【僕の小さな冒険】短編小説|仕事中に起きた出来事|早く元に戻して
こんにちわ。零ぴちゅ。です。
短編小説。
これまで僕の記事では、
レイラさんが小さくなっていました。
だけど。
もし、僕が小さくなったら。
そんな僕の大冒険。ぜひ、ご覧ください。
🟦第一話
終わらない仕事とダルそうな魔女
深夜。
僕はオフィスで一人、
書類とモニターに囲まれていた。
「はぁ。終わらない…」
黒い手袋越しにペンを回しながらため息をつく。
窓の外は雨。時計は深夜2時。
その時。
机の端に、青白い魔法陣がぼんやり浮かんだ。
「…うるさいなぁ」

そこに座っていたのは、
大きな魔女帽子を被った、ダルそうな少女。
ダルレーア。
「働きすぎ。見てるこっちが眠くなる…」
「えっ!? ダルレーアさ…ん!?」
彼女は半目のまま杖を向ける。
「少し静かになってもらう。」
「待っ・・・」
ぽわん。
青い光が僕を包み込む。
🟦第二話
小さくなった僕
次に目を開けた時。
世界が、巨大になっていた。
「…え!?」
ペンは電柱サイズ。
キーボードは階段。
マグカップは風呂桶。
「ち、小さくなってるーーーー!?」
そこへ。
のそっ…
とデスクに寝転がったダルレーアが現れる。
「成功した…」
「ねぇ!戻して!?」
「ダルいから無理…」
「そ、そんな理由!?」
ダルレーアは小さくなった僕を
指先でつまみ上げる。
「ちっちゃ…」

少しだけ口元が緩む。
「意外とかわいい」
「褒められてる気がしないよっ!」
🟦第三話
レイラ、発見する
翌朝。
ダルレーアの部屋に遊びに来たレイラは、
ベッドの上で何か動くのを見つけた。
「…ん?」
髪を揺らしながら近づく。
「えっ。」
そこには。
小さくなった零さんが、
巨大クッションによじ登ろうとしていた。
「れ、零さん!?」
「レイラさーん!!助け・・・」

ひょい。
レイラはそっと両手で零さんを包み込む。
青い瞳がきらきら輝く。
「……かわいい」
「レイラさんまで!?」
「手のひらサイズの零さん…」
レイラは嬉しそうに顔を近づける。
「持ち歩きたい…♡」
「ペットみたいに言わないでよぉ」
でもレイラはかなり気に入った様子だった。
🟦第四話
れい子は静かに笑う
その夜。
静かな部屋。
長い髪で目元を隠したれい子が、
小さな零さんをじっと見つめていた。
「…………。」
「れ、れい子さん?」
彼女は何も言わない。
ただ。
そっと指先を差し出す。
僕がその上に乗ると、
れい子は小さく微笑んだ。

「…小サイノ、好キ。」
「!?」
意外だった。
あの静かなれい子さんが、
小さな僕をすごく丁寧に扱っている。
本棚の隙間に秘密基地を作ったり。
ティーカップをベッドにしたり。
巨大なクッキーを分けてくれたり。
レイラは少しむくれる。
「れい子さん、気に入りすぎじゃない?」
「…ダメ?」
「ずるい。私も抱っこしたい。」
ダルレーアは奥で寝転がりながらぼそっと言う。
「…元に戻すの、面倒になってきた。」
「いや、戻してって!?」
🟦最終話
小さな僕の冒険は続く
元に戻る方法を探しながら、
レイラにポケットへ入れられたり、
ダルレーアの魔法に巻き込まれたり、
れい子の秘密基地で眠ったり。
小さくなった僕の不思議な毎日は続いていく。
そして今日も。
「零さんどこ?」

「…ここだよ…はぁ。。。」
僕専用の小さなベッドから、
僕の小さな声が聞こえた。
いかがでしたでしょうか。
僕が小さくなる物語。
良かったら、感想を聞かせてください。
🟦ハイライト

🟦おまけ

(なにがw)
#白銀の髪同盟
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