのである。
だから、イスラエル人がこの世から消え去れば、聖書預言の成就は防げるのである。
───最後の時代にイスラエルは復活する。
彼らはこの預言の成就を阻もうとした。
ロシア帝国──ソビエト連邦やナチス・ドイツがユダヤ人の多くを殺害したが、かえってそのことがイスラエル建国につながってしまった。
彼らはイスラエルの復活を防げなかった。
イスラエル建国の数時間後にアラブ諸国が攻め入ったが、敗北した。
イランがレバノン・イエメン・アフリカ等のの民兵組織を支援してイスラエル包囲網を構築したが、ハマスのせいで台無しになった。
つぎはどうなるのか?
細かい動きは不明であるが、聖書の預言によると大筋はこうである──。
イスラエルは一時、平和と繁栄を享受する。
現在イスラエルはハイテク立国で先進国のイメージがあるが、つい十数年前まではそうでもなかった。観光業に携わるエジプト人の中には「ヨーロッパ人の見た目をしていてみすぼらしい格好をしている人」がユダヤ人であるとの認識をもっている人々がいたくらいである。
イスラエルは建国以来、戦争や抗争に悩まされてきた。この国が浮上してきたのはつい最近のことなのである。そして、テクノロジー産業や先進農業、資源開発によってさらに発展できる余地がある。
聖書によれば、イスラエルは周囲の敵を鎮めて、平和になるだろう。
……その国は剣の災害から立ち直り、その民は多くの国々の民の中から集められ、久しく廃墟であったイスラエルの山々に住んでいる。その民は国々の民の中から連れ出され、彼らはみな安心して住んでいる。
(エゼキエル38章8節)
その繁栄のさなかに、今度はロシアとその連合軍が攻め入ることになる。
この話は次回取り上げる。
さて、ここから先は国際組織の闇に触れていく。
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